西加奈子「通天閣」～血のつながらない親子が通天閣を通じてその気配を感じ新たな出発☆～

西加奈子「通天閣」読み終わりました☆


西さんの作品は初めて読みました。


このタイトルにつられて読んでみよかなって＾＾



なんとも不思議な世界観でした。



会わずして・・


再会？！





心のどこかにいつもお互いがいた




そんな血のつながらない父と娘





「雪や！」




その言葉に




父は娘の気配を感じる




たった４年間しか暮らさなかった・・




缶のコーンスープを「開けて」と渡されること



そのことに



ほんのりと心を通わせた喜びを感じる。



そんな父と娘



もっと


自分から歩み寄れば変わったのだろうか？




そんな思いが心の端に・・





娘は母のようになりたくなくて



恋人との安定した「結婚」への道を夢見る



しかし・・



男はニューヨークで「きらきらと」輝いてる新しい恋人ができる。




娘の夢は断たれる。。





そして


娘は・・


父は・・



通天閣へ向かう




ひとりのおかまの自殺志願者に導かれ・・



そして



娘は落ちてくる冷たいものに・・



雪や



とさけび！



その声に反応して



父は



自殺志願者へ偽りの




愛の告白





父が・・



娘が・・



自分の奥底にあった思いを




叫ぶ




なんて


不思議な感覚





その気配だけで・・



それを感じただけで・・



２人は会わずして



通天閣で心を通わせる☆



そして



解き放たれた思いは



それぞれを新しい人生へと誘う




こういうこともあるんだなぁ～。





こういうのいいなぁ





通天閣いってみたなぁ