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競馬の記憶 第5回 シンボリルドルフ

2005-11-22 20:46:46 | 競馬(思い出)
日本国内 15戦13勝 2着、3着各1回
無敗のまま、3冠を達成した最初のスーパーホースです。
皐月賞の段階で、主戦の岡部騎手が、記念撮影で1本指を高らかに空に突き上げていた事は、すでに相当の強さを認識していたことを表わしている。

三冠達成後は、当時、まだ日本馬の優勝が無かったジャパンカップに、期待を一身に受けて、きついローテーションにもかかわらず出走し、3着に敗れてしまった。
カツラギエースが、初の日本馬優勝の名誉に浴したことは、なんとも皮肉な結果である。
しかし、暮れの有馬記念には見事優勝し、年度代表馬に選出された。

翌年も快進撃を続けたが、宝塚記念は、故障で出走取り消し、秋の天皇賞では、鉄板と予想されたが、ゴール前で、ギャロップダイナの急襲を受け、2着。
しかし、その強さは否定されることなく、ジャパンカップで、前年の雪辱を果たし、有馬記念を連覇、2年連続で年度代表馬になった。

翌年、アメリカに遠征するも、1度走っただけで、故障を起こし、そのまま引退してしまったが、種牡馬としてトウカイテイオーを輩出し、ファンを喜ばせている。

成績の割には、地味なレース振りからか、人気は一息で、ブームを作ったと言うほどではないが、間違いなく、日本の歴代馬の中でも、最強馬であり、「シンザンを超えろ!」というキャッチコピーを初めて具現化した名馬である。

国内最後の2戦は、全く、勝つべくして勝ったレースで、安心して観ていられた。
「皇帝」という あだ名は、この馬を良く表現している。
その気高さを越える馬は、果たして、いつ誕生するだろう・・・。
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