今から扱うテーマを考えるのに重要な手がかりがこの建物にあります。
少し変わった建物ですが,何の建物か知っている人はいますか?
(2008年6月1日撮影)
この辺にない建物だから,知っている人は少ないかもしれませんね。
では何の目的で作られた建物なのかを考えてみましょう。この建物,別の角度から見るとこうなっています。
(2008年6月1日撮影)
この建物の下に何がありますか?
線路がありますね。
では,この建物は?
駅です。見たことがある人はいなかったけれど,これは慈眼寺駅です。
この駅には,こんなものがあります。
(2008年6月1日撮影)
どこの駅にもある駅名が書かれたものですね。
では,この写真を見て,「何か変だな」と思うところはありませんか?
「じげんじ」は漢字から考えて何の名前だと思いますか?
寺と書いてあるのでお寺ですね。
でも,この写真に描かれているイラストは・・・
神社ですね。何故でしょう?
-------------
いつもと違った書き出しだが,これは,「鹿児島の今と昔」というテーマで行われた中学生向けの選択教科の社会科の授業を再現したものである。この前には,ひらがなで書かれた一見由来の分からない地名を提示し,昔の鹿児島の様子を考えると地名の意味が分かってくるという内容の話をしている。
この後は,予想がつくかもしれないが「廃仏毀釈」へと展開していく。
もちろん,この内容は教科書には載っていないし,「廃仏毀釈」は中学校の社会では習わない。なお,この授業は,選択社会の授業ということもあり,ある教育実習生が大学で勉強していることを紹介して欲しいという指導教員の指示のもとに行われた授業である。(この部分は,補助的な部分のみを抜き出したので,「本質とは関係ないのでは?」というご指摘もあるかとは思いますが,ご了承下さい。)
慈眼寺の様子や上町地区を中心とする昔の町の様子などは,また別の記事で紹介したいと思う。
以前,「慈眼寺駅周辺」の記事で,鉄道の高架化による再開発をとりあげた。先ほど,取り上げた慈眼寺駅も高架駅に改装される。今回は,あと少しでなくなってしまうこの建物の内部を見てみたいと思う。結構,変わった構造になっている。
駅の入り口。この駅の改札は2階にあるので,入り口を入るとすぐに階段がある。線路を超える必要がない手前のホームに行くにも階段を一度登らなければならない。エレベータやエスカレータももちろん存在しない。そのためか階段には,5段ごとにプレートがつけられている。
(2008年10月21日撮影)
1段目「階段があって 申し訳ありません。」と書かれている。
その後,5段ごとに・・・
5段目「お気をつけて ゆっくりと。」
10段目「好評発売中! 新幹線2枚切符」(赤字表記)
15段目「ごくろうさまの坂 がんばってください」
20段目「お気をつけて ください」
25段目「足元に注意し 頑張って~!」
30段目「好評発売中! 駅長おすすめプラン」(赤字表記)
35段目「もう少しです、 元気を出してください」
40段目「お疲れ様です。 お花がお待ちしています。」
ねぎらいの言葉の中に,ところどころ宣伝が混じった階段を登りきるとこうなっている。
(2008年10月21日撮影)
お待ちしてくれているお花が写真の左側に写っている。
改札口の向こうに見える窓からは,この前紹介した切り崩されている山が見える。(この写真では見えないかもしれないが・・・)
今,登ってきた階段の方を振り返ると,「ここから鹿児島のシンボル桜島が見えます。」という張り紙がある。
窓からの眺め。
(2008年2月12日撮影)
他の駅では,ステンレスの四角い箱の切符入れもここのものは変わっている。
(2007年11月12日撮影)
普段,何気なく使っている場所でも,よく見てみると,結構地域性が現れていたり,かつての姿が見えてきたりする。現在も周囲の畑や住宅などが整地されている。この駅舎がなくなるとまた別の風景になっていくだろう。
お知らせ。先日の「クリスマスの接近」の記事に,今年のツリーの画像をアップしました。
※ 2011年3月20日現在の周辺の様子はこちら。
少し変わった建物ですが,何の建物か知っている人はいますか?
(2008年6月1日撮影)
この辺にない建物だから,知っている人は少ないかもしれませんね。
では何の目的で作られた建物なのかを考えてみましょう。この建物,別の角度から見るとこうなっています。
(2008年6月1日撮影)
この建物の下に何がありますか?
線路がありますね。
では,この建物は?
駅です。見たことがある人はいなかったけれど,これは慈眼寺駅です。
この駅には,こんなものがあります。
(2008年6月1日撮影)
どこの駅にもある駅名が書かれたものですね。
では,この写真を見て,「何か変だな」と思うところはありませんか?
「じげんじ」は漢字から考えて何の名前だと思いますか?
寺と書いてあるのでお寺ですね。
でも,この写真に描かれているイラストは・・・
神社ですね。何故でしょう?
-------------
いつもと違った書き出しだが,これは,「鹿児島の今と昔」というテーマで行われた中学生向けの選択教科の社会科の授業を再現したものである。この前には,ひらがなで書かれた一見由来の分からない地名を提示し,昔の鹿児島の様子を考えると地名の意味が分かってくるという内容の話をしている。
この後は,予想がつくかもしれないが「廃仏毀釈」へと展開していく。
もちろん,この内容は教科書には載っていないし,「廃仏毀釈」は中学校の社会では習わない。なお,この授業は,選択社会の授業ということもあり,ある教育実習生が大学で勉強していることを紹介して欲しいという指導教員の指示のもとに行われた授業である。(この部分は,補助的な部分のみを抜き出したので,「本質とは関係ないのでは?」というご指摘もあるかとは思いますが,ご了承下さい。)
慈眼寺の様子や上町地区を中心とする昔の町の様子などは,また別の記事で紹介したいと思う。
以前,「慈眼寺駅周辺」の記事で,鉄道の高架化による再開発をとりあげた。先ほど,取り上げた慈眼寺駅も高架駅に改装される。今回は,あと少しでなくなってしまうこの建物の内部を見てみたいと思う。結構,変わった構造になっている。
駅の入り口。この駅の改札は2階にあるので,入り口を入るとすぐに階段がある。線路を超える必要がない手前のホームに行くにも階段を一度登らなければならない。エレベータやエスカレータももちろん存在しない。そのためか階段には,5段ごとにプレートがつけられている。
(2008年10月21日撮影)
1段目「階段があって 申し訳ありません。」と書かれている。
その後,5段ごとに・・・
5段目「お気をつけて ゆっくりと。」
10段目「好評発売中! 新幹線2枚切符」(赤字表記)
15段目「ごくろうさまの坂 がんばってください」
20段目「お気をつけて ください」
25段目「足元に注意し 頑張って~!」
30段目「好評発売中! 駅長おすすめプラン」(赤字表記)
35段目「もう少しです、 元気を出してください」
40段目「お疲れ様です。 お花がお待ちしています。」
ねぎらいの言葉の中に,ところどころ宣伝が混じった階段を登りきるとこうなっている。
(2008年10月21日撮影)
お待ちしてくれているお花が写真の左側に写っている。
改札口の向こうに見える窓からは,この前紹介した切り崩されている山が見える。(この写真では見えないかもしれないが・・・)
今,登ってきた階段の方を振り返ると,「ここから鹿児島のシンボル桜島が見えます。」という張り紙がある。
窓からの眺め。
(2008年2月12日撮影)
他の駅では,ステンレスの四角い箱の切符入れもここのものは変わっている。
(2007年11月12日撮影)
普段,何気なく使っている場所でも,よく見てみると,結構地域性が現れていたり,かつての姿が見えてきたりする。現在も周囲の畑や住宅などが整地されている。この駅舎がなくなるとまた別の風景になっていくだろう。
お知らせ。先日の「クリスマスの接近」の記事に,今年のツリーの画像をアップしました。
※ 2011年3月20日現在の周辺の様子はこちら。
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