三筋北陸・ワインダー(糸捲き機)の専門機料店

繊維産業のウラ話に迫る、メンテナンスのお気楽日記。

メンテお気楽日記 10月1日 古い繊維機械に興味シンシン

2016-09-30 | メンテナンスお気楽日記
先月、福井の「ゆめおーれ勝山」を訪ねてから、長野の「岡谷蚕糸博物館」が気になって仕方がありません。

木製の繊維機械には、「興味」以上に「感動」すら感じます。機械づくりの原点でもあるから。
どうすれば、便利に効率よく、ものづくりが出来るか。人間の「知恵と技術」の結晶でもあります。

既製部品の組み合わせのみで仕事をしてきた人間には、手作りとは言わないまでも、木枠一本一本が
新鮮で、意味のある部品です。どうすれば回転運動するか?どうしたら往復運動になるのか?

産業機械の開発は「水車小屋」から始まります。水の力?を回転運動にすることによって、装置を駆動。
機械化する事によって、産業化と成りました。天井からの布ベルトからは「躍動」すら感じる。


ベトナムの絹産業に寄与出来ないか?との「産業用座ぐり機械」の問い合わせから始まり、野麦峠から
イメージした「富岡製糸場」「岡谷蚕糸博物館」「ゆめおーれ勝山」での、施設見学をお勧めしました。

特に、岡谷蚕糸博物館に併設する(株)宮坂製糸所では、現在の作業工程が見学出来るとの情報も得ました。
個人(趣味?)で糸づくりをしている知り合いは何人かいますが、産業設備となると、未知の世界です。

以前から、各地の「道の駅」などでは、特産品コーナーで「絹製品や特産織物」を見かける事が多くなった。
最初は、スカーフやネクタイ・繭玉細工などの小規模なスペースだったが、化粧品や石鹸、今では、
糸巻きを模した、キーホルダーやアクセサリーまで見かけるようになった。見つけると、つい微笑んでしまう。


ちょっと戸惑うのは、木製部品の販売です。竹製のマイワや、織機のシャットル・管まで販売していました。
以前、高山で古い四つ枠を骨董店で見かけた時には、これも時代なんだと、感じました。

しかし、高品質・希少価値の糸づくりの中で、旧式作業方法が見直され、旧型機械の問い合わせが増え、
客先の工場では、レピア織機や木製カセ揚げ機が稼働しています。四つ枠も工場内に転がって?います。
もっと言えば、美川の木工所では、新品四つ枠を製作、京都へ二百三百と納品しています。

今回も、絹糸産業の歴史や工程、末はセリシン産業?まで、覗かせていただきました。
いくら仕事がらみとは言え、知らない事、新しい事?に出会えば、やはりワクワクします。

でも、木枠やカセ枠なんて、売れているのかナ~。売店の人に聞けば良かった。

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