三筋北陸・ワインダー(糸捲き機)の専門機料店

繊維産業のウラ話に迫る、メンテナンスのお気楽日記。

メンテお気楽日記 6月28日 カセ染糸コーンアップ

2017-06-30 | メンテナンスお気楽日記
何か変です。いや、異常です。

先週からのお仕事は、カセ糸からののコーンアップワインダーばかりです。各染色工場からの整備
依頼も重なりましたが、織物工場からの、ワインダーの注文もカセ巻き仕様です。

整備に回っていて、大きな問題点が2つあります。

まず、染色工場の外注工場ですが、機台が古い?には何とでもなりますが、女工さん?の年齢も
相当なもの。後、何年の問題よりも、機台だけが残っても、後継者がいなければ、仕事は出来ない。

カセ糸のボビン巻きや、コーンアップの場合は、女工さんの技量が必要となります。これをカセ裁きと
言いますが、教えれば出来るというものでもありません。経験で培われるものです。

カセ糸の裏表、糸口と端糸、カセ枠に掛ける時のもコツがあります。
確かに、現在作業している女工さん?は、簡単にさばいている様には見えるが、すべて経験です。

以前お世話した外注工場は、80近くのおねえさん?をおだて透かして、紹介しました。
こちらの方は、カセ糸の経験があったため、すぐに仕事ができる体制となりました。

染工所が見つけてきたのは、元織物工場の嫁さんです。まだ50代と将来を期待される?人材ですが、
糸はコーンアップされたのを買っている立場でした。ワインダーを持ち込み、低速運転で仕事に慣れる様
インバーター装置を組み付けたり、親方も切れない糸(丈夫な糸)を選別して依頼します。

しかし、糸さばきが不十分だと、糸が絡まり、作業の中断ばかりとなります。結果、予定の半分しか
工賃が稼げません。なんとか、一年ちかく経ち、嫁さんからも、余裕の表情?が見られるようになった。
染工所の話にのる外注工場は何軒かあったが、作業の難しさと工賃の安さ?で撤退した処も多い。

やはり、カセ糸のコーンアップ外注は、ばあちゃん頼み?になってしまう。孫への小遣い稼ぎ?

話が長くなりそうなので、取りつまんで書きます。
企業内設備の場合は、どうしても「掛け持ち担当」になりがちです。織機や整経機の技量は持っていても、
ワインダーはワインダーの技量が必要となります。覚えるまで、慣れるまでの品質管理が課題です。

もう一つ、課題なのは「なぜ?今、カセ染なのか?」考えなければならない。
単に、ロット対応?としても、染工所は限られ、機械は古く、熟練者が育たない現状がある。

ものづくりは、単に形ができればイイってものでもない。品質あっての・・・です。


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