70の瞳

笑いあり涙あり、35人の子どもたちが生活する児童養護施設「さんあい」の出来事や子どもと職員の声をお聞きください。

嵐の3学期

2017-01-16 09:11:52 | 愛すべき子どもたち

三学期は、間違いなく児童養護施設の子どもたちにとっては、嵐のような時といえる。それは4月から家庭復帰や進学・就職で退所する子にとって、受験にチャレンジする子にとって、新中高生となる子にとって、新しく入所する子にとって、今生活しているユニットを変わる子にとって、そしてお母さん役をしている職員の退職でお別れをしなければならない子にとって、まさに嵐のような経験をするからだ。 中でも退所や職員との別れの時を通らなくてはならない子どもたちのケアは慎重に話し合い、タイミングや誰がどのように話すかなどを決めてゆく。

人が生きてゆくときに、必ず悲しみや苦しみを体験する。子どもも同じだ。人生、嵐に会わず楽しいときや幸せなときがずっと続けばいいと誰も願うが、それは不可能だ。いやむしろ悲しみや苦しみを通して人も子どもも強くなり優しくなってゆける。アメリカのアリゾナにある強大なガラスドームのバイオテクノロジーの研究施設で、完全無風状態で完璧な生育環境の中で木を育てたところ、自然界の何倍のスピードで育っていったが。結局自重に絶えられなくなり倒れてしまったという。木の生育にも厳しい自然環境が必要ということなのだ。

3学期の毎日は、まるで嵐だ。大きな別れの準備をしながら、寒さの中での生活、感染症対策、受験等々。でもそれは、子どもたちが春から大きなジャンプをするため膝を曲げる時なのだ。

自分の羽で空を飛べるように育てるのが親鳥の役目。

 

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