晴男の本音(旧晴男の日記)

他では語ることのできない、心のうちを
ここに書き連ねますわ。
2007年2月7日より

キングカズ 三浦和良殿

2005-11-16 12:30:29 | Weblog
38歳 現役
サッカー界に於いて38という年齢は、体力的にも限界であるといわれる。

しかし彼は高い目標を掲げ、それを実現する為に日々邁進している。
そして高いモチベーションを保ち、同時にフィジカルをも維持している。
モチベーションがあってこそフィジカルもまた然りであろう。
自己実現のために己に忠実に生きている。
15でプロの世界に飛び込んで今なお、プロである。
彼の目標はワールドカップ出場。
サッカーをプレイする全ての人間が一度は目標とするはずだ。 そして多くの人間は、途中で諦めざるを得ない。
98年大会では、彼もまたこのことを誰よりも強く感じたことであろう。
しかし、彼は諦めていない。
目標を実現するために、今度は南半球の地に渡り、彼の地で日の丸を胸にし、戦うことを目指している。

果たして今の日本代表に彼は必要なのか?
答えは「必要」であり、彼無くしてドイツでの善戦は成し遂げられないだろう。
今の代表にかけているものがある。 漠然としているだろうが、皆が気づきつつある。
そう、カズの高い意識だ。
代表というのは、言葉を変えると烏合の衆でしかない。
故に、全員の目的が一致しなければ、散散たるものになる。
目的を一致させる為には、カズのモチベーションと影響力以外にないだろう。

ジーコ監督へ。
今はいい。 しかし大会直前になる前にカズを代表に召集して下さい。
残された時間はあまりないのだから。 そして今日の結果を見れば、カズが必要であることがハッキリとするだろう。
 左足しか使わない人を使う余裕があればなおさらである。

厳しすぎる処分

2005-11-11 09:38:27 | Weblog
鉄道の運転士が御子息を運転室に入れてしまい、懲戒解雇の処分を受けたニュースが、議論を呼んでいる。
賛否両論あるとおもう。
社内規定を守れなかった事に対する処分事態は必要であろう。
最近、鉄道運転士の不祥事が取り沙汰されている現状を考慮すると黙認できないのは当然である。
世間の目というものは、とかく厳しいものだし、近年はその傾向が強まっている。

鉄道車輌の多くは運転室が客車と一体になっているとおもう。 そして客車とはドア1枚で仕切られていて、ドアもガラス張りが多く使われている。
 社内の状況が見えたり、一部の利用者には景観もよいことから、ガラス張りなのだと思う。

運転士も人であり、家族もいるだろう。
たまには父の仕事っぷりを家族に見せてあげたいと思うこともあるだろう。 ましてや、鉄道は年中無休で運行している。普通のサラリーマン家庭のような休日の家族サービスもままならない労働環境だろう。
そのようななかで、自分に息子がいれば、父の姿を見せてあげたくなる。 何しろ大抵の男の子は電車が大好きだ。まして子供であればなおさら好きだ。
今回の運転士は決して、子供を運転室に乗せようと企画していたわけではないようだ。
 おそらく多くの父親たちは、公共機関の、しかも目の前で、子供がぐずれば、他のお客に迷惑がかかると考えるだろうし、どうすれば泣き止むかもわかる。そして普段の家族サービスのことが頭の片隅にでもあれば、結果として、この運転士の取った行動と同じ事をすると思う。
だから処分は厳しすぎるという意見がでてくるのだろう。

 会社側からすれば、先例を作ってしまうと、会社の母体を揺るがしかねない危険に発展する可能性もあるだろう。敵対的買収が流行っているこの御時世ならなおさらである。 世の中一事が万事だという人もいる。
そして、解雇という厳罰を持って対応しなければならない理由が他にもあるのかもしれない。 もしも会社が、リストラクチャリングの過渡期であれば、少しでもリストラクチャリング実現の為の障壁が取り除けるのであれば、最高のタイミングだったのかもしれないし、そもそも今回の運転士の普段の勤務状況などは一切わからないのだから、実際のところ賛否も分かれるのだろう。
一層の事、条件付で運転室の入室を許可したらどうなのであろう。
例えば、運転士の家族しかも就学前の子供に限って運転室に同乗することを許可する、のような。 そうすれば運転士を目指す人材が今以上に増えて、適度な競争が発生し、案外、運転士の質が上がるかも知れないし、魅力ある仕事として認知されれば、多少のコストも抑えられるかもしれない。
もっとも危機管理という面から考えれば、多少のリスクが生まれるのかもしれないし、なによりも兵庫の事故でも言われたが、多くの命を預かる仕事なのだから、甘えは許されないのかもしれない。