山遊花

福岡発、山歩きと野の花の記録です。

福万山 (1235.9m)

2016-10-11 21:03:59 | 九州の山

10月9日 (日) 晴れ時々曇り

本来は、坊がつるにてボーっとキャンプの予定であったが、家内が突如50肩で腕が上がらなくなった。湿布をして様子を見たが、重いザックを担ぐのはしんどそうなので今回はキャンプは中止にし、車中泊で山を二つ歩こうと転進することにした。大船はすぐに決まったが、もう一つがなかなか思いつかない。出来れば未踏の山で、岩場が無く、前日が雨だったので谷歩きが無く、といろいろ考えた挙句思いついたのが、福万山だった。ここなら標高もそれほどなく、何より山頂付近が草原で、花と展望が期待できそうだ。

日曜の朝5時起床で、準備をして出発。

登山口の由布市青少年スポーツセンターに、9時過ぎに到着。事務所で駐車料300円のチケットを購入して、登山届を記入。「帰りにも事務所に寄ってください」と言われる。準備してスタート。最初は車道歩きだ

500mほど登ると登山道へ入る。カヤトと笹が入り混じった登山道だ。花を期待したがこれが全く咲いてない!

アザミや菊の仲間すら見当たらない。なしやろか?と言いながら歩く

ウォークラリーのコースを横切ると次第に樹林帯になるが、全く花が無い。鹿の泣き声だけがいっぱい聞こえる。

杉の植林地になるとすこしづ地勾配がきつくなってきて目印から左折。小さな沢を渡って左の尾根へ。

ここからは急登となるが、自然林が気持ちいい。

急登を抜けると樹林帯は終わり、ススキの茂る見晴らしの良い尾根になる。

ここらからやっと花が見られるようになる。

ヤマラッキョウが点々と。白花はお初

リンドウも次々と

そしてお目当てのセンブリ

咲き始めで蕾が多かったですが、たくさん見られました。

10月なのにこの咲き具合?どうでしょっ!

そして、ツル性のトリカブト(ひょっとしてハナカズラ?)

花を楽しみながら気持ちの良い尾根を歩く。

山頂が近づくとガスが~!風もありアウターを一枚羽織る。

残念ながらガスが多く展望は下の方だけしか見えなかった。東には雄大な由布岳、南西には九重連山がある つ・も ・り

でお昼ご飯

結構寒いので昼食後直ぐに下山。一つ戻ったピークから南にのびた尾根を下る。小さな目印がありそこから下り始めたは良かったが、次第にカヤトの藪がひどくなって、泳ぐように下山(夏から秋にかけては通らない方が無難ですね)^^;

ゴルフ場の横を抜けてやっと道路に出たときはホッと

4時間チョイで青少年スポーツセンターへ戻る。出会った登山者はゼロ。鹿の鳴き声、後ろ姿は多数

ガスが無ければ素晴らしい展望を楽しめる山だろうと思う。中学生当たりの遠足に最適の山という印象。

ただ、鹿が多いので下草が少なく花もずいぶんと食べられているようだ。

今日のコースとグラフ

 

下山後、食料を買い出し、久住へ移動。馬子草温泉きずなで汗を流し、今宵の宿男池駐車場へ。

おいちゃん家によってみると、おいちゃんとお客さんがお話し中。おばちゃんから鴨団子を買って、聞くともなく聞いていると、「ヤツシロランがどうのこうの~」ちょっと割り込ませていただくと、なんと先週私が見たアキザキヤツシロランを同じ日に同じ場所に見に行った方だった。そちらは夕方しっかりと開いた花を見られていたそうだ。

夕食を食べ、することもないので午後7時に就寝。

夜が長かった~~~!

明日は、岳麓寺コースで大船山だ。