八王子市散田町在住のスポーツ好き親父の戯言!

八王子市の学童野球チーム散田ドラゴンズ元管理人(2007年3月~2016年2月)のブログです。

小さくまとめない…

2015年08月11日 23時36分18秒 | 指導・育成のうんちく

コーチなんて言うとおこがましいですが、一応、子どもたちを教える側にいると、ついつい色々と教えたくなってしまうものです。そして、それは大体、出来ていないことに目がいきがちです。

 

「角を矯めて牛を殺す」という言葉があります。牛の曲がった角を真っ直ぐに伸ばそうとあれこれすると、牛自体が弱って死んでしまうという、小さな欠点を直すことで、かえって全体をダメにしてしまうという意味です。

 

まさに、指導をする時の心得というか、反面教師と言える言葉ではないかと思います。日本では、私たち学童野球に限らず、中学、高校、プロ野球のコーチでも教え魔と言われ人が多いように思いますが、メジャーでは、基本的には教えず、選手がアドバイスを求めてきたら意見をいうことが多いと聞いたことがあります。コーチとは、Coach(馬車)が語源で、人を目的地まで運ぶことからスポーツなどの指導者に転じたと言われています。教え込むのではなく、寄り添い導いて行くというイメージなのですよね。

 

この考え方の基本は、「自分で考えさせる」「自分の好きなやり方でやらせる」「長所を伸ばす」ということになるのではないかと思います。日本は往々にして、この反対のことをやっているような気がします。もちろん、それが全て悪いとは思ません。未熟な子どもたちに対しては、まず基本通りに教えることが必要になります。

 

しかし、ある時点まできたら、欠点を直すことに力を注ぐよりも、自分たちえ考えさせ、自分で好きなようにさせ、長所を伸ばすことに注力した方が良いかもしれませんね。ただ、そのある時点というのがなかなかクセ者です。ついつい「まだまだ…」となって、お小言が多くなってしまうように思います。

 

しかし、野球選手として必要最低限が出来るようになったら、バランス良く仕上げるのは中学校に任せて、小学校のうちはある程度伸び伸び思いきりやらせるように心がけたいですね。日頃の反省をこめての自戒です。

 

先日の紅白試合の時には、イマイチなプレーで大人から冷やかされていた中学生OBですが、散ドラにいた時とは見違えるような体力、スピード、声で、私は感心しました。散ドラ部員でも、中学生になれば、これだけ立派になるのです。中でも、中1のマサキ、タイヘイは、野球を始めて3年経っていないのですからね。

 

監督がよく言っていますが、中学生になって伸びる選手を作るチームでも良いのかもしれませんね

 

 

 

 


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