八王子市散田町在住のスポーツ好き親父の戯言!

八王子市の学童野球チーム散田ドラゴンズ元管理人(2007年3月~2016年2月)のブログです。

DeNA下剋上!

2017年10月24日 23時20分44秒 | プロ野球・高校野球

DeNAベイスターズが、クライマックスシリーズ・ファイナルステージで、初戦で敗れたものの、4連勝で19年ぶりの日本シリーズ進出を決めました。「クライマックスシリーズ反対、優勝チームが日本シリーズに出るべき」が持論の私としては、この結末には納得できない部分もあるのですが、今シリーズのベイスターズは見事でした。

 

一言で言えば、「全員野球」でしょうか。19年前に日本一になって、その後3年間は3位とAクラスをキープしましたが、その後はラミレス監督になるまで1回しかAクラスはなく、10回も最下位に沈んでいます。球団経営の意思が見えないTBSが球団を保有していたことなども影響したと思われます。

 

それが2012年にDeNAが球団を買収してから、流れが変わってきました。なかなか結果は出せませんでしたが、ファンを第一に考える中畑清を監督に起用し、良くも悪くもファンに対する発信力は強くなりました。それと連動するように、球団も横浜スタジアムの子会社化で一体的な運営を出来るようにし、ファン重視の姿勢を強めたり、横浜高出身の筒香を始めとする地元選手を重用するなど、地域球団として地域に根をおろし、年々観客動員数が増加してきました。そして、昨年ラミレス監督が就任し、選手時代の派手なパフォーマンスは完全に封印し、選手本位の指揮をとり、クライマックスシリーズへの進出を果たしました。しかし、何とかクライマックスシリーズに進出したというのが、正直なところで、優勝というには程遠かったと思います。それは今シーズンも同様で、巨人と3位を最後まで争い、何とかクライマックスシリーズに進出したというのが、現実です。

 

しかし、1stステージでは、普通なら雨で中止になっても不思議ではない試合を勝つことによって、糸のように細かった可能性をつなぐ運を発揮し、ファイナルステージでは、毎試合、何人もの投手をつぎ込み、打つ方では主砲筒香が不振の間は、宮崎、桑原、ロペスといった選手が支えました。特に、今シリーズでは、投手の継投策が秀逸でした。

 

長丁場のシーズンでは、どれだけ計算できる投手、いわゆるエースがいるかが重要になります。短期決戦でも、普通は看板投手が何枚あるかで、計算をするものです。しかし、ベイスターズの投手陣で、成績上位の今永もまだまだ若手の感が拭えず、井納も6勝10敗と負けが先行し、とても絶対エースとは言えません。だからこそ、1イニングずつ投手交代するような継投や、エース格の今永を中継ぎで投入するなどの捨て身の作戦だったのでしょう。まさに全員野球です。

 

クライマックスシリーズの是非はありますが、今の制度がある以上、その中でやるしかありません。ベイスターズには、セ・リーグ代表としてしっかり頑張ってもらいたいですね。地力で考えた時には、ソフトバンクが圧倒的に有利と思われます。しかし、セ・リーグ3位、長年下位に低迷したチームで、怖いものはないはずです。クライマックス同様、捨て身で立ち向かえば、ホームグランドでも戦える日本シリーズ、何が起こるか分かりません。

 

ちょっと面白いかもしれませんね。

 


コメント    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 崖っぷちからの生還と、崖っ... | トップ | 日本の状態を表わす衆議院議... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

プロ野球・高校野球」カテゴリの最新記事