MIKIハウスはあばばいぜ!!

60才を期に松阪市の南西の地に田舎暮らし+野菜作りの隠れ家を作った。週末田舎暮らし実践家の独り言。

勝者は常に勝者に非ず、敗者は常に敗者に非ず/リオ五輪に思う

2016-08-20 16:19:44 | 日記
19日の朝、テレビで、霊長類最競技-1の女、女子レスリングの吉田沙保里が決勝で
負けて4連覇できず、銀メダルに終わったというビッグニュースを見た。
競技終了のブザーが鳴って、喜びの涙を流すアメリカの選手と、マッ“詈トに
突っ伏して泣きじゃくる吉田沙保里。表彰式でもまだ、涙が止まらない吉田を見て、
その無様な姿に失望した。
吉田だけではなく、柔道も然り、男子レスリングの無名選手までもが、自分は金
メダルしか頭になかったので、銀メダルは悔しいと表彰式でも憮然とした態度を
取っていた。吉田沙保里は、取り返しのつかないことをしてしまったとも言っていたが、
勝負毎には、実力もあれば、運もある。命のやりとりをするわけではないが、
一旦家を出てリングに上がったら勝ちもあれば負けもある。
全力を出し切り、勝てば喜び、負ければ悔しいが、しっかり自分の負けと受け止め
敗因は何かしっかり考え、次は勝てるように鍛錬する。という考えができないのかと
思った。そういう意味で、ラグビーとは全く違うなと感じた。
ラグビーでも勝ち負けにこだわるのは柔道なんかと同じと思うが、一旦ゲーム終了
となると、ノーサイドとなり、勝者も、敗者もなくお互いを称え合う。なんという
素晴らしいスポーツマン精神ではないか。
武道の世界でも同じ精神で勝負がついたら、お互い相手を称え合う教えがあった
ように思うが、、、。
それは、指導者が選手にしっかりと教え込むことが重要だと思う。
近代オリンピックでは、とにかく金メダルだと監督が自らの進退に関わると考え、
選手に勝つことばかり教え込む。ロシアのドーピング問題もその行き着くところ
ではないか。今から45年前、調布市の企業研修機関の体育講師であった、元オリ
ンックの競泳選手故角田先生は、我々に、勝負の世界は「勝者は常に勝者に非ず、
敗者は常に敗者に非ず」と教えられた。
また、30年前に買った、池田高校野球部監督の故蔦先生の本を読み返すと、池田は、負けを知り尽くしていたから、悔しさをバネに優勝まで行けた。PL学園に三連覇を砕かれたのも選手の人生のためには良かったと言っている。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿