但馬の駅

2017年11月16日 | 但馬の交通
    日高町万場 紅葉が素晴らしいお屋敷


(但馬ふるさとづくり協会転載許可済)
平成29年 第12回但馬検定(3級)問題より

【38】切妻屋根をもつ煉瓦造平屋建で、赤煉瓦の壁面を縁取るように設けられ
た御影石の白がアクセントとなっている、全国でも数少ない煉瓦造りの機関庫
がある駅は、次のうちどれでしょうか。

(a) 浜坂駅    (b) 豊岡駅   (c) 八鹿駅   (d) 和田山駅


 全国的にも貴重なデザインの機関庫があるのは和田山駅です。答えは、(d)

和田山駅です。

明治39年(1906)に姫路から伸びてきた播但鉄道が、和田山へつながれます。

明治44年(1911)には、山陰線が和田山まで開通します。和田山駅は、現播

但線と山陰線の接続駅として立派な駅舎ができます。そして機関庫、給水塔、転

車台、引き込み線などの施設も完備します。その機関庫が立派なものなのです。

 
 2ヵ所の機関車出入り口の開口部は、石造り半円形アーチで、赤煉瓦の壁面に

白の御影石で縁取りがあるモダンなデザインです。機関庫は平成3年(1991)ま

での80年間にわたり、蒸気機関車やディーゼル機関車の点検修理に使われてき

ました。現在もその雄姿は和田山駅構内に残っています。


『もらい風呂』

 ケンちゃんね、最近エコキュートを買っていただくことが多いの。最近、新し

い風呂をユニットバスに替えられるお客さまが多いの。

きれいな素晴らしいお風呂を見ていて、ふっと思い出すの。便利にお湯が出てく

る温水器を見ていて感心するの。昔の風呂のことを、風呂焚きしたことを。


 じいちゃんがね、子供のころの風呂ってどんなんだったかな。お風呂はどうや

って沸かしていたのかな。そんな話しを書いてみるわな。今日はもらい風呂のこ

となんよ。


 隣に、一人暮らしのMばあちゃんが住んでいました。「へえ~。おしみゃ~あ

んされ。今日はええことしんさって(風呂を沸かしたこと)、相伴(しょうばん)

にあがりましたで」と言って、今夜もばあちゃんがやって来ます。

ばあちゃんちにも風呂はありますが、お互い様です。隣近所にもらい風呂に行く

のは普通でした。今夜は、隣のMばあちゃんがうちの風呂にもらい風呂です。


 決してきれいな風呂でも、大きな風呂でもありませんが、9人家族のうちんち

の風呂にもらい風呂に来ます。「ええあんばいでしたやあ~な。お先に相伴させ

てもらっておおきに、おおきに。また今度はうちに来ておくれんしゃあ~な」と

言って、Mばあちゃんは、ホッコリ笑顔で帰ります。