北半球一周の旅 2002年 1年間 回想記

1年間をかけて、北半球の主要な国、都市、世界遺産などの旅をした体験を赤裸々に綴る回想記。

北半球一周の旅・ワシントンDC・スミソニアン協会博物館群観光②

2010-02-03 03:30:16 | Weblog
 スミソニアン協会博物館群の観光の二日目は国立アメリカ歴史博物館(National Museum of American History)と国立自然史博物館(National Museum of Natural History)に足を運んだ。

 アメリカ歴史博物館にはアメリカ合衆国の歴史や文化に関する作品や展示品などがある。

 自然史博物館は俺がスミソニアンの中で最も楽しみにしていた博物館だ。スミソニアンで最も古い博物館で収蔵されるコレクションの数もスミソニアン全体の中でも圧倒的に多く、世界最大の博物館だ。
見逃してはならないのは化石のコーナーで、世界最古の化石や、植物の化石、哺乳類の化石などもあるが、やはりなんと言ってもステゴザウルスやトリケラトプスなどの恐竜の化石が圧巻だ。
また1階には哺乳類ファミリー・ホールがあり、動物園とは別の視点で剥製の動物をマ
間近で見ることができる。
45,5カラットのブルー・ダイヤモンド、ホープダイヤモンド(Hope Diamond)も必見だ。「呪いの宝石」として有名で9世紀頃にインドで農夫に発見されてから多くの伝説を残してきたダイヤモンドだ。
その他にも世界最大のルビーやサファイア・ダイヤモンドなども展示されている。
自然科学好きにとっては何時間いても飽きることの無い博物館だ。
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北半球一周の旅・ワシントンDC・スミソニアン協会博物館群観光①

2010-01-12 01:17:59 | Weblog
 スミソニアン協会博物館群の観光の初日は国立航空宇宙博物館(Natinal Air and Space Museum)とフリーアギャラリー(Freer Gallery of Art)の2つの博物館を訪れる事にした。
2010年1月現在スミソニアン協会には19の博物館&美術館と動物園が属している。全部見ようと思ったら最低でも一週間はなくては見切れないので、限られた滞在の場合は事前に訪問する所を決めておく必要がある。

 国立航空宇宙博物館には航空機と宇宙船に関連した収集物が展示されている。
是非見ておきたいのがライト兄弟が世界で初めての有人動力飛行に成功したライトフライヤー号(Wright Flyer)。
また触ることもできる月の石の標本や、人類が初めて月面に着陸した際のアポロ11号の指令船も展示されている。

 フリーアギャラリーにはアメリカの美術品だけでなく、日本を含む中国やインドなどの東洋美術の作品も数多く展示されている。
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北半球一周の旅・ワシントンDC・キャピトルヒル

2009-12-11 03:56:30 | Weblog
 インド料理屋で胃袋を充分に満たしたので、キャピトルヒル界隈を観光。
テレビや映画でも目にした事のある国会議事堂(連邦議会議事堂)はワシントンDCを代表する建造物だ。平日毎朝配布している整理券をもらえば建物内を見学できるらしいが時間の関係で外観を眺めるだけにした。隣接する最高裁判所、議会図書館の内部に入って見学する。
ワシントンDCでの観光は、基本入場料がかからないのが嬉しい。

 翌日からのスミソニアン協会博物館群での観光に備え、早めに宿に戻ってガイドブックのコピーを見ながら、訪問する場所や順番などを予習する。
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北半球一周の旅・ワシントンDC・インド料理

2009-11-16 01:47:37 | Weblog
 2002年3月下旬。アメリカに入ってからは物価が高いと言う事もあって、俺とK君の食生活はかなり貧相なものになっていた。インスタントラーメンやスナック菓子を食べる事が多かったので、腹いっぱいおいしいものを食べたくなってきていた。

 ワシントンDCに到着した日の昼、俺とK君はガイドブックで目をつけていたインド料理の店に行く事にした。この店はキャピトルヒル地区と呼ばれる、国会議事堂があり小高い丘になっているエリアにある。
ランチならば10ドル程度で3種類のカレーが食べ放題だ。

 正直アメリカという事もあり、あまり期待していなかったのだが店の雰囲気も良く、味もかなりイケる。
俺は子供の頃からインド料理(というかカレーライス)が大好きで、日本や海外で行く先々でかなりの数のインド料理屋に行った事があるが、その中でもここは俺の中では上位にランクインするインド料理屋と言っていいだろう。

 日本を出発してから初めて、久しぶりに食べるカレーだったので、俺もK君もここぞとばかりに食いまくった。
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北半球一周の旅・ワシントンDC・ユースホステル

2009-11-07 02:37:39 | Weblog
 アトランタから乗り込んだアムトラック・クレセント号は、午前中にワシントンDC、ユニオン駅に到着。
メキシコのバスでの車中泊移動ではあまり熟睡できなかったが、アムトラックでの車中泊は実に快適だ。貧乏旅行なので当然寝台車(Sleeper)ではなく、Coachと呼ばれる一般の座席車両での移動だが、この旅の中で泊まったヘタな安宿よりも心地よく眠れるかもしれない。

 俺とK君はガイドブックで見て決めていたユースホステルに歩いて向かう。
アメリカの中でもかなり人気の高いユースホステルのようだが、ベッド数もかなり多いので直ぐにチェックインできた。ロケーションも抜群で、俺達のワシントンDCでの観光の中心となるスミソニアン協会博物館群にも余裕で徒歩で行ける圏内だ。
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北半球一周の旅・アメリカ・クレセント号・アトランタ~ワシントンDC・後半

2009-11-01 03:00:52 | Weblog
 アムトラックの車内で俺とK君は、隣の座席でお互い会話もせずにアーリータイムズを飲む。
しばらくすると二つ前の座席に座っている人達の視線が気になり始めた。(一つ前の座席は空席)ちょっと意識して見てみると、高校生ぐらいと思われる黒人の二人組みの女性がたまに振り返って俺たちの方を見ているようだ。アムトラックの車内に男のアジア人二人がいる光景が物珍しいのだろうか。耳を傾けてみると、どうやら俺の事を二人で、ジャッキー・チェン、ジャッキー・チェンと噂している様だ。
酒を飲んでちょっといい気持ちになっていたので、彼女達が次に俺の方を見た時に、俺はジャッキー・チェンが映画の中でやるようなカンフーのポーズをとって見せてあげた。彼女達は手をたたいて腹を抱えて笑っていた。

 K君はメキシコ旅行中に小学生ぐらいの子供にブルース・リーと指差された事があった。
俺も日本ではジャッキー・チェンに似てると言われた事は無かったが、メキシコでかけたパーマがゆるくなってきて髪もいい感じに伸びてジャッキー・チェンっぽくなってきたのだろうか。

 そしてこの後ヨーロッパに行く事になるのだが、ヨーロッパでも俺はよく子供にジャッキー・チェンと言われ、K君はブルース・リーと言われる事があった。
西洋人にとってはアジア人と言えば真っ先にジャッキー・チェンやブルース・リーが思い浮かぶのだろうか。
まぁでも俺は子供の頃からブルース・リーやジャッキー・チェンが大好きだったので、子供にジャッキー・チェンと指差されても悪い気はしなかった。子供にジャッキー・チェンと言われたら、必ずカンフーのポーズをとって応えるようにした。そうしたら彼らは必ず大喜びしてくれた。
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北半球一周の旅・アメリカ・クレセント号・アトランタ~ワシントンDC・前半

2009-10-30 02:38:59 | Weblog
 ニューオーリンズからアトランタまで乗ってきたアムトラックのクレセント号は1日1便なので、アトランタで降りたのと同じ時間(午後8時前)に再び乗り込む。
チェックアウト後も宿(ユースホステル)の談話室にずっといれたので、宿でインスタントラーメンとかを作って早めの夕食を済ませてあった。

 もう日が暮れているので車窓から景色を眺めても味気ない。
ニューオーリンズで購入したアーリータイムズがまだ残っているので俺とK君はスナックバーで氷をもらってロックで飲む。
アムトラックの社内で飲むウィスキーは格別だ。
飛行機の機内で飲むのも悪くは無いが、ゆったりとしたスペースや適度な揺れが心地よく酔わせてくれる。ウィスキーを飲むのに最も適した移動手段(乗り物)だと思う。
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北半球一周の旅・アトランタ・総括

2009-10-27 03:20:16 | Weblog
 正直アトランタに関してはそれまでに行きたいと思った事は無かったので、アメリカ南部を代表する都市とはいえ特に何も期待していなかった。アムトラックのU.S.A.レイルパスが使えるので、とりあえず行っときましょうかぐらいの感じだった。
それでも宿(ユースホステル)では思いがけず久々に大勢の日本人と会話する事ができたし、憧れだったアメリカの球場でのメジャーリーグの試合観戦もできたので、それなりに楽しむことができた。

 ヒューストンで行った絶叫マシンのテーマパークシックス・フラッグス(six flags)がアトランタにもあるので、最終日に行く予定を立てていたのだが、あいにく朝から雨が降っていたので中止にして、ユースホステルの中で日本人旅行者とずっと話をして時間を潰した。

 皮肉にもアメリカの公民権運動の最大の指導者、キング牧師の故郷アトランタで、アメリカの人種問題の根深さを肌で感じてしまった気がした。
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北半球一周の旅・アトランタ・ヴァーシティ

2009-10-24 22:52:47 | Weblog
 ヴァーシティ(Varsity)はアトランタ近辺にチェーン店を構えるファストフード店。
俺とK君が2度足を運んだのは宿の近くにあるThe Varsity downntown
この店は1928年から続いており世界最大のドライブインを誇る。
メインにはチリドッグやスロードッグ(コールスロー)などのホットドッグ。サイドにはフレンチフライ(ポテト)のほかにオニオンリングス(玉ネギのフライ)やフライドピーチパイなどもある。値段も手頃でどれを食べても結構イケる。
アメリカのファストフード店でこれだけ満足感を得られる店は、そうそうないのではないだろうか。
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北半球一周の旅・アトランタ・キング牧師国立歴史地区・後半

2009-10-14 12:10:43 | Weblog
 キング牧師が生まれ育ったアトランタの一角は、彼の業績を称えて国の史跡に指定されている。
ビジターセンターでは彼の活動を写真やビデオで紹介している。

 キングセンターではキング牧師の資料や遺品などが展示されている。
彼が多大な影響を受けたマハトマ・ガンジーに関する展示もされている。

 キングセンターから少し歩いたところに、キング牧師の生家がある。外観だけでなく、内部も彼が住んでた頃のままに復元されている。

 キング牧師の父親が牧師として働いていたのが、エベニザー・バプティスト教会。キング牧師の母親は1974年に、この教会で暗殺された。

 キング牧師国立歴史地区近辺の治安があまり良くないとの理由で、ガイドブックではバスかタクシーでの訪問を勧めていた。俺とK君はそれを無視して、往復地下鉄の駅から徒歩で移動した。往きはまだ明るくて特になにも感じなかったのだが、多少薄暗くなった帰りがけに往きとは別の道を歩いていると、その近辺の住人と思しき黒人の鋭い視線が俺達の四方八方から突き刺さってきた。
こういう時はビビッちゃいけない。心の中の緊張感はかけらも見せずに堂々と歩く事だ。なんとか無事地下鉄の駅に辿り着いたが心臓が止まりそうだった。

 先日オバマ大統領がノーベル平和賞を受賞した。さかのぼる事45年、1964年にキング牧師も黒人としては3人目のノーベル平和賞を受賞している。
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