放送作家村上信夫の不思議事件ファイル

Welcome! 放送作家で立教大大学院生の村上信夫のNOTEです。

村上信夫の最新著書「会社をつぶす一言」

2010年06月08日 23時55分19秒 | 僕の著述から
会社をつぶす経営者の一言 「失言」考現学
村上 信夫
中央公論新社

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 6月10日に、新しい本を出す。
 「会社をつぶす 経営者の一言  失言考現学」(中公新書ラクレ)略して「会社をつぶす一言」「失言考現学」と呼んでいただければ幸いだ。
 この本は、夕刊フジに一年半に渡り連載した「会社をダメにした『あの一言』検証 企業危機管理」に大幅に加筆し、理論的な要素は新たに書き起こしたものである。

 不祥事を300事例研究し、その中から、
1 部下、従業員に責任を押し付ける経営者
2 世論を敵にまわす「KY」発言 
3 「殿」を守って会社をつぶす 
4 「本音」むきだしの、居直り会見
5 火に油をそそぐ、あまりな一言
6 あっぱれ見事な記者会見
の6章に分けて紹介した。

 危機の時にこそ人間の本質があらわになる。記者会見のプレッシャーに押しつぶされ、とんでもない発言をするトップたち。彼らを社長、会長と仰ぐ部下や関係者にはとんでもないことだが、もはや喜劇としかいいようがない発言の数々。
 p254の新書だが、これまで研究、調査してきた企業不祥事に対する研究のエッセンスをまとめた。本屋の店先で、アマゾンの紹介ページで見て頂けば(気に入って買って頂ければなお)幸いである。

企業不祥事が止まらない理由
村上 信夫,吉崎 誠二
芙蓉書房出版

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犯罪心理学者 花見小路珠緒の不思議事件ファイル (グラフ社ミステリー)
村上 信夫
グラフ社

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一番、一番!真剣勝負
朝青龍 明徳
日本放送出版協会

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企業不祥事 犯罪心理学 中公新書ラクレ
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6 コメント

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意地悪く言えば――“マスコミは、不祥事を起こさない業界”なんですか? (Masaya)
2010-11-22 14:45:19
初めまして。
『会社をつぶす経営者の一言 「失言」考現学
』。
私も、読みました。

様々な“事例”が紹介されているのは、良かったのですが……でも、不満もあります。

それは、マスコミに於ける事例が、全く取り上げられていない事です。

マスコミも、企業。
ここで取り上げられていた企業と同じ様な“事情”を抱えている。

TBSでの、オウム幹部にビデオを見せた問題に、『ニュースステーション』のダイオキシン報道問題が、良い例でしょう。

たまたま、社長が出てこなかった――と言う事は有るでしょうが。

その意味で、マスコミ業界も例外では無いと思うのですが、渡哲也さんの様な“良い事例”だけを取り上げてる。
そう言うのを見ると、まるで、“マスコミは、不祥事を起こさない業界だから、大丈夫”……と、仰りたいかの様に、受け取れます。

でも、それでは、“無用な反発”を買うだけでは無いのかな?
何故なら、マスコミ業界とて、最近は不祥事が多いから。
それが為に、逆に反発を買う分、“教訓”には成り得ないのでは?――そんな事を、感じます。

村上さんは、放送作家と言う事もあるでしょうけど、マスコミという“身内”に甘い……意地悪いしねこう言われるのは心外だろうけど、そう受け取れます。

そこを、もっと考えて下さい。
あと、追記として。 (Masaya)
2010-11-22 16:29:59
“不祥事”を発生させる企業に共通する問題としては、組織内部での、“意思の疎通”が出来ていない事で共通している――と、感じます。

その様な組織は、大抵“しきたり優先”になりがちな上、経営状況が悪い。

しかも、縦割りで強権的な上下関係な事から、下の人間は、何も言えない状況が生まれやすい――と、感じています。

でも、村上さんも含めた“外部の人間”も、もっと“勉強”は必要だと思う。
部外者ならではの“無知”を感じるのです。

そんな“良い例”が、JR西日本の例です。

この本では、“会見での、対応”を中心に纏めてましたが、“ローカル線の問題”にも、僅かで良いから触れて欲しかった。

実は、山陰に北陸などは赤字な上、車社会化で存在意義を喪ってるのに廃止を認めてもらえない……そんな“悪循環”が有るのです。

そこに、“僅か”でも触れれば、“制度の改善”にも繋がるだけに、“反省”にも繋がると思うのです。

勿論、“主旨”から外れるかも知れないけど、“会見での、やりとり”だけを見ていても、本質には迫れないと思うのです。

言い方は悪いけど、村上さんも含めて、“不勉強”だと思うんですよ。

その事で、“マスゴミ”と言うスラングが、ネットの上で流れてる事を、ご存じですか?

私も、その言葉には賛成出来ません。
やはり、消費者の“不勉強”を感じるからです。

だから、“危機管理”とか“不祥事”の追求と言う観点だけでは無く、組織内部での“事情”にふれ、蔓延する“行き違い”に、まずは切り込む――そう言う視点が欲しかった。

触れられてる中身を見ていても、結局は、“通り一遍”に描かれているだけで、“不祥事を起こした組織に属する、真面目な人を守る視点”が皆無なのです。

“真面目な人を守る視点”が無ければ、“教訓”にはならないと思うのです。
コメントありがとうございます。 (村上信夫)
2010-11-23 18:28:18
Masayaさん 本を読んで頂きありがとうございます。また、ご指摘もありがとうございます。
マスコミの不祥事も例外にせず、この本の基となった夕刊フジの連載ではかなり紹介しました。が、この連載をお読みになって頂いていなかったようで。『会社をつぶす経営者の一言』では、一般的に参考なる事例で、かつ、5つの典型に分けて紹介するようにしたため、マスコミの例は外しています。
ご指摘のような意図はありませんが、そう受け取られたのであれば、僕の力不足、残念です。
また、追伸でご指摘頂いた部分とは違いますが、JR西脱線事故の背景にある「私鉄との競争」「教育」「労組問題」などについては、拙著『企業不祥事が止まらない理由』で触れていますが、『一言』では、仰る通り<記者会見をキー視点に不祥事を分析する>という狙いから、不祥事に関する諸条件や様々な背景は省略しています。p254のサイズのため、すべてに触れることができないことはやむをえず、この本では「記者会見」に絞っています。
記者がなぜ過剰報道するのかなど構造的な問題については、前著や論文『報道のディスコミュにケーションに関する考察』『戦後不祥事史』などで発表しています。それらをお読み頂ければ、ある程度お答えになるかと思います。
最後に、“真面目な人を守る視点”とのご指摘ですが、全く異論はありません。しかし、報道し、また、1000を超える事例を研究、当事者に聞き取りを行っている立場から言えば、”真面目な人”、一番先に守られるべき人は、不祥事の被害者ではないかと思います。不祥事を起こした企業にも”真面目な人”が多くいることは承知しています。報道もまた、世論もそこへの配慮や目の配りは必要です。が、まずは、何の落ち度もないのに、食中毒、不衛生な工場の製品を食べさせられる被害者である、一般消費者に対する思いがなければ、企業はその責任を果たせない。そう思っています。
答えて下さり、有難うございます。 (Masaya)
2010-11-23 19:27:26
答えて頂き、有難うございます。

言い訳かも知れませんが、『夕刊フジ』などの“新聞連載”となると、“立ち読み”が出来ない事から、ちと目が行き届かない面もあって――そこは、正直、反省しています。

ただ、読まれた方の中には、やはり、“勘違いする人”は居て、
「これくらいの事は、出来て当然」
……と思い込み、自らの“欠点”に気付かない人もいる。

“そんな人”程、こんな“悲劇”を招くと思うけど、気付きにくい……それを取り上げたんでしょうが、それが、気になるのです。

そして。
確かに、“被害者の、弁護”が一番大事だと思います
一方で、マスコミ報道にしても、“過剰”では無いとは思います。

ただ、取材する記者&スタッフらは、“予備知識”の量に差があるから、受け取る情報に対しての理解する力にバラツキがあるのも事実と思います。
その事で、“行き違い”が生まれる事も、“悲劇”の一因だろうと思う。

そこで、企業にまず求めるのは、“組織内部での、意思の疎通”から考えるべきと思う。
現場とトップとの間で、どこまで“目的”が共有できるようにするか……それが、問われている気がするのです。

別に、“消費者軽視”では無いけれど、まずは、自分達の身内間で纏まりが無いのならば、“消費者の気持ち”など、解る訳が無いと思うのです。

その上で、並行して、消費者(それを代表して、マスコミなどにも)への情報発信を行い、“理解”が深まる様にする。
その事で、“危機”が訪れた時には、“場違いな対応”に成らずに済むのでは……と、思うのです。

ところで、消費者と現場との意識が乖離しやすい一例として、大阪の大手私鉄・阪神電気鉄道が走らせている電車の色が挙げられます。

あの会社は、各駅に停まる電車と、急行に使う電車との性能が違う事もあり、乗客へのアピールのために、各駅停車は紺を、急行用は赤をそれぞれ塗装に用いています。

その流れに沿い、2001年に、急行用の新型車両を導入した際の新たな塗装に、オレンジを用いましたが、評判が良くないらしい。

それはそうでしょう、プロ野球・阪神タイガース――イメージカラーは黄色――の親会社なのに、球団の宿敵・読売ジャイアンツのイメージカラー・オレンジを塗装に用いるとは、何事か――と言う訳です。
つまり、阪神本社が、消費者からどの様に見られているのか――が、全く見えていなかった、と言う事なのです。

これは“事件”では無いのですが、それだけ、組織が“内向き”になりがちで、消費者を意識する余裕が無いか……が見えてきます。
だからこそ、“広報戦略&情報収集”が必要と思いますね。

元・西武ライオンズの監督を務めた森祇晶氏は、『ここ一番で腹をくくれるか―男が強く生き抜くために』の中で、

「普段の時こそ、腹を括る事を考えるべきではなかろうか」
……と、仰っています。
普段、キチンとしてないものが、“イザと言う時”にキチンと出来る訳が有りませんからね。

長くなりましたが、答えて下さり、有難うございます。

季節の変わり目です、ご自愛の程を……。
“一般消費者に対する思いが有れば、企業はその責任を果たせる……”と安直に思うのなら、逆に世間知らずだと思う。 (Masaya)
2010-12-13 05:50:35
更に、追記として。

> 一般消費者に対する思いがなければ、
> 企業はその責任を果たせない。
> そう思っています。

確かに、その通りなのですが、なら、何故その様になれない企業が多いのか。
……その問いかけに欠ける気がするのです。

普段から仕事をしていると、どうしても“役割分担”が出来てしまうものですが、そこから、受け持つ仕事の事だけを考えてしまう傾向があると思う。

つまり、“見えてる事”が違う為に、“公共”の中身が、消費者と現場とでは違ってしまうのでは無いか……そのギャップが埋められないのが最大の問題と言いたいのです。

“消費者の事を意識する”事は大事であるし必要だと思います。

でも、それは“最終目的地”の話。
“一般消費者に対する思いが有れば、企業はその責任を果たせる……”と言い切るのは安直に過ぎます。
それでは、現場の抱える現実を変える力にはならないと感じるのです。

何故なら、消費者と現場とでは、“見えてる所”が違う為です。

だからこそ、現場たる企業に求められるのは。

まずは「抱える問題点」の洗い出しをして、その改善をする。
組織全体で、“目的意識の共有”が図れる様にする――それが、早道では無いか、と思うのです。

そもそも、“あっぱれ見事な記者会見”……が出来る企業と言うのは、普段からそれが出来てるからやれた事――と言う事なんですよ。

だから、言い方は悪いけど、村上さんからは、逆に世間知らずを感じてしまうのです。

だから、“改善”を果たせたと言う意味で、私が“天晴れ”と感じる組織として、プロ野球の千葉ロッテマリーンズを挙げたいと思います。

昨年・2009年、監督を務めていたボビー…バレンタイン氏が解任されて、それを巡り、ファンとの間でいざこざが起きました。

それを反映するかの様に、チームの成績も低迷する悪循環に陥りました。

そんな中、監督を引き継いだのが西村徳文氏です。

彼は、組織全体がバラバラである事が低迷の要因と捉え、チーム全員一丸となれる環境作りを目指しました。
それが、『和』と言うスローガンの所以です。

最終的なパ・リーグ優勝こそ逃したものの、上位3チーム以内には残る事が出来、それが、クライマックスシリーズ以降の勢いを生んで、日本一の座を得られたんだ――と思います。

無論、日本一を実現出来たのは、彼だけの力だけでは有りませんが。

だからこそ、“組織一丸”となれる様な環境作りを望む事こそ、“壁”と向き合う状況が出来、最終的には消費者の為にもなるのだ――と言いたいのです。

村上さんには、これが、理解出来るでしょうか?
もっと、それを考えて欲しい。
あそこを取り上げてくれてありがとうございます。 (昔あの大学の学生でした)
2012-01-23 15:11:58
村上様
初めまして、本をたまたま紀伊国屋で見て思わず手にとって(失礼ながら)立ち読みで読み切ってしまいました。
村上様が取り上げて下さったあの大学についての詳細は本当にありがとうございます。
かってあそこに通った者として、あのような教育機関が存在することが信じられなく、悔しい思いをしました。
入学前は一流講師陣、福祉の東大、ハーバード式教育などとパンフレットなどで声高らかに歌いながら、実態は詐欺に近いかけ離れたお粗末な教育内容に呆れて、失意の内に福祉業をあきらめた者としては、あの学内のふざけた態度の教職員の姿、総長のふんぞり返った姿勢を今でも思い出すと怒りがこみ上げます。ただの事務員でさえお互いを「先生」とかつけて呼び合っていました。日本一の就職率も怪しいものだと思います。多くは所謂慢性的人手不足の介護業なので本当に望むところへ行った人は少ないのではないでしょうか?最近、経済学部の申請をして文部科学省から落とされた話を聞くとまだ何も変わっていない。恥も外聞もない姿勢、世間をなめた態度には言葉がありません。
取り上げて頂いただけで本当にありがとうございました。この件、結構早い段階でマスコミはうやむやにしたのですね。総長が出所後、事務総長と称して学内でのさばった話を指摘したのは唯一 週刊誌一冊だったのが残念で、学校が何らかの手を回したのかと邪推したいくらいです。

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