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ドイツのピアノ工場

2017年08月18日 | ピアノ調律
フランクフルト駅からドイツの新幹線ICE
に乗ってシュトゥットガルト駅まで行き、
急行に乗り換えてロットヴァイル駅へ!

ザウターのピアノ工場があるシュパイヒン
ゲン駅は各駅しか止まらないので、夜中に
ロットヴァイル駅まで車で迎えに来てもら
いました。

のどかな街並みのシュパイヒンゲンの端に
ザウターのピアノ工場はあります。

まず、工場見学ではストックされた美しく
製材された木材が並んでいるのを見ると、
木材が専門の工場長が厳しく吟味して買い
付けをしたことが良くわかりました。

実技研修では第2整調から第1整音までを
するグランドピアノを工場長に用意して頂
き大変勉強になりました。

ピアノ工場の工員の方々がどのような思い
でピアノを作っているかを知ることができ
たのは貴重な体験です。せっかく工場の中
でこれほどの精度で手間をかけているのに
納品された現場のピアノの調整がバラバラ
では工員の方々はガッカリされるでしょう。

「あなた方は日本に戻ってもこの品質で、
ピアノ調整してください。」
「品質の守護者になってください!」と
言われたことは今でも忘れることができま
せん。

工場で聞いたザウターの音色は日本で聞い
ていたザウターの音色より艶や光沢があり
これはドイツに行かないと体験できること
ではありません!

湿潤な日本にいると日本のピアノの音に耳
が馴らされてしまいます。やはりドイツに
行って耳をリフレッシュすることも調律師
にとって大切なことだなと思います。

改めて貴重な機会をくださった方々に感謝
しています。

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