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俺流、「教えて! goo」での質問術。~捻くれ編~

2009年03月25日 | 教えて! goo
 俺は下記のリンク先の質問に回答していない、それは質問者は回答を求めていないからだ。まず、タイトルからして捻くれている。主題をタイトルに書いていない。これは議論することを定めていないとまず最初に受け取られる。

<参考にした質問>
さて、何を語ろうか。

 哲学で一つの議題を提示し、回答を求めようものなら、議論は避けて通れないものだろう。だが、答えなんて出るはずがない。なぜなら、リンク先のような質問者が求めているのは「回答」そのものではなく、「議論」だからだ。議論することは大いに結構だし、議論が目的だということも不純だとは思わない。ただ、リンク先の質問者はその手段のとり方と、選んだ舞台が非常に捻くれている。推し量れないが、目的すら捻くれているかもしれない。

 なぜ、質問者の目的は議論だと分かるのかというと、それは質問内容と質問者の行動が酷く矛盾しているからである。人生哲学に他人の助言が必要ないと思っているのなら、なぜ質問者はそれを「教えて! goo」で質問しているのだろうか。己の中で答えが定まっておきながら、質問をする。それは己の考えに懐疑的とはいえない。だったら、己の考えに対して、相手の意見が聞きたいぐらいしか理由はないだろう。つまり議論をしたいのだろうと、俺は思った。

 では、なぜ質問者を「捻くれている」と思ったかだが、まず一つに、質問者は「教えて! goo」という舞台を議論の場に選んでいる。そもそも、「教えて! goo」は議論の場ではない。ましてや、それを意図してやろうなど言語道断である。「教えて! goo」は、あくまで質問をして、それを回答者が回答するというコンテンツである。それに忠実であるべきだとまでは言わないが、本来のコンテンツ目的を無視して、そのようなことを当たり前のようにやろうとするのはいかがなものか。議論をしたいのなら、もっとふさわしいコンテンツがあるにも関わらず、わざわざ「教えて! goo」でやろうとしている。それが、リンク先の質問者が捻くれていると俺が思った理由だ。

 批判や議論で勝つ際、己のテリトリーを守れることは非常に有利となる。「教えて! goo」という舞台は質問者の質問、或いは質問者が常に主役である(一つの質問に置いて)。さらにその舞台は主役である質問者が選ぶことができる。つまり、あらかじめ己のテリトリーを守れる状態にいることが可能だということだ。これだけでも議論になった際、有利なことこの上ない。だが、これだけでは所詮有利でしかない。

 あらかじめ己のテリトリーを守れるという状況において必要な質問は、「自分の意見」ではなく、あくまで「一つの議題を提示する」ことだ。つまりカウンターを予め用意しておくということだ。反論してくる部分が分かっているのなら、その反論を否定する材料もあらかじめ用意できる。文体やアプローチの仕方が変わっていても、反論をすることが予想範囲内であるのなら何も変わらない、反論してきた部分だけに反応して批判すればいいのだ。

 もう一つに、そもそも概念や価値観で物事を語る哲学の場合は、反論を非常にしやすいのだ。概念や価値観寄りの主題なら、当然相手も概念や価値観を利用して戦ってくる。そしたら、相手と違う概念と価値観を利用すれば、それだけで反論の材料の一つとして成り立つ。これらが己のテリトリーが有利である主な理由である。

・提示した質問(議題)に関するあらゆる批判に、反論できる言葉をある程度用意しておく。
・概念や価値観頼りの言葉がある場合は、それと違う概念や価値観を提示する。
・文章やアプローチの方法、悪意を乗せた文章は無視し、基本上記二つの方法で相手の批判に反論する。
・真意は語らない。「自分の意見」ではなく、あくまで「一つの議題」として提示する。
・底の浅さを見破られないようにする。そのためには事実誤認は絶対に避け、あくまで批判してくる相手より高みにいること。
・最初に投下した火種には黙して語らない。

今挙げたことを心がければ、そうそう「教えて! goo」で議論をして打ち負けることはない。でも、そんなことをして楽しいのかは知らないし、俺自身は実践する気にもならない。リンク先の質問者の趣味嗜好を批難するつもりはないが、あまり良い趣味とは思えない。さらに何度も言うが、「教えて! goo」は議論を目的とする場ではない。そういうことは違うところでやってほしい。つまり、俺がいいたいのは、上記に挙げたような方法で質問をしている質問者は、相手にしない方がいいということだ。これは俺流、「教えて! goo」の回答術。で書いた「相手にしない方がいい質問者」そのものだからだ。

俺は自己満足で回答をしていると書いたことがあるが、相手の自己満足に付き合いたいわけじゃない。

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