【涼宮ハルヒの憂鬱】佐々木ss保管庫

2chの佐々木スレに投稿されたssの保管庫です

佐々木スレ10-311 「流星に何を願う」 (5)

2007-07-20 | その他佐々木×キョン

311 :流星に何を願う:2007/06/01(金) 15:57:31 ID:dxIrdRCf


        8


 冬休みを目前に控えた週末、その夜。
 いつも通りに塾帰りに佐々木を家まで送り届け、めしを食ってテレビを見た後、風呂に
入って冷えた体を温めていた。
 そう言えばクラスメイトたちの間では冬休みの話題で持ちきりで、特にクリスマスは誰
と過ごすなんてことで盛り上がっていた。とりあえずその会話の輪に加わっていた俺は、
誰かが「みんなで集まってクリスマスパーティーをやろう」と言い出したのでそれに参加
を表明すると、「あんたは佐々木くんとラブラブクリスマスでしょ」というよくわからな
い理由で何故か丁重に断られた上、仕舞いには「ファイト、だよ?」と主語も目的語も無
いよくわからない応援をされて、一体何と闘えばいいのか俺は首を捻った。
 なんでみんなして揃いも揃って同じような誤解をするんだ。俺と佐々木はそんなんじゃ
ないんだってば。……そんなんじゃないよな? うん、そんなんじゃない。
 なんてことを、さっきテレビでやっていた〈お風呂でできるバストアップ体操〉をとり
あえず試してみながら考えていた。
 テレビじゃあ一ヶ月続ければ効果が出るとか言っていたけど、初日にして既に飽きた俺
はさっさと風呂を上がることにし、その時、何気なく風呂場の大鏡に目をやった。
 鏡に映った自分の姿をしげしげと眺めて思う。
(意外と悪くないんじゃないか?)
 そりゃあ、雑誌のモデルみたいには起伏のある体じゃないけどさ、ウェストの細さには
まあまあ自信が無くはないし、佐々木を乗せて自転車を扱いでるおかげか太腿の筋肉も良
い感じに締まってる。
 ちょっとポーズなんかとってみちゃったりして。腰と頭に手を当てる。うん、なかなか
様になってるじゃないか。鏡の中の自分にウィンクしてみる。
「何やってんだ? 馬鹿みたいだからやめたほうが良いぜ」
「うわあっ!?」
 突然の声に驚きながら振り向くと、パジャマ姿の弟がドアのところに立っていた。
「お前っ、バカー! ひっ、人が入ってんのに勝手に開ける奴が居るか! 出てけ! ス
ケベ! 変態!」
「なんだよ、キョンのくせにいっぱしの女ぶって――痛ってえ!」
 弟の脳天に拳骨をかまし、脱衣所に上がってバスタオルで前を隠した。
「んで? 何なんだよ」
「電話」と言いながらコードレスフォンの受話器を差し出した。
「ドアを開ける前にそれを言え!」
「お姉さんは居ますかって言うから、キョンなら居ますよって」
「誰からだよ?」
「お・と・こ」
 弟はキシシ、と笑うと、もう一回殴られるのを予期したのか逃げるように出ていった。
 俺は受話器を耳に当てて言った。
「もしもし?」
 受話器から一番最初に聞こえてきたのは、聞き慣れた笑い声だった。
『くっくっ、やあ、キョン。決して盗み聞きをするつもりではなかったんだが、全部聞こ
えていたよ。面白い弟さんだね』
 これだ。弟は保留ボタンを押すことを覚えない。
『入浴中だったのかい? それはすまなかった。掛け直したほうが良いかな?』
「ううん、ちょうど上がろうと思ってたところだったし。で、何?」


312 :流星に何を願う:2007/06/01(金) 15:58:43 ID:dxIrdRCf
 俺は体を拭きながら応対した。
『うん、それがね、せっかくお風呂に入った後で申し訳無いんだが、今からちょっと出て
こられるかい?』
「今から? なんで?」
『君に見せたいものがあるんだ』
「見せたいもの?」
『ああ。きっと喜ぶだろうと思って』
「う~ん、急に言われても時間が時間だしなあ。明日じゃだめなの?」
『ああ、明日でも明後日でもだめだ。今日、今からじゃないと』
 俺は困惑していた。思えば、佐々木がこんなふうに熱心に俺のことを誘うのは珍しい。
いや、ひょっとしたら過去無かったかも知れない。佐々木が俺に見せたいと言うものにも
興味はある。
 だけどこんな夜更けに? 正直な気持ちを言えば、せっかく風呂に入って体が温まって、
さあこれから寝ようという時に再び寒空の下へ出掛けていくのは気が引ける。
 しばらく考えたあと、溜息をつきながら言った。
「わかったよ」
『来てくれるかい? じゃあ、今から僕が言う住所に来てくれないか。時間は、準備がで
き次第で構わないよ』

 佐々木が呼び出した場所、それは佐々木の家から程近いところにある高層マンションの
前だった。
 自転車の乗って指定された場所に到着すると、佐々木は既に待っていて、その傍らには
見知らぬ男が居た。
「やあ、よく来てくれたねキョン」
 佐々木が挨拶した。
「この人は誰?」
「彼は僕の仲間だよ」
 隣の男はにこやかに微笑んで喋りだした。
「始めまして。君のことは佐々木くんから聞いてるよ。よろしく」
 佐々木の仲間という男は、遠目で佐々木と二人でいるのを見た時は年上のように見えた
けど、それは隣の佐々木の外見が幼すぎるからで、近寄って見れば同年代らしかった。
「それじゃあ、早速上に行こうか」
「上?」
「屋上さ」
 仲間の男が、入り口にあるパネルのテンキーを操作して自動ドアを開けた。そうか、彼
はきっとこのマンションの住人なのだろう。佐々木と一緒に俺のことを待っていたのは、
佐々木ひとりではこのドアを開けられないからだ。
 エレベーターに乗り込むと、佐々木が屋上のボタンを押す。
 俺はそこで、いよいよ疑問をぶつけた。
「ねえ、屋上に何があるの?」
 佐々木はエレベーターのドアの上にある階表示を見つめたまた答えた。
「地球の公転軌道と――」
「え、何?」
「交差するように、〈ダストトレイル〉という細かい宇宙塵(ダスト)が構成するリング
がある。そのダストは彗星が太陽付近を通過する際に、あとに撒き散らしていったものだ。
地球が〈ダストトレイル〉の軌道に差し掛かった時、無数のダストが地球目掛けて降りそ
そぐ。その光景は――」
 エレベーターが屋上に到着した。
「ちょっとしたスペクタクルだよ」


313 :流星に何を願う:2007/06/01(金) 15:59:42 ID:dxIrdRCf
 屋上には、また何人かの人が居た。彼らも佐々木の仲間たちなんだろうか?
 見れば彼らはカメラを手にしていたり、それにあそこに置いてあるのは――望遠鏡?
 星? 星を見るの?
「このマンションはこの近辺では高い建物だ。観測するにはうってつけなんだよ。そして
この時間にもなれば、段々と民家の明かりやネオンも消える。ほら、見てごらん」
 そう言って佐々木は天頂方向を指差し、頭上を振り仰いだ。つられるままに、佐々木の
視線の方向に目をやる。
 するとにわかに、漆黒の空を切り裂く一条の光の筋。
「流れ星?」
 光はすぐに消えた。けど、またすぐに別に方角に光が現れる。
「えっ、また? あっ、今度はあっち! あっちにも! うわっ凄い、今度は二ついっぺ
んに! 何なのこれ? 佐々木、凄いよ!」
「流星群さ。三大流星群のひとつに数えられる、十二月のふたご座流星群だよ。流星群自
体は数日間に渡って続くが、今日はそれがもっとも活発になる日なんだ。一時間で約八十
個ほどの流星が観測できる」
「流星群……」
「これを君に見せたかったんだ」
 佐々木は視線を夜空から俺に移して言った。
「突然呼び出したりして悪かったと思ってる。事前に約束を取り付けておけば良かったか
も知れないとも思うけど、この週末は曇りの予報だったから、こうやってきちんと観測で
きるという確証は持てなかったんだ」
 そして佐々木は、俺が滅多に聞いたことの無い、不安そうな声を出した。
「わざわざ足を運んできただけの甲斐はあったかい?」
「うん。素敵。本当に……凄いロマンチック」
 俺がそう答えると佐々木はほっとしたように微笑んだ。
 そのまましばらく、俺は夜空を駆ける流星の乱舞に心奪われていた。
「これだけあったらさ、願い事し放題だね」
「流れ星に願い事か。いかにも女の子の好きそうなことだね。何をお願いするんだい?」
「うん? えーっとね――」
 俺は口ごもった。
 何をお願いすれば良いんだろう?
 お金が欲しいとか、勉強しなくても成績が良くなりますようにとか、スタイルが良くな
りますようにとか、そんな程度のことだったらすぐに思い付く。でも、そんなことよりも
もっと何か別の大切なことがあるような、そんな気がする。
 俺は、何をお願いしたいんだろう?
 考えても思い付かなかったから、ここは誤魔化すことにした。
「内緒だよ」
 そうだな、ここはひとつ受験生らしい願い事にしよう。志望校に――北高に受かります
ように。
「ずっと上見てたら首が疲れちゃった」
 俺は地面に腰を下ろしてから、仰向けに寝転んだ。
 夜空に時折引っ掻き傷のように白い線が走り、そしてそれは文字通り瞬く間に、儚く姿
を消していく。
「本当に綺麗……」
 そうやって俺は、流星の群れを眺めながら、いつしかまどろんでいった。


314 :流星に何を願う:2007/06/01(金) 16:00:45 ID:dxIrdRCf

 目が覚めたのは部屋の中だった。窓の外は藍色に染まり、その光が部屋の家具の曖昧な
シルエットを映し出している。
 部屋の中に、もう一人人間が居ることに気が付いた。顔が見えない。真っ黒い影が俺を
覗き込んでる。
「誰?」
 俺は影に向かって尋ねた。
「やあ、お目覚めかい?」
「佐々木……?」
 名前を口に出したことで、平坦だった影がにわかに厚みを帯びて、そこに佐々木の顔が
現れた。影が佐々木に変身したみたいだ、と思った。
 俺は部屋の中を見渡し、そこでようやく、ここが自分の部屋じゃないことに気が付いた。
「ここ、どこ?」
 ふいに蛍光灯が点き、俺は目に刺すような痛みを覚えた。
「起きた?」
 声がして、入り口のほうに目をやると、最初に佐々木と一緒にいた男が、コーヒーカッ
プを二つ乗せたトレイを手に持って立っていた。
「ここは僕の部屋だよ」
 男は言った。
「屋上であのまま寝てたらさすがに体に毒だと思ってね。ぐっすり寝てたから起こすのも
しのびなくて、しょうがないから僕の部屋に運んだんだ」
「すいません、ご迷惑をおかけしちゃって……」
「いいって、別に。これ飲みなよ」
 そう言って男はテーブルの上にコーヒーカップを置いた。
「あ、ありがとうございます。いただきます」
 俺がカップを口元に運ぶのを、佐々木は自分のコーヒーに砂糖とミルクを入れながら見
て、こう言った。
「あれ? キョンってコーヒーはブラック派?」
「うん。あれ? 知らなかった?」
「初めて知ったよ。と言うか、今まで僕の前でコーヒー飲んだことって無かったんじゃな
い?」
「そんなことないと思うけど」
「そうか、じゃあ僕が今まであまり注意して見ていなかったってことだね」
 佐々木はスプーンで掻き混ぜていた手を止めると、コーヒーに息を吹きかけて冷まし、
ゆっくりと口をつけた。
 俺も一口飲んだ。熱い液体が喉を通って腹の中まで落ちていくのが感じられた。

 コーヒーを飲み終えて、マンションを出る頃には外は明るくなっていた。
「すいませんでした本当に。色々と」
「いいって。じゃあ、気をつけて帰りなよ」
「はい。ありがとうございました。じゃあね、佐々木」
「うん、また月曜日」
 朝靄に霞む街を、家に向けて自転車を扱ぎ出した。朝の空気は冷たくて、口から吐く息
は真っ白になったけど――。
 多分、コーヒーで温まったおかげかな。
 自転車のペダルは、とても軽やかだった。







315 :流星に何を願う:2007/06/01(金) 16:01:49 ID:dxIrdRCf


        9


 年が明けた三日目。
 受験を目前に控えた身にそんな余裕があろうはずもないのに、俺はしっかりとテレビの
年越しカウントダウンイベントも見た挙句、今現在もおせち料理をつまみながら、つまら
ない正月特番に見入って、寝正月を決め込んでいた。
 親の手前、少しくらいは勉強をする姿勢を見せるべきなんだろうけど、何しろ家族全員
揃ってだらけムードで、だらけてないのは弟くらいのもんだ。親も正月くらいは大目に見
てくれてる。
 そんなだらけきった我が家の門を正月から叩く奇特な奴がいた。
 来客を告げるベルの音に呼ばれていった母さんが俺の名前を呼んだ。
「お友達よ」
 はて、今日俺を訪ねる予定のある友達はいないはずだけど。
 俺は口の中の伊達巻をお茶で流し込み、奥歯に数の子が挟まってるような感覚を覚えな
がら客人を出迎えた。
「あけましておめでとう、キョン」
 うすうす予想はしてたけど、客人の正体は佐々木だった。
 佐々木はよほど寒がりなのだろうか。耳当てをして帽子を被り、マフラーと手袋を着け
ていた。小柄な佐々木がずんぐりに着膨れていて、その様相はまるでぬいぐるみのようで、
妙に愛らしさがあった。
「初詣に行こうと思って。合格祈願も兼ねて。やや遅くなった感もあるけど、昨日、一昨
日は親戚回りでね、今日やっと暇になったんだ」
 暇になったんなら寝てりゃあいいのに。とは口には出さなかった。
「で、俺はまた駅までお前を乗せて自転車を扱がなきゃいけないわけだ」
「バスもあるよ」
「いいよ別に。もったいない。たださ」
「何?」
「お前が事前に俺に電話をして自分の家まで来いって言ったら、俺がお前を乗せて走る距
離は半分で良かったわけだし、何よりお前もバス代使わなくて済んだんじゃないか」
「あっ、なるほど、それは迂闊だった」
 これだ。佐々木は賢いくせに時々妙に抜けている。俺にはこいつの思考回路は読めない。
 ま、そうは言っても俺は別に佐々木を乗せて走るのは嫌じゃないし、良いんだけどね。
 俺は一旦佐々木を待たせて自分の部屋に戻り、外行きの服に着替えた。
「お待たせ。じゃあ行こうか」
 佐々木を自転車の荷台に乗せて、走り出した。

 電車で二駅行ったところに、この地域で一番大きい神社がある。
 新年明けて三日になってもまだまだ沢山の初詣客で溢れかえっていて、三日目でこれで
は元日がどうだったかを想像すると恐ろしくなった。
 人込みの中へ分け入っていくと、早速佐々木の姿が消えた。
「さっ、佐々木!?」
「キョン! ここ! ここだよ!」
 声はすぐ近くからした。後ろを振り返ると、俺のすぐ後を歩いていた人の肩から、ぴょ
こぴょこと飛び跳ねる手が見え隠れしていた。あの手袋は確かに佐々木のだ。
 なんのことはない。ただ俺と佐々木の間に人が一人二人割り込んだだけだ。
 そして、たったそれだけのことで見失ってしまうくらい、佐々木は小さかった。


316 :流星に何を願う:2007/06/01(金) 16:03:23 ID:dxIrdRCf
「ああ、びっくりした」
「気を付けなよ。この人の中に埋まっちゃったら二度と見つけられないぜ」
 俺と佐々木ははぐれないように手を繋いで進むことにした。
 しかし、それでも不足だということをすぐに思い知ることになる。
 進むにつれてさらに人の密度が増した。すると、突然繋いでいた手が急激に後ろに引っ
張られ始め、俺の手を握る佐々木の力が抜けてするりと俺から離れていった。
「佐々木!」
 佐々木の腕が人込みの中へ飲み込まれて消えていく。俺はそれを見失う寸前に掴むこと
に成功し、力ずくで強引に引き寄せた。
「本当にお前は、もう」
「すまない」
 手を繋いでもだめならしょうがない。俺は佐々木の肩を掴んで、しっかりと抱き寄せて
その状態で進むことにした。
 やれやれ、こういうのは本当なら俺がされる側だと思うんだけど。
 そうやってなんとか賽銭箱の前まで辿り着いたのはいいけど、このおしくらまんじゅう
状態では財布を出すこともままならない。両腕が自由な佐々木はまだ良いけど、特に片腕
で佐々木の肩を掴んでいる俺はどうしようもない。放したら佐々木はどっか行っちまう。
「佐々木、俺のぶんも投げといてよ。代金は後払いで」
「それってご利益あるのかな」
「知らない」
 賽銭箱の前でも立ち止まることは許されず、人の流れに流されて、折り返し地点を通過
し強制的にUターンさせられて、佐々木がようやく財布から二枚の硬貨を取り出した時に
はだいぶ賽銭箱から離されていた。
「えい!」
 佐々木は力いっぱい賽銭を放ったけど、賽銭箱よりもずっと手前で失速して落下してし
まった。たぶん誰かの頭を直撃したことだろう。南無。
 賽銭箱に向けて無数の硬貨が飛び交う様は、機銃の一斉掃射を連想させた。
 俺たちは少し人の流れから外れて、境内の隅のほうで休憩することにした。
「はああ、疲れる」
「全く、僕などは呼吸もままならないよ。この服装は失敗だったかな。人込みの中は暑い」
「あ、あそこでおみくじ売ってるよ」
 俺と佐々木はおみくじを買って開いた。
「やった! 大吉だって。佐々木は?」
「末吉だってさ。残念。試験はもう間もなくだから末に良くなっても遅いな。まあ、所詮
こんなものはただの紙切れ、当たるも八卦、当たらぬも八卦だよ」
 そう言う佐々木はどこか悔しいのを堪えているようで、俺はなんだか可笑しくなってし
まった。
 俺は自分のくじに書かれている文をもう一度見直した。
『待ち人来る』
(待ち人……ねえ)

 初詣を終えて地元の駅に戻ってきた俺たちは疲労困憊していた。
「やっと帰ってきたよ。疲れた」
「ほらほらキョン、もうひと頑張りだ」
 佐々木は小悪魔的な笑みで自転車を指差した。
「ちぇー、図々しいの。ねえ、たまには佐々木が運転しない?」
「うん、それは無理だな」
「へいへい、わかりましたよ」
 悪態をつきながらでも、自転車に跨って、佐々木の両腕が腰に回されると頑張る気にな
ってしまう。
 不思議なもんだな、と俺は思った。





317 :流星に何を願う:2007/06/01(金) 16:05:43 ID:dxIrdRCf
(――続く――)



とりあえずここまで。
次あたりで完結できると思います。