日々の暮らしから

「街中の案山子」「庭にいます。」から更にタイトル変更します。

高野山の一泊二日の旅。ひとコマ

2011-07-06 07:17:33 | 私の雑感あれこれ
梅雨の合間、雨傘をさすこともなく、宿坊に泊まる旅は楽しかった!

そのひとコマをメモります。
宿坊についた3人組、夕飯前に一風呂、と待望の温泉に漬かろうとした。
先客は、金髪の若い女性ひとり。
さすが世界遺産の高野山、国際色も豊かなのだと、3人連れは合点。
で、湯船に入った、が。
ぬるい、というか、湯船の底は冷たくさえも感じる。
「これは、何だ!」「こんなのあり?」「これがここの温泉の特徴?」
と、アレコレ
先客の金髪女性は、黙して湯船に漬かっている。
きっと、彼女も不信におもっているのだろうなー、
日本の温泉はこんなのだと勘違いされると困るなー、など思い巡らす。
つぎに金髪彼女はサウナに。
友人二人も、温まらない湯船に愛想を付かして、サウナに。
ワタシも、一足遅れでサウナで温まろうと移動。
そのサウナ、4人が入って目いっぱい。
で、サーモメーターの温度は、60度代。
ぬるい!
こっちも、ちっともサウナっぽくないのです。
時計と90度を越す温度計を睨めっこしながら入るのが、サウナ浴の常なのに、60度では、ただの乾いた箱です。
どうしようもない、と湯船に戻りました。
すると、幾分、湯の温度が温まったような・・・。
サウナから金髪彼女も出てきました。
―あっ、声をかけなくっちゃ。少し暖かくなってきたから、もう一度湯船に入って―
と。
咄嗟に、それはおもったのです。だって、遠く日本の高野山の宿坊まで来て、ヒンヤリの湯船体験では、勘違いのままに終わるような気がして。
で、片言の言葉と身振りで、勧めました。
応じてくれた彼女と二人、湯船に漬かり、なんとか、ふたつみつの言葉をかけなくては、と。
「先程はぬるかったですね」の「ぬるい」が出てこない。
notwarmだろうか、a little warm naw
という単語で言わんとすることを察してくれるのでは、など、頭の中で単語を探す。
ま、探しながら、フィンランドから来た女性で、夫婦二人で3週間日本旅行をしていることなどが、伝わった。
あー、喋りたがりのオバサン(ワタシ)であるから、「思い」は湯量豊かな温泉の如く枠のだけれど、単語が枯山水、状態なのです。トホホ
我が娘が、あちこちの外国を旅したときは、いろんな人の好意に助けられているし、若い彼女も、異国の山奥まで来て入った温泉がぬるして、疑問髣髴だろう、ということは、想像出来るのです。
ま、ちょっと、日常会話すら不足している自分に忸怩たる思いを持った一瞬でした。

彼女が湯から上がって、サウナから出てきた、我が友人たち。
フィンランドからきた女性だって、などと話したら、
友人①は、「えっ!彼女、日本語 話せたの?」と。
・・・??
・・・!!
友人①は、国立某女子大卒のムカシ才媛、です(笑)。
友人②は、今も英会話を学んでいます(笑)。

ちょっと、くすぐったいような気分で、「イヤー、片言の英語で、単語を並べて聞いた」とワタシ。
・・・
英会話といえる代物ではありません。
最低限の会話ぐらい、口から出てくるようにしておきたいものだと、
ひとつ、課題が見つかりました。

早朝のパリ、モンマルトルで道に迷ったとき、ウォーキング中の年配男性が、同じ方向だから一緒に行きましょう、と語りかけてくれたっけ。
同じく、ノートルダム寺院の入り口を見つけられなくて迷っていたとき、裁判所前に二人の若き警備員がいて、語りかけたら、顔を赤らめながら、ボクは英語が苦手だから、もう一人に聞いて、と、そんなこともあった。
※注 このときの質問者は、ワタシではなく、同行の娘でした(トホホ)。

⇒英語は自国語ではなくても、使えると便利な世界語になっていると、つくづく思います。

困っている人に役立てられる道具として、もうちょっと、喋られたらなー、と切におもった一瞬でした。

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