セーラの独り言2

お年寄りの独り言・・・・

緑に囲まれて

2017-05-05 | 日記
 朝陽が「今日はお出かけ日和ですよ~」と私を誘惑する。
昨日のうちに街での用事は済ませていたので、今日は家にこもり
あのこと、このことなどをしようとの予定を立てていた。
ただ、この予定はいつでも出来ること。
ゴールデンウィークのさなか街は混み合っているのは分りきっている。
普通の土、日とは違う賑わい、混雑、人間模様が見られるに違いない。
その雑踏の中に身を置くのもよかろうかと、出かけることにした。
 この美しい緑の季節にふさわしいのではないかと思い、若緑色に紫の小花を
散らしたワンピースを選び、そしてグリーンのパンプスを履いていつも通る
大学の構内の門をくぐった。
人の往来はあるもののいつもここは静かで小鳥の囀りが空に響く。
澄み切った青空のもとには、昨日よりも一枚、いちまいの葉っぱが大きくなり、
昨日よりもその緑が増して美しい。
ふと、気付くと桜の緑、松の緑、どうたん躑躅の緑、椿のみどり、つつじの緑、
メタセコイアの緑などが少しずつ違う緑色のグラデーションが波のように
ほんの少しの風に揺れてきらきら輝いている。
それを見た時、家を出てほんの5、6分もしていないのに、このまま街に
出かけるのをやめにした。
 今日はこの緑の園のベンチに腰掛け、青葉の中にしばし身を委ねよう。
そして木々の葉を通り抜ける緑のそよ風に優しく頬を撫ぜてもらうことにした。
樹齢を重ねた古木、最近植樹された若木、天に向って伸びる大きな木、
形よく刈り込まれたこじんまりとした木を見ていると、きっとこれらの木々の
根は地下にしっかりと張られているのだと思う。
だから、昨日よりも今日、今日よりも明日へと大きく美しくたくましく
成長していけるのだと思う。
 父は孫娘にみどりと名付けてくれた・・・草木のみどりは強い生命のしるし、
コンクリートのわずかな隙間からも生きる命をうみだすから・・・
と父は語ってくれた。
先の大地震・津波のあとに失われた家の庭に水仙が咲いたとのニュースを
思い出した。こんな小さな花々、木々に生きる力を見る。
特にこの若葉の季節はつよくいのちを感じる。今日はでかけなくてよかった日。
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