姫路城英語ガイドのひとりごと

英語ボランティアガイドと姫路城のあれこれを綴ります。

白鷺城を英語で何と言う

2011-02-20 21:57:45 | Weblog
姫路城は別名「白鷺城」と呼ばれます。さて、「白鷺城」は英語にどう訳せばよいでしょうか?
姫路市のホームページには
http://www.city.himeji.lg.jp/foreigner/en/_10735/_10770/_10806/_11172.html

Its famous nickname is White Heron Castle.

とあります。姫路市のホームページに書かれているためかこの White Heron Castle という英語はよく見かけます。でも三左衛門はこの White Heron Castle の訳語に疑問を持っています。でもその前に「白鷺城」はどう読むかご存じですか?正解は「はくろじょう」。「白鷺城」は漢学者の命名で漢学的に読むのが正しい。姫路に古くからある白鷺中学、白鷺橋、白鷺町はそれぞれはくろちゅうがく、はくろばし、はくろちょうと呼びます。だから、本当は「しらさぎじょう」は正しくないのですが、「しらさぎじょう」が一般的になっています。

さて、この「しらさぎ」ですが、実は「しらさぎ」という鳥はいないのです。
「しらさぎ」はコウノトリ目サギ科のうちほぼ全身が白いサギ類の総称なんです。正確にはダイサギ(Great Egret)、チュウサギ(Intermediate Egret)、コサギ(Little Egret)







これらの写真はいずれも姫路城で撮ったものですが、コサギでしょうか?ダイサギも見たことがあるのですが、カメラに収めていません。ここで注目して欲しいのが英訳です。Heron ではなくすべて Egret です。

Wikipedia によると
egrets are not a biologically distinct group from the herons, and tend to be named differently because they are mainly white and/or have decorative plumes.

つまり Heron(サギ)のうち白いものを Egret と呼ぶのです。
だから白鷺城は Egret Castle が適訳だと三左衛門は考えています。

ちなみに城内でよく見かけるアオサギは Grey heron と言います。アオなのに Grey?
という感じですが実物の色はグレーでね。



さてさて、足場組み立てのためのクレーンがひとまず撤去されました。いよいよ「天空の白鷺」の完成を待つばかりです。

ジャンル:
ウェブログ
キーワード
チュウサギ コウノトリ目 ご存じですか
コメント (2) |  トラックバック (0) |  この記事についてブログを書く
Messenger この記事をはてなブックマークに追加 mixiチェック シェア
« 姫路城天守線画 | トップ | 天空の白鷺 »

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Guide to Japanese Castles (Eric)
2011-03-06 23:33:11
アオサギですが、実は英語でGreat BLUE Heron というのもあります。見た目はこのアオサギとほとんど同じなのでずっと同じ鳥だと思っていました。実家の周りでもよく見かけますが、逆に白いサギはあまり見ません。
Re: (三左衛門)
2011-03-07 21:31:41
Great BLUE Heron はまさしくオオアオサギですね。Grey Heron も Blue Heron もアオサギ????
英語ガイドの仲間からこんな事を教えてもらいました。
>古代の日本人はまず昼夜から(しろ)と(くろ )を見出し、次に明るいという意味
の(あか)と、その対比としてそれ以外の漠然とした色をすべて(あお)として認識
したそうです。元々(あお)という言葉にはたくさんの色味が含まれていたわけ。緑色なのに、「青葉」、「青虫」、「青大将」、「青かび」、「青銅」、「青鬼」というし・・


コメントを投稿


コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。
※文字化け等の原因になりますので、顔文字の利用はお控えください。
下記数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。この数字を読み取っていただくことで自動化されたプログラムによる投稿でないことを確認させていただいております。
数字4桁

トラックバック

この記事のトラックバック  Ping-URL

あわせて読む