景気があまり良くなると売上が減少するため、経費を削減することが見受けられます。
今日はオーナー社長の会社のもっとも効果のある削減方法をお伝えしたいと思います。
経費削減はまず現状分析から行い、金額的に大きなものから見直すというのが基本ですが、
それよりもっとも容易に大きく削減できる方法があります。
以前、お話ししましたが、オーナー社長にとって、会社と自分は実質一体です。
そこから派生するものでもありますが、もっとも効果の大きな方法は、
「オーナー社長である自分の生活様式を見直して変えること」
です。
こう聞くと「ふ~ん」と思う方もいらっしゃるかと思いますので、説明をします。
会社の経費は単なる無駄というケースもあたりしますが、だいたいはその事業活動に
かかわってきます。
ですので、むやみに経費削減を行うと売上や内部管理、その他の事業活動に
悪影響がある場合もあります。
一方、個人の生活費を落とす場合は、会社経営に影響は全くありませんので、
容易に削減しやすいです。
具体的には、
● 月の飲みに行く回数やお店等の見直し
たとえば月に6回程度1回2万円使っているのであれば、月に3回1回1.5万円
とするだけで月に7.5万円の経費削減ができます
● 自動車の見直し
自動車がそれほど必要としない場合は廃車とする方法や
次回購入時は安い車を購入するなど
自動車は、維持費(車検、ガソリン、税金、駐車場代)、購入金額
が高く、お金をなくす3大要因といわれてますので、少し見直すだけで
おかねへの影響は大きいです。
● 住居の見直し
家賃は固定費ですので、あまり使用しない部屋等あるようでしたら
引っ越しを検討することもあるかと思います。
最近は礼金なしの物件も結構あり、引っ越し業者も安いところもありますので、
3ヶ月程度で元をとれて、さらにその後費用削減できるというのもあります。
● 保険の見直しや解約等
必要性の薄い保険等の見直しもあります。
保険料は固定的にでていき、何事もなければ基本的に得はしないものです。
安心を買うというのがありますが、内容等を見直すとかなり違ってきます。
ちなみにお金を無くす3大要因は
●車
●家
●保険
ですので、これら3つを見直すと全然変わってくるかと思います。
役員報酬を減額しても家計が減少すれば、実質的な取り分を変えずに、
会社の経費を減少させることが容易にできます。
会社の業績が悪くなっても個人の生活レベルを全く変えることができない
あるいはしない方は結構多いです。
困ったものですね。