時戻素

昔の跡,やがてなくなる予定のもの,変化していくもの,自身の旅の跡など・・・

(160) 門司港駅

2009年08月08日 04時36分43秒 | 現在の中の過去
 駅という建築物は,地域の雰囲気に合わせたものや地形の制約を受けたものなど同じ駅という目的のために作られたものであっても,個々の特徴がよく現れているように感じる。160番台の記事では「駅」をテーマに書いてみたい。150番台が「水辺の景色」をテーマにしていたので,境界となる160番の記事は水辺にある門司港駅について書いてみたい。

 門司港駅の駅舎。

(2009年3月11日撮影)

 1988年に国の重要文化財にも指定された大正3年築のネオルネサンス風建築物だと案内が出ている。もともとは門司駅だったようだ。
 写真では見たことはあったが,実際見てみると駅前の広場がかなり広く感じた。

 もう少し暗くなると・・・

(2009年3月11日撮影)

 駅前広場のイルミネーションも含めて,雰囲気がさらによくなる。

 駅前広場と道路を挟んですぐ海が見える。

(2009年3月11日撮影)

 名前から考えると海の近くなのは当たり前なのだが,海がここまで近いとは思っていなかった。

 駅舎内も広々としていて,レトロな雰囲気を演出している。
 待合室。

(2009年3月11日撮影)

 文字もそれなりの書体で右から左へ読むようにされている。 

 こんな近代的な設備にも・・・

(2009年3月11日撮影)

 自動券売機も文字が旧字体も用いて書かれている。

 トイレも・・・

(2009年3月11日撮影)

 流石に便器は現代的だが,レトロな雰囲気だ。

 トイレ前には・・・

(2009年3月11日撮影)

 手水鉢や

(2009年3月11日撮影)

 「帰り水」の水道がある。
 左奥に鏡が見えるが,そこが洗面所だったと思うが,この場所に関しての写真は撮っていなかった。
 他にも食堂,駅長室や忘れ物取り扱い所なども同様の演出がされている。

 次に改札だが・・・

(2009年3月11日撮影)

 自動改札機が設置されている。自動改札機が雰囲気を乱すとの意見もあったようで,それなりの色のものになっている。駅員も学ランのような衣装を着ていて,学生が職場体験をしているのと勘違いしてしまった。
 自動改札機の脇には・・・

(2009年3月11日撮影)

 有人の改札口も残されていた。
 本来は3つぐらい並んでいるのだが・・・

(2009年3月11日撮影)

 残りの2つはふぐの灯りの土台となっていた。

 改札内から改札を見ると・・・

(2009年3月11日撮影)

 駅の窓口の建物に乗り越し清算機があり,脇にはいすが並んでいた。
 その後の改札内外の仕切りはやたら低く見える。

 ホームは鹿児島本線の終着駅ということもあり,

(2009年3月11日撮影)

 線路は行き止まりになっている。

 改札口を写した写真に見えるように,ホーム番号は1,2,4,5番のりばと3番が抜けている。
 1,2番のりばと4,5番のりばの間には・・・

(2009年3月11日撮影)

 0哩の碑,その後には車輪や安全の鐘などがある。

(2009年3月11日撮影)

 駅名も隣の駅名とかもかかれず,ホームの屋根から進行方向に見えるようにつるされていた。

 流石に列車まではレトロではないが,周囲のレトロタウンに合わせた駅になっている。

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