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6月議会での質問

2012年07月04日 | 活動報告
 6月25日におわった、第316回定例会で、私は次の3点について質問しました。
①地域担当制について
②高齢者世帯・独居老人対策について
③空き家対策について

 これらは、全て関連する問題であります。
私が永年主張し続けてきたニュータウンいや今やオールドタウン化しつつあるまちの、地域力の衰退・コミュニティの希薄化を、
何とかするためにと「地域担当制」を施策されました。
 その活躍を大いに期待すると同時に有効な活動が出来るように配慮してほしいとの思いで質問しました。

 20数年という永い年月を経たまちには、高齢者世帯と独居老人がいます。コミニティの希薄が、どのような状況か、平成33年には4人に一人が高齢者となると予想されている今、真剣に市民・議会・行政が共に考えなければならないと痛感しています。

 私は、以前「空き家対策」について質問しました。 当時の回答は、「公」がするべきものではないとの冷たいものでした。
しかし、現在審議中の第4次総合計画(案)に、「移住・住み替え機構」の活用を示唆する文言がありました。

「移住・住み替え機構」を、簡単に説明すると、
一般社団法人「移住・住み替え支援機構」略して「JTI」といいます。

①「マイホーム借り上げ制度」の実施

 シニアの皆様(50歳以上)のマイホームを最長で終身にわたって借り上げ、国の基金によるサポートも得て、安定した賃料収入を保証するものです。家賃は市場よりやや低めになりますが、制度利用者は賃借人のいるいないかかわらず、JTIを通じて賃料収入を得ることができます。


②住み替えに関する情報提供

 JTIは中立機関として、さまざまな移住・住み替え支援を実施している地方公共団体や民間企業から情報を収集し、サイト等を通じて情報提供します。


③転貸(てんたい)を通じた子育て支援と良質な住宅ストックの循環

 皆様から借り上げたマイホームは耐震性能を確認の上、子育て中の若年層を中心に転貸して運用します。ゆとりある住環境の提供を通じてJTIは子育て世代を支援するとともに、良質な住宅ストックの循環を図ります。


④住み替え型リバースモーゲージの開発・提供

 JTIの支払う賃料は国の基金によってバックアップされた信用力の高い収入であることから、これを返済原資にすれば退職後でも低利で資金を借り入れることが可能になります。制度利用者は、この借入金を賃貸に際し必要となる耐震補強の為の回収費用のほか、住み替え先の住宅購入等のための一時金に充当することができます。


等々です。

 もうすでにいくつかの地方自治体では取り入れています。
青森市、弘前市、東京都板橋区、品川区、武蔵野市、神戸市、宝塚市、広島市などです。
しかしながら、まだまだ宣伝・説明不足なのか、大きな実績を残しているところまでは行っていないようです。

 三田市のような衛星都市で、ニュータウンを中心に戸建ての物件が多い地域では、若年層にとって庭付きでの子育ては望まれており、有効な手段であると、私は考えています。
是非、積極的に推進してもらいたいと質問をおわりました。