実は、昨日の踏切事故の起こった駅は
普段使っている駅である。
今朝の会議が早くからあったため、
昨晩は早く仕事を切り上げて帰ろうと思ったのが20:00頃。
ちょうどその時東上線が人身事故で止まっているとの情報が
俺の職場にも入ってきた。
仕方が無いので又仕事を再開して時間をつぶしていたのだが、
まさか、いつも使っている馴染みの駅とは
この時点では思っていなかった。
電車が動き出したの情報を受けて
22:00過ぎに会社を出て駅に着いてみると、
まだ救急車、消防車、放送局の車などでごった返していた。
普段会社帰りに飲みに行くのに
そこの踏み切りは良く通るので
道幅の狭さは理解しているが、
そこに野次馬からTVクルーやらで人だかり&大渋滞になっていて
警察が交通整理しているのを見ていてつらそうだった。
まあ、その時間になると、電車ももう空いてきていてので
自分自身は大変なことにはならずに済んだが、
痛ましい事故であった。
この事故に関してブログで
「何故ホームにいた人は非常停止装置ボタンを押さなかったのか?」
というのを書かれている人が多かったのだが、
ちょうど事故のあった辺りには非常停止装置ボタンは
なかったような気がする。
気がする、というのも、全くどこにあるか記憶に無いからである。
普段利用する俺でさえこうなのである。
その場で事故目撃した人などまして一瞬のことで、
非常停止装置ボタンなど頭の中にも無かったのではないだろうか?
助けようとして重体になった警官も無事に意識を取り戻したとしても、
電車を止めてしまったことを理由に
慰謝料を鉄道会社に払わなければならなくなるのだろうか?
そうだとしたら何だか悲しすぎる。
そんな痛ましい事故が起こった1日後は
何事もなかったかのようになっていた、ということが
なおさら悲しかった。
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(2007年2月11日 追記)
あまりこのことに触れているブログが少なかったので
追記したいと思う。
実際には非常停止ボタンは押されていたらしい。
東京・板橋区の東武線事故:「早く回復して」 交番に千羽鶴や花届く(毎日新聞)
ただ、押された時にはもう遅かった、とのこと。
後日、駅にも非常停止ボタンの注意看板が掲げられていた。
改めて仕事帰りに駅の非常停止ボタンの場所を確認したのだが、
事故現場からホーム上の一番近い非常停止ボタンまでは
かなり距離があるなあ、というのが率直な感想。
むしろ踏み切りに設置してある非常停止ボタンの方が
よっぽど距離は近いところにある。
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(2007年2月12日 追記2)
この追記はできればしたくありませんでした。
報道されているように、願いかなわず、助けに入って巻き込まれてしまった警官が
本日亡くなりました。
東武線事故の警察官が死亡 女性救おうとはねられる(共同通信) - goo ニュース
ここの交番に直接御世話になったことはありませんでしたが、
公表された顔写真を見て見覚えがあります。
なんともいえない気持ちです。
御冥福を御祈り申し上げます。
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