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追憶と、踊りながら

2017-03-20 | 英国部屋

原題は「Lilting」、中文だと「軽軽揺晃」。
日本で劇場公開していたのも知らなかったです。
たまたまCSで見て…にしては拾い物でした。

内容は…今更なので書きませんが。
登場人物は実質5人程度なのに濃密な時間が流れてました。

主役はこの方、鄭佩佩。
いかにも気が強く、息子を溺愛している中国の母親という感じでした(カンボジニア系中国人という設定)。 
夫に恨みがある分、息子に全ての愛情を注いでいるがそれが息子の自由を奪っているということに気づかない孤独な母親。
鄭佩佩自身は往年のショウ・ブラザーズの大スターですが。
この役ではまるで化粧っ気のない、いかにもな中国人女性を演じてますが、素顔は物凄くモダンな方。
結婚してアメリカに移住してコンテンポラリーダンスの舞踊団を結成したりして精力的に活動していましたね。
90年代に入ってから香港の映画界に復帰してましたが。
彼女の話す国語は巻き舌の少ない非常に聞きやすい国語です。

その息子役のアンドリュー・リョン(レオン)。
 父親が中国系で母親が英国人のハーフですね。
映画の中では母親とは国語で話すのですが、ネイティブとは言い難い感じが逆に良かったです。
鄭佩佩に比べると巻き舌が多少キツいですが……
英国に移住しても頑なに英語を学ぼうとしない母親に対して、英国人として英国の環境に溶け込んでいる息子が
国語を話す機会は恐らく母親とだけなんだろうなということが想像できたので。 

その息子の恋人役のベン・ウィショー。
この方は同志役以外では見たことないです……ワタクシ。 
先生に怒られて廊下に立たされてる高校生を思わせる風貌(苦笑)
亡くなった恋人の代わりに言葉が通じない母親を幸せにしたいと思う好青年!
いや、そこまでしなくても~って正直思いましたわ。
ただ、母親と接することによって既に亡くなってしまった恋人とも繋がっていけるという想いがあるんですよね。
そこには相容れない事も多いし、決して全てを共有出来るわけではないにせよ。 

二人の色白、ツルツルな肌感がハレーション起こしそうなほど眩しくて、とてもキレイな床戯でした。
そう、アンドリューはシーン的には3つか4つぐらいしか登場しないんですよね。
でもその存在感は強く残ります。 

これから先もこの母親は孤独なままだろうし、決して新しい世界に踏み込んではいかないのだろうけど、
でも息子が何を思い、この恋人が自分のためにやろうとしてくれたことは理解出来たんだろうな…
何かが少し変わるのかな…と希望を持たせた終わり方だなと思いました。 

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