三筋北陸・ワインダー(糸捲き機)の専門機料店

繊維産業のウラ話に迫る、メンテナンスのお気楽日記。

メンテお気楽日記 11月2日 バルーン距離・改造

2016-11-02 | メンテナンスお気楽日記
三筋ワインダーSTI-2・STB-2型は実に便利なワインダーです。

スパン糸をはじめ、ベビーニットの太番手をカセからのコーンアップや、合繊のエステル工場では50D細番手まで
チーズ紙管に巻きあげます。色んな業種・色んな糸種工場で、同じタイプの機台が、使われています。

もちろん、巻き紙管形状によって、ドラムの選別や、仕様部品などが異なりますが、モーターでドラムを回転させ
給糸形状から糸を0°0′3°30′9°15′などの紙管に巻き付ける。言ってみれば、実に単純な装置です。

単純ということは、丈夫でもあるという事です。実際、稼働している機械も30年モノ?が中心です。長持ちしてます。
単純ということは、部品数も少なく、メンテナンスが楽とも言えます。スピードが速いわりに稼働音も少なく
ドラム数を増やせば、効率の良いとのことで、これだけの普及台数が製造されました。


ところが、「基本設計」が1960年代で停止されている。撚糸のシリンダーでいえば110が基本でした。
その後、シリンダーも750・1000g巻きとラージ化されたが、改造機械の製造までには至らなかった。

しかし、依存機械・中古機械による対応は、各工場において行われている。合糸撚糸のボビンはリフト220㎜も
あるが、三筋STI-2機でもりっぱに?仕事をこなしている。その仕事に合った改造も単純なのです。


今回も、ダブルツィスターのシリンダーからコーンアップしたいとの相談でした。
撚り止めもさることながら、シリンダーの鍔も相当大径、案の定、解除抵抗がかかり綾落ちが発生しています。

方法は2つです。バルニングガイドの位置を高く上げるか?ペッグ皿の位置を低く下げるか?です。
女工さんの足もそんなに長くないので、背伸び作業となります。結論は、ペッグ皿をずらしてペッグ棚を作ります。

シェルブラケットを使えば、フレームに取り付ける高さを自由に選択できる。テンションのブレを見て位置を決める。
やっかいなのは、棚板の運搬です。12錘で3m30、ホームセンターで4m材料を購入して運びました。
後は、バルニングガイドの真下にペッグ芯棒を打ち込み、センター位置を固定すれば、いっちょうアガリです。


最近困るのは「きれいに巻けない」って苦情?です。まず、自分で考えてから質問して下さい。
「どうして巻けないのか?原因は何なのか?どうしたら巻けるのか?」それが知識となって自分のモノにもなります。

教えを乞うのは、簡単?かも知れませんが、けっして身にはなりません。失敗するからこそ知ることも多い。
何でもこなせる機械ってモノもありません。自分の仕事に合った仕様を選び、そこに改良を重ねるから、機械です。

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