“さるかに合戦”  臼蔵 と 蜂助・栗坊 の呟き

震災や原発の情報が少なくなりつつあることを感じながら被災地東北から自分達が思っていることを発信していきます。

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阪神大震災から21年

2016年01月17日 09時21分27秒 | 臼蔵の呟き

「阪神大震災の住宅再建プロセスは東日本の被災地にとっても重要な教訓だ。長期的視野に立ち被災者が安心して暮らせる支援に生かしたい。」

災害で住宅が崩壊、生活環境の基礎的な条件が破壊され、確保されない。災害で繰り返される現象です。東日本大震災も同様ですが、財源は、全国民が復興税と負担している点で前進をしました。しかし、国の行政上の役割としては国民の生活権を保障する点では、特別税に頼らずに、災害対策を行うことが検討されてしかるべきと考えます。他者からの費用負担を前提とする限り、期限が付き、「公平性」の名のもとに弱者切り捨てが行われます。

自己責任論がここでも災害弱者を苦しめています。生活できない被災者、高齢者などを政治が救済し、安心して生活できる支援を行うことが普通に行われる社会を作らなければと思います。阪神大震災、東日本大震災で亡くなった方のご冥福を祈ります。

<東京新聞>17日阪神大震災21年 住宅や追悼行事の継承に課題

 6434人が亡くなった阪神大震災は17日で発生から21年。被災者の高齢化が進み、20年を区切りに「借り上げ復興住宅」の退去や追悼行事の継承など新たな課題が突き付けられている。兵庫県内各地では、犠牲者の鎮魂とともに記憶や経験を未来につなげることを誓う1日となる。

 市民による追悼行事は節目だった昨年に比べほぼ半減し、過去10年間で最少。主催するボランティア団体は世代交代が進行している。

 震災で自宅を失った被災者を対象に自治体が民間などから借り上げた復興住宅は昨年9月、兵庫県西宮市で初めて20年の期限を迎えたが、一部の住民が退去を拒否。(共同)

<毎日新聞社説>阪神大震災から21年 きめ細かな住宅支援を

 阪神大震災で自宅を失った被災者向けに自治体が民間などから借り上げた復興住宅が昨秋以降、返還期限を順次迎え、住民が退去を求められる事態も起きている。震災から21年がたち、被災者は生活再建を巡る新たな課題に直面している。

 自治体は、転居費用の補助や公営住宅への住み替えあっせんなどを申し出ている。しかし、高齢化が進んだ入居者にとって、住み慣れた生活拠点を離れることへの不安は大きく、転居先で孤立する恐れもある。それぞれの生活の実情に配慮し、きめ細かく対応する必要がある。

 復興住宅は約4万戸用意され、うち約8000戸は都市再生機構(UR)や民間から20年契約で借り上げた。恒久的な住まいとして新たに建てるのと比べ、借り上げ方式は建設費がかからず短期間に大量に供給できる利点がある。兵庫県や神戸市、同県西宮市など6市が導入し、現在約3900世帯が入居している。

 兵庫県と神戸市は財政負担が大きいとして、年齢や介護、障害の有無など条件を設けて継続入居を認め、県は有識者委員会の判定で基準に達していなくても認めることもある。全世帯の継続入居を認める自治体もある。西宮市は住み替え先のあっせんのほか要介護世帯などに猶予期間を設けているが原則は退去だ。自力再建したり転居に応じたりした被災者との公平性を考えたという。

 昨年9月、西宮市がURから借り上げている1棟の返還期限が来た。一部住民が転居に応じず、市は明け渡し訴訟を起こす議案を市議会に出したが、議会は住民との話し合いによる解決を求めている。約2200世帯が入居する神戸市は今月末に期限を迎える3世帯に退去を通知しており応じなければ提訴する方針だ。

 こうした問題が生じた背景には、入居時に期限に関する行政側の説明が不十分だったことがある。また、継続入居に年齢条件がある場合、1歳違うと認められない。機械的な線引きで退去を迫るのは避けたい。

 復興住宅では、住み慣れた地域を離れた被災者の閉じこもりや孤独死が社会問題になった。住み続けたいという高齢者の希望は身勝手ではない。意思の尊重はコミュニティーの維持につながるのではないか。

 東日本大震災では仮設住宅の約半数が自治体の借り上げによる「みなし仮設」だ。入居期間は1年ごとに延長されているが、東京電力福島第1原発事故の自主避難者については来年3月に打ち切られる。恒久住宅の確保は切実な問題となる。

 阪神大震災の住宅再建プロセスは東日本の被災地にとっても重要な教訓だ。長期的視野に立ち被災者が安心して暮らせる支援に生かしたい。

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