えんばなの第2話です!↓
おやじさんはそもそも何故葡萄の産地でもない熊本で”ぶどうを作ろう”と思ったのですか?
おやじ「それを話すとなごぉなっばい!?(長くなるよ)」
ぜひ今回はその辺の詳しい話をお願いします!
おやじ「では前回のようなストーリー仕立てでお話致しましょう!」
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「こんな山の中じゃぁとても土地利用型の農業は無理ばい・・・」
おやじは山ん中で日々考えておった。
栗を作っておったがどんなに高値で競り落とされても実際の経費と労力を考えたら、その価格も納得できる金額ではなかった。
仕事中だというのにその場に座り込み目をつぶって考え出した。
その時、小川を水が流れる音が聞こえてきた。
「そうか!ここにはこんなに素晴らしい渓流がある!」(菊池渓谷)
これを利用しない手はないと閃いたおやじ。
上流のこの澄んだ美しい水を利用するには・・・
ドジョウ・すっぽん・ジャンボタニシの養殖を思いついた。
それぞれ勉強をして実現可能か確かめてみたが、上流の水が思いのほか冷たすぎて、どれも不適だったのだ。*近くの渓流の水温は17℃くらいです。
そんな中、良い栗を作っていたこともあってか、農協から”梨”を作ってくれないか?という打診があった。
菊池市を梨の産地にしようという計画だったらしい。
「梨か。。。ん?でも待てよ?梨は確かにここなら美味しいものが作れるだろう。
労力を費やせばできるな。それに梨は…誰が作っても一応”梨”が出来る。あんまり差別化できるほど味に違いは感じたことがないな。。。
近くに梨の樹あるなぁ。そんなに手を入れなくても実はなってるな。これだと誰でも始めることができるだろう。」
(梨を栽培している皆様、すいません^^;昔は無知でした。。。今はこのようには思っておりません!)
そう。量が増えれば単価は下がる。
しかしこの話で果樹という候補が頭の中に出てきた。ここでおやじ特有の発想が発揮される。
「世界で勝負する上で、梨はどこでも頑張れば作れる!特に人件費が安い国なら労働力は確保できるだろうし。」
いきなり”世界”が出てくることがびっくりだが・・・おやじとはこうゆう人間なのだ。
それはさておき、”梨”の話を農協がしてくれたおかげで、果樹という一つのカテゴリーに絞れたので一本の筋道が出来た。
労力とは別の・・・という考えに切り替えた。
そこで出てきたのが ぶどう である。
ぶどうは一個ではなく一房だ。ぶどうは「あれ?ここにも成ってたな!」というものは存在しない。
適切に時期に合わせた手入れをしなければならないのだ。
*葡萄はまず一房の重さを決める。→ 一粒が○gの大きさにするから…→ 一房を○○粒に合わせる。→その重さの房がこの面積に何房できちんと美味しく出来るだろうか・・・といった具合。
かなり頭を使うし粒を間引くときの一粒の大きさはマッチ棒の先くらいから始めて、収穫までに3回くらい段階的に行う。
目と手先の細かな作業が必要なのである。
これを摘粒というのだが、重さの調整だけではない。摘粒はセンス・芸術性が必要なのだ。
もし予定していた粒の大きさにならなかったら、横から見たときに反対側が見えてしまい、かっこ悪い。逆に太りすぎると粒同士が潰しあう。ひどい時には房の内部で軸ごと引き裂けていることもある。まだ粒が小さい時期に、その年の天候や土壌の環境などを先読みし最終的な粒の大きさを予測して、つかず離れずの間隔を考えながら間引くのである。
また、粒と粒が離れているとかっこ悪いだけではない。輸送に弱くなってしまうのだ。上手に負担を全体で受けるように粒同士を適度に密着させる必要がある。
葡萄はスコップやくわを持っているだけでは作れない。
春先からハサミを常に携帯している状態。
手抜きできないが、努力や技術の向上で他のぶどうとの差別化ができる作物ともいえる。
★メモ★
自宅用を送る際は、味が悪いものを自宅用としているわけではございません。摘粒にやや不備があったもの(見た目がかっこ悪かったりする)を自家用というランクにしています。輸送時に粒が取れてしまう(脱粒という)場合があるのでパンフレット等で自宅用の発送をお受けしていません。
「ぶどうは手先の技術が必要なのだ。これは日本人にしかできないんじゃないか?」
そう考えおやじはぶどうを作ろうと思いたった。
さて、思いたったら即行動!
ぶどう大全という分厚い本を買って熟読。作る前にまず勉強から!
その中にあった記事を書いていた平田克明さんという方のもとに研修を申し込み、すぐに向かった。
*平田克明さんは平田観光農園という広島県で観光ぶどう園をされていて、マスカットベリーAという品種の種なし栽培を確立された方)
うちはもともと生活に余裕があるわけではないので、昼間仕事をして夕方に菊池の気象データと園の予定地(栗園)の土をもって出発。
夜中に高速道路を走り、次の日に朝から話を伺った。
南向き斜面、日当りは良好。渓流が近くにあり、美しい水はある。気候も問題ないだろうと言われた。
その日のうちにまた高速道路を走り帰ってくるのである。
運転中も頭の中はぶどうだらけ・・・
おやじはあらためて葡萄栽培を始めると決意したのだった。
(いくつかの問題点も見つかったが、その話は次回に。。。)
次回予告!
おやじがかぁちゃんにプロポーズ!?エピソードが出てきます。
”解決しなければならない問題点”と”夫婦で共に苦労する・・・?”
第3話 「やるなら全部やれ!」〜当園なりの成功の秘訣〜
お楽しみに♪
追記 園主(おやじ)より
ぶどう という候補がなぜすぐに浮かばなかったのか、今でも悔やまれます。
私は学生時代、本当に一生懸命勉強していました。
ですが残念なことに、学校の試験では点数を取れる・・・という勉強です。
なぜぶどうを思いつかなかったのか。
社会科で、ぶどうの産地は山梨だと教わりました。リンゴは青森でミカンは和歌山です。
試験では正解です。
ですがその意識が強すぎ、間違った理解をしていたのです。
ぶどうは山梨でしか良いものが出来ない、山梨でしか作れない・・・と。
これは本当の勉強ではありません。
どうしても皆さんにこのことを伝えたく思いましたので追記させていただきました。
正しい努力と正しい理解を常に意識し、視野を広く可能性を無限に。。。
私の思いです。
おやじさんはそもそも何故葡萄の産地でもない熊本で”ぶどうを作ろう”と思ったのですか?
おやじ「それを話すとなごぉなっばい!?(長くなるよ)」
ぜひ今回はその辺の詳しい話をお願いします!
おやじ「では前回のようなストーリー仕立てでお話致しましょう!」
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「こんな山の中じゃぁとても土地利用型の農業は無理ばい・・・」
おやじは山ん中で日々考えておった。
栗を作っておったがどんなに高値で競り落とされても実際の経費と労力を考えたら、その価格も納得できる金額ではなかった。
仕事中だというのにその場に座り込み目をつぶって考え出した。
その時、小川を水が流れる音が聞こえてきた。
「そうか!ここにはこんなに素晴らしい渓流がある!」(菊池渓谷)
これを利用しない手はないと閃いたおやじ。
上流のこの澄んだ美しい水を利用するには・・・
ドジョウ・すっぽん・ジャンボタニシの養殖を思いついた。
それぞれ勉強をして実現可能か確かめてみたが、上流の水が思いのほか冷たすぎて、どれも不適だったのだ。*近くの渓流の水温は17℃くらいです。
そんな中、良い栗を作っていたこともあってか、農協から”梨”を作ってくれないか?という打診があった。
菊池市を梨の産地にしようという計画だったらしい。
「梨か。。。ん?でも待てよ?梨は確かにここなら美味しいものが作れるだろう。
労力を費やせばできるな。それに梨は…誰が作っても一応”梨”が出来る。あんまり差別化できるほど味に違いは感じたことがないな。。。
近くに梨の樹あるなぁ。そんなに手を入れなくても実はなってるな。これだと誰でも始めることができるだろう。」
(梨を栽培している皆様、すいません^^;昔は無知でした。。。今はこのようには思っておりません!)
そう。量が増えれば単価は下がる。
しかしこの話で果樹という候補が頭の中に出てきた。ここでおやじ特有の発想が発揮される。
「世界で勝負する上で、梨はどこでも頑張れば作れる!特に人件費が安い国なら労働力は確保できるだろうし。」
いきなり”世界”が出てくることがびっくりだが・・・おやじとはこうゆう人間なのだ。
それはさておき、”梨”の話を農協がしてくれたおかげで、果樹という一つのカテゴリーに絞れたので一本の筋道が出来た。
労力とは別の・・・という考えに切り替えた。
そこで出てきたのが ぶどう である。
ぶどうは一個ではなく一房だ。ぶどうは「あれ?ここにも成ってたな!」というものは存在しない。
適切に時期に合わせた手入れをしなければならないのだ。
*葡萄はまず一房の重さを決める。→ 一粒が○gの大きさにするから…→ 一房を○○粒に合わせる。→その重さの房がこの面積に何房できちんと美味しく出来るだろうか・・・といった具合。
かなり頭を使うし粒を間引くときの一粒の大きさはマッチ棒の先くらいから始めて、収穫までに3回くらい段階的に行う。
目と手先の細かな作業が必要なのである。
これを摘粒というのだが、重さの調整だけではない。摘粒はセンス・芸術性が必要なのだ。
もし予定していた粒の大きさにならなかったら、横から見たときに反対側が見えてしまい、かっこ悪い。逆に太りすぎると粒同士が潰しあう。ひどい時には房の内部で軸ごと引き裂けていることもある。まだ粒が小さい時期に、その年の天候や土壌の環境などを先読みし最終的な粒の大きさを予測して、つかず離れずの間隔を考えながら間引くのである。
また、粒と粒が離れているとかっこ悪いだけではない。輸送に弱くなってしまうのだ。上手に負担を全体で受けるように粒同士を適度に密着させる必要がある。
葡萄はスコップやくわを持っているだけでは作れない。
春先からハサミを常に携帯している状態。
手抜きできないが、努力や技術の向上で他のぶどうとの差別化ができる作物ともいえる。
★メモ★
自宅用を送る際は、味が悪いものを自宅用としているわけではございません。摘粒にやや不備があったもの(見た目がかっこ悪かったりする)を自家用というランクにしています。輸送時に粒が取れてしまう(脱粒という)場合があるのでパンフレット等で自宅用の発送をお受けしていません。
「ぶどうは手先の技術が必要なのだ。これは日本人にしかできないんじゃないか?」
そう考えおやじはぶどうを作ろうと思いたった。
さて、思いたったら即行動!
ぶどう大全という分厚い本を買って熟読。作る前にまず勉強から!
その中にあった記事を書いていた平田克明さんという方のもとに研修を申し込み、すぐに向かった。
*平田克明さんは平田観光農園という広島県で観光ぶどう園をされていて、マスカットベリーAという品種の種なし栽培を確立された方)
うちはもともと生活に余裕があるわけではないので、昼間仕事をして夕方に菊池の気象データと園の予定地(栗園)の土をもって出発。
夜中に高速道路を走り、次の日に朝から話を伺った。
南向き斜面、日当りは良好。渓流が近くにあり、美しい水はある。気候も問題ないだろうと言われた。
その日のうちにまた高速道路を走り帰ってくるのである。
運転中も頭の中はぶどうだらけ・・・
おやじはあらためて葡萄栽培を始めると決意したのだった。
(いくつかの問題点も見つかったが、その話は次回に。。。)
次回予告!
おやじがかぁちゃんにプロポーズ!?エピソードが出てきます。
”解決しなければならない問題点”と”夫婦で共に苦労する・・・?”
第3話 「やるなら全部やれ!」〜当園なりの成功の秘訣〜
お楽しみに♪
追記 園主(おやじ)より
ぶどう という候補がなぜすぐに浮かばなかったのか、今でも悔やまれます。
私は学生時代、本当に一生懸命勉強していました。
ですが残念なことに、学校の試験では点数を取れる・・・という勉強です。
なぜぶどうを思いつかなかったのか。
社会科で、ぶどうの産地は山梨だと教わりました。リンゴは青森でミカンは和歌山です。
試験では正解です。
ですがその意識が強すぎ、間違った理解をしていたのです。
ぶどうは山梨でしか良いものが出来ない、山梨でしか作れない・・・と。
これは本当の勉強ではありません。
どうしても皆さんにこのことを伝えたく思いましたので追記させていただきました。
正しい努力と正しい理解を常に意識し、視野を広く可能性を無限に。。。
私の思いです。






