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好きな作家は東野圭吾さん☆他の作家さんのもいろいろ読んで感想を書いていきたいと思います♪

羽田圭介「コンテクスト・オブ・ザ・デッド」~突如街中にゾンビ現る!その数は増え原因は不明!あなたはやられる前にやれる?

2017-08-13 03:20:08 | 
羽田圭介「コンテクスト・オブ・ザ・デッド」読み終わりました☆







表紙がコレなんで~


ちょっと怖い。。



だから怖い話なのかなぁ?


とは思ってたんだけど・・


まさか!



ゾンビが出てくるとは思ってなかったΣ(゚Д゚)



でも


ゾンビは怖いけど・・


ただ恐怖だけの話じゃないの。



この1冊には


すごーくいろんな要素が含まれてる☆



羽田さんってすごい人なんだなぁってあらためて思いました^^




まず



コンテクストってなに



そう思って調べてみた。



私の場合そっからなんですよ~!笑




文脈。その状況を見たり、聞いたりすることで、

物事の理解がよりよくできること。




そして



オブ・ザ・デッド



死者のという意味。



ゾンビが出てくる作品によく使われるとか。





訳すと



死者の文脈?




日本語って「高コンテクスト」と言われているらしい。



状況を見て(空気を読んで)判断する言語



なんだって。



なるほど~!




確かに・・



言葉では説明しづらい・・



「察する」ということが


日本人には状況的によくあるよね。




相手が求めていることを



言葉にしなくても



察してすることって多くある。





この小説には



作家が出てくる。




10年前に純文学の文芸誌の新人賞を取ったK



専業作家になったものの・・



その後の作品はパッとせず・・



今は書店にも並べられていない。




同じく10年前にデビューした



桃咲カヲルは



10年目にして3作目を出した。



桃咲の作品を書店で目にする。



自分と桃咲の何が違うのか?!




そんなことを思うK





一方


桃咲は


「純文学」にこだわる自分



しかし



依頼されるのはそれとはかけ離れた仕事ばかり。。



これでいいのか?



そう思いながらも流されていた。





南雲晶


新人賞の最終選考に残り・・



いい気になり仕事を辞めてしまう。



しかし



その後最終選考にも残らなくなる。



それでも作家デビューの夢をあきらめきれずにいる。





作家デビューはしたが



自分が満足する作品が書けずにいたK




書き始めた作品があると


編集者の須賀に持ち込むも・・


いい返事は貰えない。



そんな時


町中に



ゾンビ現る




そして



ゾンビ化する人は日に日に増えていく!




ゾンビに噛まれるとゾンビ化する。




変質暴動者と呼ばれるようになり




警察や自衛隊も動き出す!!





そして


生活福祉課で生活保護申請に来る人たちの応対をしていた新垣



主査の「富野」に言われるがままに


申請を断っていた。



そんな人たちが


ゾンビ化していく。



そして


新垣はゾンビ退治に駆り出される。



ゾンビを殺すことも平気になってしまう新垣



しかし


仲間の「佐藤」は


殺す事ができず


自分もゾンビになり死んでいく。。





なぜゾンビ化するのか?



噛まれていない人も



ゾンビ化することがわかる。




その人たちは・・



自分たちの思いが遂げられず・・



ゾンビ化していく。。




ゾンビを作ってしまったのは



自分なんじゃないか?



新垣は気づく。。





ゾンビが増えていき・・


Kはそれに乗っかり作品を書く




しかし!



本当にこれでいいのか?




「文豪」と呼ばれる人たちに



自分は並べるような作家になれるのか?





ゾンビは寒さに弱いという噂で



人々は北海道へ疎開を始める。



南雲晶もまた家族と共に北海道へ!



…行くはずが



家族とはぐれてしまう。



そして



一人になり


ゾンビと戦いながら


いろんな人の助けを借りて



家族と会う事ができる。



その過程で気づく・・



これでいいのか?・・と。




そして


桃咲カヲルこと



理江もまた



ゾンビとの戦いで夫の浩人がゾンビ化してしまい



自分自身を見直す。




ゾンビのことを知るためには・・



自分が浩人に噛まれてゾンビ化してしまえばいいと




ゾンビに噛まれてもゾンビ化しない



噛まれると元に戻れる救世主が出現?!





でも全員を助けられるわけじゃない。




人によっては噛まれたことで死んでしまうことも!





何が本当で何が嘘なのか




しっかり自分の考えを持ち


自分で見極めることが大事




Kも理江も・・


晶・・



そして


新垣も・・


須賀も・・




一番怖いのは



ゾンビ化することではなく・・



自分が流されて



大きいものに飲み込まれてしまうこと




気持ちが飲み込まれたら・・



ゾンビ化しているも同じこと




人にはいろんな事情や生活がある



介護をする人がいたり・・



自分が目指すものに慣れなかったり・・



生活のためにやりたくないこともしなければならない。




だけど



一番の核になる



「自分」は忘れちゃいけないよ。




そう言われてる気がした。






羽田さんの作家としての苦悩も


見え隠れしている。



作品を作り続けていくこと。


自分の書きたいモノを書き続けること。


売れ続けること。


それがどんなに難しい歌ということを。




入会金七万円


年会費二万円


を支払えば


芸美術健康保険組合に加入でき


月額一律 一万六千九百円の支払いで済む。




そういう保険があることも初めて知った。


そして


没後冨士霊園にある「文學者之墓」に入れるのだとか。



これはフィクションじゃないよね?




がんばてるんだなぁ~!


作家さんたちも。



そんな作家さんたちのために


1冊でも多く本を買ってあげたい!!



・・という気持ちはある。



だけど


そうもいかないお財布事情がぁ~。。



気持ちだけじゃやっていけないこともある。



だけど


そういう気持ちが大事なんだよね



ちょっと一つ疑問だったんだけど・・


なんで作家の「K」だけはイニシャルだったのか?



思うに・・



羽田「圭介」さんの「K」だったのかなって。



「K」として


ご自身の思うところを重ねて書かれたのでは?



なんて^^





もし


あなたが


ゾンビと対峙することになったら・・


やられる前にやれますか?



私は~・・




これを読むと自分の襟を正すきっかけになるかも













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