風の道しるべ

ちいさな野草や樹木が好きです

王様のチョコレート

2020-02-13 21:06:38 | 日記

今年もバレンタインの季節がやってきた。
チョコレートというと、聖地はマヤ文明。
チョコレートの原料となるカカオは、歴史を辿ると、紀元前1100年頃の古代メキシコのマヤ文明の時代から王様に日常の飲み物として好まれていたそう。

先日訪れたBIZEN中南米美術館。
ここでは中南米の歴史が多くの展示物や資料とともに紹介されており、たまに館長さんが展示内容をわかりやすく紹介したり、古代の土笛を実際に演奏してくださったりする。

現在行われている企画展「MAYA戦国時代」では、当時の王様が日常使っていたチョコレートカップが展示されていた。
描かれているのは、館長さんの説明によると、王様がジャガーのかぶり物をしている場面だそう。
王様の顔がどこにあるのか、まずそこからわからず、突っ込みどころ満載のイラストが楽しい。



当時はカカオ豆を乾燥させて粉砕し、水で溶きながら食紅などを加えて泡立てて飲んでいたそうなので、今のように砂糖やバニラを加え、固形の甘いチョコレートになったのは、後年、ヨーロッパに渡ってからのことらしい。
王様のチョコレートカップは普通のマグの約3倍の容量。これで1日約30杯のチョコレートを飲んでいたとか。
そのためか、王様たちは皆、当時としては長寿だったそう。
当時のチョコレートを今度はぜひ試飲してみたい。

今回の企画展のキャラクターのウサギ(ちなみにふだんの美術館のキャラクターは「ペッカリー」という名前のヘソイノシシ)。

 

チョコレートポット(右はポットの蓋)。



BIZEN中南米美術館→https:/<wbr />/www.la<wbr />tinamer<wbr />ica.jp/


鳴門市ドイツ館

2019-02-24 08:22:26 | 日記

今年初めて訪れた鳴門市のドイツ館。

 
鳴門市大麻町(当時の板野郡板東町)には、1917年〜1920年、第一次世界大戦時に日本軍の捕虜となったドイツ兵を収容した板東俘虜収容所がありました。 
ここは、その板東俘虜収容所で過ごしたドイツ兵たちの活動の様子や、地域の人々との交流の様子を展示した史料館です。 

板東俘虜収容所では、松江豊寿所長のもと、ドイツ兵の人権を尊重し、できるかぎりの自主的な生活を認めていたそうで、まだ未見ですが、この様子は邦画の「バルトの楽園」(2006年)という作品で描かれているそうです。 

そのため、ドイツ兵たちはそれぞれの優れた技術を活かして様々な活動に取り組み、特に音楽活動では、ここでベートーヴェンの「交響曲第九番」がアジアで初めて演奏されたそうです。 
それらの活動を通して、ドイツ兵たちは地元住民とも交流を深めたそうで、 確かにこの日訪れている人達にはドイツの方もおられました。 

特に印象的だったのが、ドイツ兵たちが制作した多色刷りの印刷物の美しさ。 
演奏会のプログラムやポスター、チラシ、絵はがきなど、インクは黒以外に赤、緑、茶色なども使われており、謄写版技法による印刷技術が素晴らしかったです。 

ドイツ兵たちによって建造されためがね橋、ドイツ橋です。



ここを訪れてみて、これまで抱いていた収容所の負のイメージが少し変わりました。 
日本には戦時中の関係の資料館も少ないので、こういった貴重な施設を多くの人に知ってもらえたらと願います。 
鳴門市ドイツ記念館ホームページ→http://doitsukan.com/ 


初めてのスーテーツァイ

2018-10-26 06:59:14 | 日記

先日、モンゴル料理のお店で馬頭琴の演奏やホーミー(喉歌)を聞きながら初めていただいたスーテーツァイ。

遊牧民の日常的なお茶(ミルクティー)で、岩塩や牛やヤク、羊などのミルクを使ってつくる家庭の味だそうです。

一口目に感じたしょっぱさが、不思議と次第に慣れてきて、そのうちやみつきに。

現地では発酵茶を煮出し、ミルクと塩を加えるらしいのですが、家庭でも麦茶や豆乳などで作れるそうなので、トライしてみたいです☆



梨のスムージー

2018-10-20 08:24:47 | 日記

少しずつ朝晩が冷えるようになってきました。

そろそろ終盤の梨を、生姜もちょっぴり加えてすりおろして、小鍋で温め、徳島土産のスダチを搾ってみました。

スダチの香るやさしい梨の甘さの自家製スムージー、ほっこり体が温まってお勧めです。

 


人と猫とのやさしい距離感のカフェ

2018-05-31 20:32:43 | 日記

先日、去年オープンしたという動物病院が経営する里親探し型の猫カフェにお邪魔しました。 

入り口には写真による猫メンバーの紹介があって、名前も性格も把握した上で猫ルームに入室できます。 
次々に猫タワーへジャンプしながら走り回るエネルギッシュな猫たちにびっくり! 



猫たちと触れ合える猫スペースとカフェの間にはガラスの仕切りがあり、動物アレルギーのある人への配慮も見られます。 
しっかりとした条件と審査をクリアすれば猫の譲渡も可能だし、飼い方のアドバイスもいただけるそう。何よりも動物病院が背景にあることが安心だし、たとえ家庭で飼えなくても、ここへ来れば元気な猫たちにも会えます。 



責任感のない飼い主によって飼えなくなったら捨てられ、保健所でペットたちが殺処分されている現状を考えると、こういった里親探し型のカフェは貴重で有難い存在。 

猫や犬を家族に迎えたいなら、保護猫や保護犬たちに出会える譲渡会やこういったカフェを一人でも多くの人にお勧めしたいです。 
人にも動物にもやさしい場所で素敵なご縁が見つかるかも。 


http://bcc.noelpet.com/