忿怒(ふんど)の極み

2008年06月28日 | 世相雑感
                   (七変化の花、アジサイ)

「秋葉原殺傷事件」だ、「ウナギの偽装」だ、「居酒屋タクシー」だ、「船場吉兆」だと、
秋の害虫、浮塵子(うんか)の湧くがごとく、悪事の数々。
毎日の新聞を眺めていると、怒(いか)りと呆(あき)れの日々です。

だが、そんな小悪事が吹っ飛ぶほどの怒り、忿怒(ふんど)の極みを感じたニュースは、今日の一面の写真でした。
北朝鮮・寧辺(ニョンビョン)の原子炉冷却塔の爆破の写真です。
京都のG8外相会議に合わせたように、役目を終えた怪しげな代物を爆破して、「核施設の無能力化」だそうです。
これでアメリカは、北朝鮮の「テロ支援国家」の指定解除をする魂胆、
拉致問題の解決なんてそっちのけで、何をそんなに急ぐというのでしょうか。
横田早紀江さんと会ったブッシュ大統領、その時の「言葉と心」は一体何だったのでしょうか。
アジサイの花言葉のように、「移り気なこころ」だったのでしょうか。
ほんとに怒り心頭、思ってはいけないことですが、易経に出てくる文言、「積悪(せきあく)の余殃(よおう)”悪い行いの家にはその報いが必ず及ぶ”」を望む気持ちに駆られます。
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