産興商会のブログ

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カビ対応のアルコール

2016年12月09日 | 日記

 除菌エタノールを用いてカビを発生させないようにするためには、一般的な除菌アルコールでは難しい場合があります。

 高濃度の、例えばアルコール度数88%程度の除菌エタノールを用いると、カビへの効果は高くなるように思います。一般的な除菌アルコールの濃度は75%~65%くらいですが、濃度を高くすると揮散速度が速くなり、汚れ面へのエタノール接触時間が短くなって除菌効果は落ちる事が多いです。除菌アルコールに含まれているアルコール以外の成分によっても除菌効果は変わるように思います。88%製品は汚れ表面が濡れている場合にも効果がありますが、表面が乾いている場合は逆に一般的な除菌アルコールの方が良いかもしれません。

 天然ポリリジンを配合した除菌アルコールを用いても、カビもしくは表面が濡れている箇所への除菌に効果的です。ポリリジンは天然物ですが、防腐剤としても使用されている安全性の高い物質です。ポリリジンの入った除菌アルコール価格は少し高くなりますが、一般的な除菌アルコールで効果が見られない場合、あるいは特殊な条件でご使用される場合にはお勧めの商品です。

 アルコール濃度59%程度の少し度数の低い除菌エタノールは、長時間汚れ表面に接触して除菌するタイプの製品です。様々な菌に対応できるよう、アルコール濃度とその他の副材の組み合わせによって、メーカーは数多くの除菌アルコールを開発しています。

 

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