徒然日記

 GR7歳と錆猫4歳 

杉原川

2017-04-18 | 日記

   桜を探してドライブをしている時に通りかかった河川。
  この河川は私にとって,私の故郷ではないが,
  この川の側を通りかかると故郷に戻ってきたような気持になり,
  忘れられない川となっている。

   杉原川は兵庫県中部を南流する河川。加古川の支流の一つで河川名は上流域の旧地名「杉原谷村」に由来している。
   戦国時代に杉原氏の領地であったことによる地名であり,高級和紙である杉原紙はこの流域で産出する。

      作詞  黒沢正治
      作曲  橋本喬雄

     黒沢さんは地元の洋服屋さん。アップされている黒留め袖は,私が娘の為に依頼をしたものです。
     橋本先生は地元で長年教職にあられた方なのですが,
     (私が)2回目のイベントに参加させていただいた時は,故人となっておられて,
     アルトパートの高音部分が高すぎるということで,先生の長男さんに許可をいただいて編曲がされていた。
     私にとってその事があまりにも悲しく,以前の自分達の先生と共に練習に励んだことが無にされてしまったようで,
     何故?,何故?という気持ちが先走って2回目の練習に集中できなかったのが,
     何時の間にか指導者の熱意に引き込まれてしまっていた。

     
     

  播磨の北の山々に,冬が終わりを告げる頃,
  峰ぶりの雪は解け初め,千ヶ峰の笹原を潤す。
  杉森の幾百の谷を下り,せせらぎは一つの流れとなって走り出す。
  水は紙漉きの楮を晒し,凍みこんにゃくを育み,
  杉原の野を流れゆく,
  清らかに健やかに生れ出る,杉原川よ。

  東雲の空は晴れて, 篁の欅あからむ,
  草焼きの堤に堤に萱草の緑は燃える。
  猫柳は白銀に咲き,かわせみの翡翠は翔び,
  せきれいの影は,水面をすべる。
  水はそのかみの鉱山の麓を洗い,幻の杉筏をうかべ
  多可大寺の塔を映して,悠久の歴史を流れてゆく。
  清らかに広やかに,いつまでも杉原川よ。

  草蓬,川野辺に摘み,春霞に心さざめく,
  花吹雪,流す川面に,新緑の山々は映え,
  糸垂らす釣り人のあまた楽しむ
  水は,機織りの糸を染めわけて,酒米を作る田畑肥やして
  人々の生活(暮らし)を映して,心を流れてゆく

  だが,水は,時には姿を変え,雲を呼び,風を起こし,
  大雨となって,人々の安逸をたしなめる。
  濁流は岩を噛み,河底をえぐり
  川幅は広がり,猛々しく怒り狂う。

  やがて洪水はおさまり,夏の陽が川瀬にきらめくと,
  生き物たちの忙しさがはじまる。

  遡る鮎やおいかわを狙う,滝瀬の鷺たち,
  その嘴に飲まれるとき,輝く魚の命
  かいつぶりが作る水輪が,静かに延びてゆく
  蛍の光が宇宙の流れ星,
  川泳ぎや夜ぶりに,夢中になった幼い日,
  水は喜びも悲しみもつつんで
  思い出の中を流れてゆく。
  清らかに,晴れやかに,巡り行く杉原川よ。

  高空の鰯雲をうつし,芝桜しげる街並みを縫って,川は流れ下る。
  みすぎ忙(せわ)しい人々の,働く声が響き
  夜は行き交う車のライトが川面に揺れる。
  水は雑踏の橋をくぐり抜け,中洲の草紅葉濡らし
  上(のぼ)ってきた百合鴎や鴨迎え,加古川へ流れあう。
  おおらかに,爽やかに,流れゆけ川よ
  川よ,川よ,故郷の杉原川よ。
  
  



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