ROUTE846 - Color of Life

バレエ,ヴァイオリン,…好き過ぎて忙しい色んなこと

触覚と聴覚

2017-06-02 09:01:52 | ヴァイオリン
弾き始めの最初からいい音であるには、弦に触れた瞬間から(触れる前から)ベストな状態でないといけないわけですが、

弓の途中からいい音になってるんじゃ、もうあと使いたい弓が残り少ないよ。と指摘され、言われてみればそうかも。

プロの演奏を聴く時は、どんな音で始まるか、すごく集中して、それこそ耳をそばだてて聴いているではないか。

それくらい神経を研ぎ澄ませなきゃいい音なんて出ないですよね。

出したい音質、音色(おんしょく)、音量は?その弓がベスト?その弓圧や速さに対して、弦を押さえる圧力が弱すぎ(強すぎ)ない?弓の角度は?

右手と左手は呼応するんだってこと。お互いのバランスは繊細で、ホントにピンポイントでないとキラキラ☆な響きは出ない。

例えばノートとか、紙のお皿とか、なんでもいいので表と裏から人指し指だけで支えられるバランスを探す感覚と似てる。どっちかが強すぎてもノートは吹っ飛ぶし紙のお皿はつぶれちゃう。

弓と弦の関係はこれと同じだと先生に教えられてました。

ポジションチェンジの時にこの感覚を使って弓で弦を支える、というのが分かった時は目からウロコで。

上にある弓が弦を支えるって?と思うかも知れないけど、実際これで左手は自由になれるのと、楽器がズリ落ちる恐怖はなくなりました。もちろん背中も重要。

それらを総動員して、音符のひとつひとつ、絶妙なポジションを探って音の違いを聴きわけるべし、と。

耳というよりセンサーのように聴覚のアンテナを広げて、意識して感じることを、動きと連動させていく作業。

この緻密な作業をするにはまず、どんな音が欲しいのか知ってないと、という問題にぶち当たる。

そうなると楽譜から読み取らなきゃなので、必然的に譜読みの精度を高めることに、なる、はず…

強弱はつけられても、音楽的な説得力を出すのはムズカシイ。

例えばロングトーンで ff から急に p に落として終息感を出したいのに、うまい感じにならない。

先生が弾くとキュンとつかまれるのに~。

先生の音を聴いてしまうと、そんなつもりは毛頭ないのに、自分の音が意思のない、どっちつかずに思えてならない…

まぁ、実際そうだからこんな指令が出るのでしょう。

指先から音のエネルギーを感じるくらい五感をフルに使いなさい、ということですね。

歌だって何でも力一杯唄えばいいってもんじゃないし、引くとこ引いてニュアンスが出ると手を止めて聴きたくなるのと同じ。

聴く力を育てるのも、色んな感覚を養っていかないといけないのね。

音楽の可能性を学びつつ、運動能力(脳力)トレーニングしてるようなレッスンでした。
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