70の瞳

笑いあり涙あり、35人の子どもたちが生活する児童養護施設「さんあい」の出来事や子どもと職員の声をお聞きください。

冬野菜のように

2016-10-17 16:02:19 | 愛すべき子どもたち

さんあいの周の畑では、ブロッコリー、キャベツ、大根、小松菜等の冬野菜が順調に育っている。ここら辺は、ハウス栽培はなく路地植えが中心なので、それぞれの野菜が小さな苗から出荷まで育つ様子を観察することができる。一方、周りの雑木林に目をやると紅葉を終えて落葉し始めている木が目立つ。その木々の様子を見ると、冬野菜は不思議だと感じる。 気温が下がり日照時間も徐々に短くなって行くのに逆行して、成長して行くからだ。

キュウリ、ナス、トマト、ピーマン、スイカ等の夏野菜と冬野菜の違いは、夏野菜は、気温の上昇や日照時間の長さに伴って成長し花をつける。そして花から食する実が成長する。一方、冬野菜は、寒さの中で食する根や葉が成長し甘みを増し成熟し、最後に花を咲かせる。 つまり、花を前につけるか、後につけるかが大きな違いだ。

さんあいの子どもたちを見ていると、冬野菜のように育ってほしいと願う。 彼らは夏野菜のように早々に花を咲かすような環境にはないのだから。むしろ、厳冬のような環境の中で、北風に負けそうになりながらも少しずつ成長しているのだ。だから、さんあいにいる間に根を太らせ甘みを増してほしい。

職員は、子どもたちひとり一人の春の訪れを信じ、花をつける時を夢みている。 

 

 

中庭で無邪気にシャボン玉で遊ぶさんあいの子どもたち。 

 

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