街中の案山子

ひとり思うこと、考えることを、文字としてこのブログに

「カーネーション」を見ている  その3

2012-02-23 08:29:48 | 本・映画・テレビドラマ・絵・音楽
実在のモデルがあってのドラマということもあるのだろうが、説得力がある。
渡辺あや作と画面にでるけれど、渡辺さんの人間理解に引き込まれてしまう。
常に「やりたいことを抱えて頑張ってきた」糸子は、今引き際を決断するときに来たと考える。
お店を開いたときのことを回想して涙する。長女にお店を引き継いで、自分は一歩さがるという理想的な形だと思うのだけれど、渡辺さんは、「涙を流す糸子」にしている。個なのだ。20代の始めから家族を養ってきた糸子を描きながら、糸子個人の芯があってこその「洋装店」だったのだ。
私の育った田舎町の昭和30年代〜40年代の町の洋装店の記憶がある。あの田舎町の人たちも、スタイルブックを見せながら、お店においてある布地でお客の注文に応えていた。3人の子供たちは、これから羽ばたいていくのだろうけれど、その華やかさの素が糸子であり、華やかの原点がこんな岸和田の生活から育ったというのも、ドラマにひきつけられる理由です。
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