22歳からの貯蓄学

「22歳からの貯蓄学」というブログですが、今や30代。貯蓄・投資・投資信託・年金などの話題が中心です。

NISAの相談会に行ってみました。

2013-07-24 22:36:40 | 投資
最近、銀行や証券会社が加入に力を入れているNISA(少額投資非課税制度)。
最近の株高も手伝ってか、各社加入合戦が繰り広げられているようです。

そんなNISAですが、先日私の勤め先で「NISAの相談会を開催します!」との告知があったので、
投資初心者のふりをして参加してみることにしました。

相談会の部屋に行ってみると、担当の方が1人。
私以外は誰もいないようです。
ひとまず、「NISAってこんな制度なんですよ」という説明を受けます。

一通り終わった後、
セロン 「私、投資ってしたことないんですよねー」
担当さん 「そうなんですか!」(熱い視線を向ける)
セロン 「初心者がはじめる場合、どうしたらいいですかねー」
担当さん 「そうですねー。初心者の方なら投資信託というものからはじめるのがいいと思いますよ」
セロン 「投資信託って何ですか?」
担当さん 「いろんな株や債券をまとめて一つにしたものです」
セロン 「へー、そんなのがあるんですね」

ここまでは大丈夫だなー、と考えながら話を続けます。

セロン 「NISAをはじめる場合、おすすめの投資信託はありますか?」
担当さん 「そうですね。初心者の方でしたら...私はこちらをおすすめします」

ごそごそとパンフレットを取り出す担当さん。
そこに書かれていたのは、

『○○○○○ リートファンド(毎月分配型)』

・・・・・。

担当さんが説明を続けます。
担当さん 「この投資信託は世界の不動産に投資するものでして、価格も最近上がってきてるんですよ!」
セロン 「へー。そうなんですか」
担当さん 「なので購入すれば値上がり益を狙えます。あと、こちらは毎月分配型というもので、持っていれば
      毎月お金が入ってくるんです」
セロン 「へー。そうなんですか」
担当さん 「あと、こちらもおすすめです。資源国に投資する投資信託で(中略)、こちらも毎月分配型です」
セロン 「へー。そうなんですか」

その後も担当さんの熱い商品説明はつづき、最後に名刺を交換して終了。
名刺を見ると、担当さんは2級ファイナンシャル・プランナー(FP)の資格を持っていらっしゃるようでした。


ひとまず、説明を受けて感じたことは、
●リートはまだしも、資源国への投資信託って初心者向けではないのでは?
(後で調べると、為替リスク等、いろいろ留意事項があった)
●毎月分配型を勧めてたけれど、それじゃあNISAのメリットが減ってしまうのでは?
(分配金も100万円の非課税枠にカウントされるため、分配金が出るたびに使える枠が減っていく)
●2級FPを持っていらっしゃるにしては、メリット・デメリットの説明が雑ではないか?
(まあ、これは人によるかもしれませんが)

あと、FP保有者ならば「どんな目的でNISAを始めるのか」等を質問するなど、最低限のファイナンシャル・プランニング
をしていただきたかったです。せっかく勉強されたのでしょうに、知識を使わないともったいないです。

とまあ、私が行ったNISAの相談会はこんな感じでしたが、
「NISAの相談会、行ったほうがいいよ!」と同僚に声を掛ける気にはなれない内容でした。

残念!
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