ワニと読むミステリ(ハロウィーンに完璧なカボチャ )

読むと、歴史にも好き嫌いがある。

(レスリー・メイヤー著)
放火って、怖いですよね、やっぱり。
ルーシーのように趣のある古い農家に住んでいたらなおさら怖いかも。
ルーシーの住むティンカーズコーヴでは放火が多発し、古い美しい屋敷が焼け落ちて、その中からルーシーの友人が発見されます。彼女を死に追いやった放火魔はだれ?
ルーシーの犯人を追い詰める推理の始まりです。
折しも、ハロウィーンの最中で、ルーシーの息子トビーは悪がき仲間と人を怖がらせるような悪戯をしています。付き合っている友達がどうも悪そうで、ルーシーは心配ですが、その悪戯のおかげで命拾いすることになるから、まぁ、許してやってもいいかも。
ティンカーズコーヴには、歴史地区保存委員会があり、街の景観を守り古く美しい屋敷を守るために努力していますが、その委員にルーシーの夫ビルが加わることになります。ビルは、大工で古いお屋敷の修理を専門としているので最適な人物と思われたようです。
委員会は賛否両論。
ビルは、どちらに票を投じるのでしょう。
歴史地区保存委員会委員長ジュリアの老いにはちょっと涙し、4人目を出産して太り気味のルーシーがダイエットのためにエアロビクス・スタジオで苦しむのは笑ってしまい、ティンカーズコーヴは楽しい町ですね。

■カップケーキ
ルーシーは、ハロウィーンの催し物のために、大量のカップケーキを焼くことになります。
アメリカのカップケーキは、アイシングが乗っているのが一般的ですが、ワニはないのが好きです。
甘すぎて、ちょっとね。

主人公: ルーシー・ストーン(ミステリ好きの主婦)
場所:  USA、メイン州ティンカーズコーヴ
グルメ: なし
動物:  なし
ユーモア: 中


ハロウィーンに完璧なカボチャ (創元推理文庫 (Mメ2-3))
レスリー・メイヤー,高田 惠子
東京創元社

ハロウィーンの前でも後でも面白いです
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