東北地方太平洋沖地震の発生メカニズム(その9) -プレートテクトニクス理論はもっともらしいウソ

2011年03月21日 02時31分08秒 | 予測のための仮説の考察ほか
原因と結果を取り違えると話が俄然ややこしくなる。  
  
今回の原発事故はあくまで人災である。自然の猛威というがそれは人間にとってだけであって、別に天災という自然の力があるわけではない。

それと同じように、われわれは、本質的にこの地球を間違って理解していたのである。広大な宇宙あるいはミクロな素粒子にばかり目を凝らし、地球については何も知らなかったのである。

天候は何によって変わるか? ほとんどの人は、そのおおもとの熱源は太陽であると思っている。そして、学者もそのように思っている。とんでもない。地球の内部の状態によって変わるのである。

最近の気候変動は、二酸化炭素が原因ということになっているが、それは本当だろうか? うすっぺらで地球の内部にくらべれば何の熱容量もないこの空気がすべての原因であろうか?

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まず、われわれは、この地球の表面の1%未満の近くを除いて、それ以外は、すべて1500℃以上のマントルとマグマに占められているということを忘れてはならない。地球の半径を概算でいえば、6000kmである。地殻はところでも60kmで、海洋部では10kmである。すると、半径5500kmの部分は1500℃以上の熱の塊である。鉄がとける温度が1500度ぐらいである。

遠くから太陽が熱を送ってくるとしても、われわれの足元のそんなに深くない地中にあるマントルが送ってくる熱に比べれば太陽からの熱は微々たるものである。

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もちろん、太陽もまた巨大な熱源であることは間違いがない。しかし、われわれが立っている地盤の運命を定める力は、太陽の力は地球内部の力に遥かに及ばない。

太陽を基準にして考えてはいけない。すくなくとも、この地殻およびそれに付属する大気についていえば、天動説で考えるべきである。地球が基準である。それも地球の内部が地殻におけるさまざまな現象のすべての根源である。太陽はかく乱因子に過ぎない。

原因と結果を取り違えてはいけない。原因は地殻内部である。かく乱要因には人災ともいうべき二酸化炭素による温暖化という問題もある。しかし、それがどの程度の影響があるのかはよくわかっていない。太陽が原因でもなく、温暖化も原因ではなく、あくまで地球の内部が原因である。

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しかし、この地球の内部は見えないのである。

見えないものほどやっかいなものはない。

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まったく見えないにもかかわらず、足元の地面を支えているという意味ではわれわれにとってもっとも身近な存在である。灯台下暗しというのがぴったりだ。

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原因と結果がさかさまになっているということについて言えば、地震の原因といわれるプレートテクトニクス理論にもとづくプレート間のずれの問題である。

このずれが地震の原因といわれるのだが、本当だろうか?

わたしはこの点について疑問を呈した科学者を見たことがない。皆、科学者であるにもかかわらずあまり反省的ではないらしい。すこし考えればすぐにわかる。 プレートテクトニクスというのは結果である。地球の内部の動きによってプレートテクトニクスができたのである。

地球の内部の動きとはマントルの流動であり、さらにその熱を地殻と大気を経由して宇宙空間に放出するさいに生じる振動である。ぐつぐつと煮たったマグマが極端な場合には火山という形や地震という形で放出された熱エネルギーを消費し、平常時には安定的かつ恒常的な温度維持という形で地球上の自然のすべての守護神ともなっている。

プレートテクトニクスといっても、別に表面が冷えて固まっただけであり、これが動いているというだけの実に馬鹿馬鹿しいぐらいに単純な見たとおりの理論であり、理論というほどのものではまったくない。

地球の内部は固体と液体の臨界状態にあって、臨界状態にあるがゆえに活動的である。水か沸騰したときのように勢いがよい。普通だとありえないのだが、固体様物質が猛烈な高温と猛烈な圧力下において液体のように振舞っている。

これが、人間にとっての天災の原因のすべてであり、ありとあらゆることが考えられる。何があってもおかしくない。

こうした固体の性質について何も知らないのにもかかわらずプレートテクトニクス理論を後生大事に抱えてこれにもとづいて地震を予測しようとしている。

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人間のような一瞬で消え去る運命にある生命体から見れば、地球のこの内部の状態はのろのろと見える。しかし、時間のスケールを変えてみればよい。このプロセスは、ほんの一瞬のたまたまの状態にしか過ぎない。安定的状態とはとても言えず、過渡的状態なのだ。だから、何が起こってもおかしくない。プレートテクトニクス理論はこの過渡的状態を安定的状態と誤認している。

千年の単位で過去に地震がなかっところに、突然巨大地震が起きてもなんら驚く必要はない。プレートテクトニクス理論だとなかなかこれは説明が難しいが、プレートテクトニクス理論などはそもそも成り立たないと考えればどこで地震が起こっても不思議ではない。なぜ、何も見えもしないマントルの動きを勝手に予測するのだろうか?

プレートの動きを左右するマントルの動きがなぜ対流理論によって説明されるなどと思い込んでいるのだろうか?地球の内部は固体が熱と圧力によって流動化しているとするならば、流体は渦をつくり複雑な動きをしているはずであり、粘性が極めて高いとするならば、その挙動はほとんど予測不可能な強非線形流体である。

それをなぜ勝手に風呂場の水ぐらいの対流モデルに置き換えるのだろうか? 

理由は簡単である。プレートテクトニクス理論をもっともらしく主張したいがためである。

しかし、そもそもこのモデルが間違っているがゆえに巨大地震がまったく予測できない。東海関東大地震を心配しているのに、それをあざ笑うかのように、それをはずれた西日本と東日本において、それも想定する規模を次々に塗り替えて大規模化している。

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普通ならこれだけ、はずれればこの仮説は意味がなかったとして捨てられるのが普通である。しかし、いまだに亡霊のように生き残っている。

なぜか? 

原因と結果を取り違えているからである。これは、一種の洗脳に近いものがある。地震というとプレートテクトニクス理論。名前も、ずいぶんもっともらしく聞こえる。地震によってプレートができあがったのに、プレートによって地震が起こっていると考える。

50年もの昔には水溜りがあちこちにあった。冬の寒い日にはその水溜りに薄い氷が張ったものである。小学生たちは、その氷を足で踏んでパリッという音を聞きつつ割りながら通学したものである。この割れた氷がプレートである。割れた氷(プレート)はあとは水に浮遊しているだけである。地震に対応するのは小学生が踏んだ力である。車かも知れない。しかし、何かの力によって割れたのである。

だから、地震の本当の原因は別のところにある。

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しかし、これだけ書いてもわからない人にはわからないだろう。もはや、哲学的な議論にまでなるちょっと手前まで来ている。科学者はこうした議論は苦手である。自分が発見したと思われる線形理論に強引に落とし込むために、日々実験を積み重ねている。しかし、それはいろいろな点から指摘されたときに言い訳ができるようにしているだけである。

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地球科学や地球環境科学のような学問が現れて久しいが、どうもそちらの方でもプレートテクトニクス理論を前提としていたようである。時間と金の人材の浪費にしか過ぎない。すこし反省的に考えればわかることである。もっと抜本的なところから考え直して欲しいものである。


(この記事の内容に関連して3月21日づけ記事(その10)、3月22日づけ記事(その11)に、より深い考察をしています。)


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