サリュサクゥィトニー(旧サルサクトニー)

ペンネーム「Tonny」の前に仏語の「サリュ」、「サックス」を合成してみました。数々の趣味の世界にお付き合い下さい。

SLやまぐち機関車付け替え

2010-10-30 11:47:47 | Weblog
雨です。
台風です。
でも秋です。
どこかに出かけたくても出かけられないそんなあなたにこの記事を提供いたします。

先日、SLやまぐちが機関車重連運転するとのことだったので見に行ってきました。
一般に重連運転と言われていますが、重連運転とは、動力のない客車を機関車が2両もしくはそれ以上で動かして運転することです。
最近ではほとんどなくなってしまいましたが、昔は客車を機関車が引っ張るという運転方式が主流で、蒸気機関車が3両で峠を越えたという話や写真を見たりしたものですが、今回は2両です。
蒸気機関車の運転自体がほとんどない上に重連運転とのことなのできっぷを入手したかったのですが、できなかったので外から見ることに徹しました。
新山口(かつての小郡)から津和野まで行って帰ってくる行程で、何と言っても津和野駅での機関車入れ替え作業を押さえたかったので今回はその写真がメインです。
まずはこの写真から。

早速ですが、すでにこの写真です。
SLの次の列車で追いかけたので列車はすでにホームから離れ、退避路線に入っていました。
津和野駅は少しクセのある構造で、駅舎はあるのに改札を抜けたところがホームではなく、跨道橋を渡って島式のホームに行くという構造になっています。
よって、改札を抜けた一番手前の路線が退避路線で、列車到着後、乗客を降ろすとだいたいいつもここに入ります。
上の写真で言うと3本の線路のうち一番右側の線路の手前方が退避路線でそのさらに右手に駅舎がある形になります。
真ん中の線路が新山口方(山陽方面)用、左の線路が益田方(山陰方面)用で両方ともホームに接しています。
なのでおそらく、左側に到着して乗客を降ろした後で真直ぐ写真奥まで進み、切り替えして一番右の退避路線手前に戻ったと考えられます。
長くなりましたが、上の写真は退避路線で客車を切り離して向きを変えるための転車台へ行くための第一段階です。
転車台は左の奥にあるのですが、奥でレールがつながっていないので、本線に出て手前(新山口方)にあるつながっている部分(ポイント)まで行く場面です。
時間を追って2枚目の写真です。

退避路線で重連のまま機関車を切り離し右側手前から奥に出て奥から左側の手前に戻って来ました。
新山口方のポイントで切り替えして一番左側の線路に入った所で2両の機関車を切り離しです。それが下の写真です。

まずは後ろに付いていた小さい機関車が先に転車台に向かいます。

左から2番目の線路の奥に転車台があるので後進して切り替えます。
そして着いた場所が下の写真です。

転車台に乗るところです。

回転して、

出るところです。
90度回転して向かった先には水の補給所があります。
石炭は運転席の後ろに積んでいるのですが、そのすぐ近くから減っていくので残っている石炭を上に上って運転席側にかき集めます。
そして、蒸気もいっしょに放出するため水も減るので水も補給します。
すべての作業が終了し、戻ってきたのが下の写真です。

帰り(新山口行き)は列車の後ろに連結します。前から引いて後ろから押す運転方式になりました。
さて、1両目が終了し、次は2両目です。
補給を終えた先頭機関車が転車台に乗ります。

同様に回転して、

出てきました。

新山口方まで行って本線を通る列車の通過を待ちます。

通過後は退避路線に入っていよいよ最後の連結です。

作業者の方が連結器の確認をしています。ギャラリーもいます。

編成が無事に完成するとようやくホームに接する線路に入線します。

先頭機関車の機関士の方が後ろを確認しています。

最後尾の機関車の機関士の方が前を確認しています。
発車準備が整うと機関車は揃って爆音に近い警笛を長めに鳴らして津和野を跡にするのでした。

上と下は駅から少し離れた沿線から撮りました。

重連運転なのでもう少し客車の数を増やしてほしいと思いました。
今度は旧客車での重連運転を期待したいです。

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