散歩道

自閉症のマサシとの日常の出来事、感じたことなど思いつくままに書いています。

お米3合

2005年06月24日 | Weblog
マサシは毎日夕食用のお米をライサーから出して、ざるに入れてくれます。
ついでにといでもらおうと思って教えようとしたけど、何故だかそれはしようとはしません。むずかしいのかな。
その用意するお米だけど、今までたいてい2合でした。私とおじいちゃんとマサシの3人分。お父さんは休日以外はほとんど家で食べなかったので。いつも自分の決めた時間にお米を2合出して、ざるに入れていました。
ところがお父さんの会社が破産して、今のところ家にいることが多くなって、4人分炊くことになりました。2合では足りないので、3合にしています。2合半というのはむずかしいのか、2合か3合ときっちりしてないとだめみたい。だから2合半炊きたい時は私が後で調整しています。
お父さんが出かける日は「今日はお米は3合か?」と聞いてきます。「お父さんは晩御飯を家で食べるか?」という意味合いです。「毎日お米は3合にして」と言っているので、最近では黙って3合出しています。時々確認のためか、前日に「明日はお米3合」と言ったりします。
小さなことですが、マサシには気になることがいろいろあるみたい。

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おいしいコーヒー

2005年06月12日 | Weblog
家ではコーヒーはドリップ(ペーパーフィルター)で入れています。
最近マサシに入れるのを手伝ってもらうようになりました。私は忙しいのでつい乱雑に入れてしまうけど、マサシは教えられたとおりお湯を少しずつゆっくりまわしながら入れてくれます。沈むのを待ってゆっくりと…。だからマサシが入れたコーヒーはおいしい気がします。「おいしい!」とちょっとオーバーな言い方をして、また手伝ってもらおうと思っています。
でもマサシはコーヒーを飲みません。あまり好きじゃないみたい。熱いものは飲みたがらないようで、冬でもお茶は冷たい麦茶を飲んでいます。ただ寒い季節の散歩の時飲む熱い紅茶はおいしそうに飲んでいます。コーヒー好きの私はコーヒーのおいしさをわかってほしいと思っているけど、好みがあるから仕方ない。というわけで自分では飲まないコーヒーを入れてくれています。

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何でも知りたい

2005年06月06日 | Weblog
マサシはしばらく前は電話がかかる度に耳をふさいで、いやがりました。最近ではいやなことには変わりないみたいだけど、耳をふさいだりもせず、ずいぶんよくなりました。おかげで私も電話での話がしやすくなって、助かってます。ただ電話を切った後必ず「誰から?」「何のこと?」「どんな用事か?」と次々聞いてきます。知ってないと落ち着かないのか、しつこく聞きます。適当に答えているけど…。知られたくないことは適当にごまかして。
いろんなところから勧誘(セールス)の電話がよくかかってくるけど、そういう時は「セールス」と答えれば、それ以上何も聞いてきません。「セールス」の電話はそれで納得するみたい。めんどうな時は「誰から?」と聞いてきたら「セールス」と答えたりしています。電話に限らず、いろいろなことが気になるのか、こんな調子で聞いてくることが多い。
先日ある方の告別式に行って帰ったら「何という人の葬式か?」「年はいくつ?」「何日に亡くなったか?」「何で亡くなったか?」と次々に質問してきました。マサシの知らない人なのに、知りたいのかな…。
自閉症の人は先のことを予測するのがむずかしく、スケジュール表は必要なものになっています。それとは別に今の自分のまわりの状況判断もむずかしく、よくわからないと不安になるようです。いろいろなことを細かく聞いてくるのも、そういうところからきているのかもしれません。

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