酒の三幸

閉店後もこれまで温かく支えてくださったお客様と繋がる場所として、ブログを継続させて頂きます。その後の生活やワイン情報等。

ワインギフト☆

2017-05-23 15:33:51 | ワイン

百貨店で仕事していると、高額帯のギフトお求めのお客様も多くいらして、ご予算と赤、白、泡のタイプ、お好みの傾向をうかがい、対応していくのですが、ある程度価格帯でアイテムが絞られ、陳列商品の中で生産国もフランス、イタリアが中心なので、そんなに迷うことなくおススメできるのですが、

自分ごととなると、まあ迷う迷う、私ってこんなに優柔不断だったかと思うほどに、

母から親類へ贈答用に3件分依頼され、相手の好みとかを考えると、これでいいかな?でもこっちの方がいいかな?もうどうしよー!状態、全く情けない、いつもの接客のようにパリッと決められず、決して接客時に適当な対応をしているわけではないのですが。。。

こういう時は、他のスタッフさんに聞いてみようと、相談にのってもらいました。

やっぱりお話してよかった、開けますね~、自分でこもって考えているよりも、ようやくアイテムが決まり、やれやれ

ワインに詳しくないお客様が何を選んでいいのかわからないとおっしゃるお気持ちがよくわかりました、自分用に選ぶより

もっと、気を遣いますし、失礼のない内容にしたいし。。。

あれこれ迷って選んだワイン、喜ばれることを信じましょう

 

 

 

 


魅力的なイタリア品種☆

2017-05-19 09:23:46 | ワイン

ここのところ、仕事でイタリアワインをご紹介する機会が多く、イタリアの固有品種の素晴らしさを改めて再認識しております。

今の季節を意識してのおすすめというと、白はファランギーナ、花、蜜、柑橘系果実の上品で華やかな果実香がたいへん心地良く、酸も穏やかで喉越しが柔らかだけれどミネラル感を伴い爽やか、リーズナブルなクラスからあるのも魅力的です。気軽にお楽しみいただくアイテムとして、㈱稲葉さんインポートのベネヴェンターノ・ファランギーナ2015(セール価格で税込1706円)おススメです。

赤は、相変わらずモンテプルチャーノは、生産者問わず人気の高い品種ですが、あえてこの時期ということでは、バルベーラ、ハーブや花のような華やかな香りが魅力的、ほどよい酸が支えになり、重すぎず軽すぎずほどよいボリュームの果実味で、また適度なタンニンも感じ取れます。味わいに幅があるのでセレクトが難しい品種ですが、最近試してこれは美味しいと思ったのが、大丸興業㈱さんインポートのキャブレッリ・ラファエル・サンニオ・バルベーラ2012(税込¥3240)、果実の凝縮感があり、フルボディよりのミディアム感、香りも高く、とても印象的!

もうひとつは、アリアーニコ、黒系ベリー風味主体、土壌を感じる独特な風味も兼ね備え複雑感もあり、またタンニンも柔らかく喉越しがスムーズで心地もよいです。タウラ―ジ(カンパーニャ州)が有名ですが。リーズナブルな価格帯では、ファランギーナと同じ生産者のベネヴェンターノ・アリアーニコ2011(セール価格で税込1706円)。瓶形もずんぐりとしてちょっと変わっているので目を引きます。暑い季節にフルボディでは体にキツイというときの最適アイテムです。

泡では、プロセッコですね~、グレラの花、洋ナシ、蜜、熟した柑橘系果実の心地よい風味は、とても人気が高いです。辛口タイプでも果実風味が豊かでフルーティなタイプから、喉越しがスッキリしているものまで、味わいも様々ですがハズレも少ないです。泡はこれから活躍するアイテムですよね~、

イタリアは、土着品種が豊富でバラエティに富んだワインがたくさん生産されているのが魅力です!また香り、風味に個性があり、木々の緑や花々の美しい季節を背景にピッタリ・フィットするアイテムもたくさんあります。

どうぞ、魅力的なイタリア品種もぜひお試しくださいね~

 

 


仕事の顔と自分本来の顔☆

2017-05-18 09:25:51 | つぶやき

前回のブログで社会人1年生の葛藤を甥っ子を通して触れてみたが、私が甥っ子にお客様との接客でアドバイスしたひとつが、

自分本来の顔をちょっとしまっておいて仕事の顔をつくると、もっと楽になるよ、ということ。

直接対面でお客様と応対すると、イイ方向に話が進めば感動も大きいけれど、お客様が憤慨されたり、思わぬ冷たいリアクションを受けると、落ち込みも大きい、

全ての反応をすべて自分の心の奥ので受け止めてしまうと、身が持たないくらいの心労となる。

ある意味、こんなことは日常茶飯事だと思い、ただお客様に嫌われてしまっては元も子もないので、とにかく好感度アップさせるために演じて仕事の顔をつくる、

もちろんこちらに非があるときは、真摯に受け止めお詫びする、二度と同じことを繰り返さないよう反省する態度は必要だが、それ以外のお客様の理不尽な態度、言動は、さらっと受け流す。

私も、昨日行った仕事先でクーポン券発行のサービスがたまたま初日で、説明がうまくお客様にお伝えできず、最後に「バカか!」と捨てセリフを吐かれてしまい、「ヒェ~!言われてしまったー!!」と驚いたが、すぐに気持ち切り替えて、通常より1.5倍の笑顔で、次なるお客様へ向かったのだが(笑)

あるデパートさんでは、売り場に出るドア口に「ここからあなたは俳優です。笑顔、明るい挨拶で演じてください。。。」といったポスターが貼られている。

仕事の顔づくり、これも場数を踏まないと難しいことかもなぁ。。。

この前、仕事仲間に「吉岡さんって、イイとこのお嬢様出身って感じだね」と言われ、私、演じきってるな!っと心の中でクスッと笑ってしまったが、

すかさず「中身オヤジだから~」と返しておいた

 

 


学生と社会人の壁☆

2017-05-16 08:56:55 | つぶやき

 

甥っ子が就職し、やれやれと思い気や、社会人1年生、営業職で人間関係、会社のムード、仕事内容、様々な局面で葛藤しているようだ。

高校生のときに山登りが好きになり、大学時代はさらにどんどん危険を伴う山に挑み、親の心配を余所にとにかく趣味に打ち込んだ4年間だった。

もちろん趣味に投じる費用を捻出するために、アルバイトもしていた。

アルバイトくらいでは、社会人の仲間入りまでは、到達できないようだ。

学生時代、好きなこと三昧、マイペースに生きてきた人間が、一組織に入り、その一員として行動をとることに窮屈感もあるだろう、苦手なこともやらなければならない、気の合わない同僚、上司ともうまく付き合っていかなければいならないし、お客様との応対も敬語が流暢にでてこなくて苦労していることだろう。

自分の力量の無さに嫌気もさすだろうし、逃げ出したい気持ちも一杯。。。

想像するとかわいそうになるけれど、ここは試練!誰でも通る道だ、私もそうだった、

あれ?息子のときはどうだったっけ???

そうそう、彼は、学生結婚してしまったから、彼が社会人1年生になったときには、私は一緒に生活していなかった。。。

と、いうことは社会人になったばかりの彼の不安、もがき、苦しみ、会社の不満、愚痴等々、その全てをお嫁さんが受け止めてくれてたわけだぁ、もちろん今も尚。。。

ありがたいなぁ、

伊集院静著・大人の流儀7「さよならの力」の最後に特別収録として「旅立つ人へー青春の日々」と題して、新しく成人した若者と新しく社会人になった若者へ贈られたいくつかのメッセージが掲載されていて、その中の「むかい風を歩くんだ。」が印象に残った。

一部を抜粋すると、

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上り坂と、下り坂があれば、上り坂を行くんだ。

甘い水と、苦い水があれば、苦い水を飲みなさい。

追い風と、むかい風なら、断然、むかい風を歩くんだ。

どうして辛い方を選ぶかって?

ラクな道、甘い水は君たちに何も与えてくれないし、

むかい風の中にだけ他人の辛酸の声が聞こえるんだ。

真の大人というものは己だけのために生きない人だ。

誰かのためにベストをつくす人だ。

金や出世のためだけに生きない、卑しくない人だ。

品性のある人こそが、真の大人なんだ。

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今、声を大にして甥っ子に言ってあげたいメッセージだけど、今は何を言ってもお説教がましく聞こえるんだろうなぁ。。。

その若さで仕事以外に夢中になれるものがある甥っ子が私はとっても羨ましい、

仕事と趣味、早く両立できるといいね、伯母さんは、少し距離をおいて見守っています。

 

伊集院さんのメッセージの最後は、ちょっとホッとさせます。

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どうだい?大人って大変だろう。 しかしそうでもないさ。

ひと休みに一杯やれる。

さあ、大人に向かう君と乾杯。

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私は、もう、上り坂もむかい風も選びたくありませ~ん(笑)

 

 

 


母の日・ワインギフト☆

2017-05-15 11:24:28 | ワイン

昨日は、「母の日」でしたね~、

皆さんは、お母さんにプレゼントされましたか?

私は4月が誕生月なので、誕生日祝いと母の日兼ねて先日息子一家がお祝いしてくれました

年は取りたくないけど、この年齢で家族にお祝いして頂けるのは、とっても幸せなことですね~

さらに、昨晩は仕事でクタクタに疲れて帰宅後、お嫁さんから母の日メールが届き、これはサプライズ

とってもジーンときちゃいまして。。。ほんとうに嬉しかったです、疲れも吹き飛んだ感じでした

 

さてさて、私は、母の日・ワインギフト商戦でお仕事していたわけですが、どんなワインが喜ばれるのか、一般的に店舗様のセレクトアイテムとしては、

まず、ロゼワイン、美しいピンク色が母のイメージなんでしょうね、スティルもスパークも両方の展開、どちらかというとスパークの方が人気でした。スティルのロゼはまだ浸透度が低いですね、

次に極甘口のデザートワイン、貴腐ワインや遅摘みワインなど、とろっと蜜のような甘美なワイン、高価なのでそんなに動きは良くなかったような。。。

デザートワインまでいかなくても、香りが華やかで果実味のボリュームもあり、やんわり辛口白のピノ・グリやゲヴェルツトラミネールもギフト用だけでなく、女性にヒットしました

まだ、どちらの品種もあまり知られていないので、新しい味わいの発見につながったようです。

赤は、ガッツリしっかりしているものより、果実味は豊かでもタンニンが柔らかいメルロー、花の様な香りが心地よく果実味、タンニン共に程よいバルベーラ(イタリア)もおすすめしやすかったです。

さらにエチケットが素敵なもの、ワインもギフトとなると顔が大事です、見た目にこだわるお客様も多くいらっしゃました。

母の日用ギフトで私が担当した最後のお客様は、30代くらいの男性で、「予算1万円くらいで白を。。。」と、わぉー!素晴らしい、迷いなくフランスの「シャトー・ド・フュ―ザル2012」(税込10800円)をおススメし、ご購入いただきました

ソーヴィニヨン・ブラン主体、セミヨン、ミュスカデルのブレンド、木樽熟成、果実香も上品で、抜栓直後は樽香も見え隠れする程度、活き活きとしたフレッシュな果実感が感じられます。酸も柔らかくアフターもやさしい。グレイトです。

個人的にも、清涼感のあるブルゴーニュ・シャルドネもいいけれど、もう少し果実風味がしっかり感じ取れるボルドー白も緑の美しい今の季節にマッチする最適アイテムだと思います。

うちの息子も高価なワインを母にプレゼントできる身分に早く出世してほしいなぁと、思ってしまいましたよ~(笑)