さくら・ことのは~川柳の部屋

言の葉はこだまことだまものおもひ…さくらのつれづれ、五七五の部屋へようこそ。

川柳すずか 280号(29年4月号)掲載句

2017-04-15 | 川柳すずか

<すずか路>

 正直さいつも誰かを傷つける
      
 無謀さと勇気区別がつきにくい
      
 矢印にいつも逆らうあまのじゃく
      
 ゆく風に今を生きよとさとされる
      
 見渡せばこんなにもある春のいろ


<小休止 前月号より推薦句> 

 咲き残る花よおまえもさびしかろ (西野 恵子 選)

 
<課題句>

「悔しい」 (橋倉 久美子 選)

 練習のとおりにいかぬあがり症

 
「点」 (共選)

 点描のひとつひとつに意味がある (北田 のりこ 選)

 点のあるなしで変わってしまう文字 (圦山 繁 選)


「自由吟」 (青砥 たかこ 選)

 らくがきの絵にある才能のつぼみ

 裕福じゃないがおいしく食べている

 
<誌上互選> 「眠る」

 眠らせておくほうがいい宝箱 (2点)

 生ききればあとはぐっすり眠るだけ (1点)





   
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静岡たかね 2017年4月号・掲載句

2017-04-07 | 静岡たかね

<せんりゅう広場 富岳抄>

「ケアタイム」

  紅梅のいちりん胸に灯をともす

  女子力と癒しをもらうアロマバス

  労わりの気持ちを込めて貼る湿布

  肝臓の機嫌とりつつ今日も酒


<2月句会>

「凍る」 (増田 信一 選)

  凍る木々やさしく溶かす春の息

  不意打ちの訃報に時が凍りつく


「芽吹く」 (渥美 さと子 選)

  手間ひまと愛が要ります芽吹くまで

  人も木も春の音符を奏でだす


「に で始まる句」 (勝又 恭子 選)

  にんげんを休みたい日は深海魚 (天位)
  

「自由吟」(互選)

  毒すこしなめて抵抗力がつく (6票)




      
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第5回卑弥呼の里誌上川柳大会

2017-04-05 | 誌上大会
卑弥呼の里川柳会の「第5回卑弥呼の里誌上川柳大会」
に参加させていただきました。

参加者は北海道から沖縄まで、590名だそうです。

「真」「線」「粒」「息」「影」のお題で、各2句ずつ投句。

選者の先生はすべて女性で5名。敬称略で失礼いたします。

(森中 恵美子・大西 泰世・木本 朱夏・樋口 由紀子・赤松 ますみ)



「影」

 断ち切れぬ影もわたしの一部です (赤松 ますみ 選)



入選できたのは、かろうじてこの1句。

伊万里焼のお湯吞みがほしいなどという、
よこしまな潜在意識がいけないのかしら…

ではなくて。

自分にはつくれない、みなさんのすばらしい句の数々に圧倒されつつ
楽しく読ませていただきました。
ことばの表現には、無限の可能性があるようで
すばらしいですね。




   
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豊橋番傘 平成29年4月号・掲載句

2017-04-05 | 豊橋番傘

<好句往来> (2月号から・新家 完司 選)

 笑わせてなんぼの意地で生きてゆく



   この句、ほんとうは 笑わせてなんぼの「意気で」…と書いて出しましたが、
   近詠句で上記のように掲載されたものです。
   「意地で」のほうが思いがつよく伝わりますが、
   そこまでの度胸を持っていないわたしには、実は「意地で」という表現はできずに
   「意気で」としたのでした。
   「意気で」なら選ばれなかったかな~。
   でも、とりあげていただいて、素直にうれしかったです。

   いつの日か、新家 完司さんとゆっくりお酒をのんでみたいです。
   歌をご一緒していただくのも、ひそかな夢。
   ここで書いたら、ひそかな夢になりませんね…
   読まれたかたは、オフレコで♪


<推せん句> (2月号近詠より・鈴木 順子 選)

 あたらしい風を迎える窓を拭く

 
<近詠>

 ゲームなら押してしまいそうなボタン
    
 指示なしで動けぬヒトのロボット化
    
 足りぬのは一歩踏みだす勇気だけ
    
 人なかにいてこそ光りだす個性


<課題句>

「逃げる」 (小松 くみ子 選)

 自分から逃げても道はひらけない

 また酒に逃げております今日の憂さ         


「味方」 (郡山 弘子 選)

 ほんとうの味方は陰で支えてる


「はらはら」 (須崎 東山 選)

 ぬくい手に触れて花びらこぼれだす
 



   
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ネット句会3月

2017-04-04 | ネット句会

<鈴鹿インターネット句会>

「黄」 (森山 文切・橋倉 久美子 選)

  菜の花の黄いろ菜の花だけが持つ (森山 文切 選、橋倉 久美子 選・秀3)

  トランプにイエローカード出す準備 (橋倉 久美子 選) 


<豊前境川柳会>

「粋」

  粋がってみても中身がついてこぬ (諸橋 文男 選、互選31票)

  会見で無粋な問いを投げる記者 (秀坊 選)




遅ればせながら、3月のネット句会での入選句です。



   
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川柳マガジン 2017年4月号・掲載句

2017-04-04 | 川柳マガジン
<川柳マガジン4月号 掲載句>

  人生を煮込んでいますじっくりと 
     (川柳道「滋味」 田中 八洲志 選・佳作)

  八百長の記憶自分はだませない
     (全国誌上大会「八百長」 平井 美智子 選・佳作)

  不意打ちの雨がわたしをひるませる
     (第15期11回 川柳マガジンクラブ誌上句会「ひるむ」 
                 弘兼 秀子 選・六十五秀)
  値段見てひるんでしまう庶民です
     (第15期11回 川柳マガジンクラブ誌上句会「ひるむ」 
                 山本 由宇呆 選・六十五秀)




なにかとバタバタの3月があっというまに過ぎ、
4月1日には、だいだいリートコンサート…
大きな歌の本番をひとつ終えて、すこしホッとしているところです。
やれるだけのことをして本番にのぞんだつもりですが、
なかなか思うようには歌えないのがもどかしいです。

自分は自分のペースでゆくしかないのだからと思いつつも、
お仲間たちのめざましい成長がまぶしすぎるときもあります。

進歩のない自分に萎えそうに、めげそうになる気持ちをなだめ励ますのが
たいへん^^;

ほんとうに、カメの1歩ずつでもの思いで、
ちいさなことを積みかさね、歌いつづけるしかありません。


こちらあたりでも、先日の日曜日の陽気で
桜がいっせいに開きはじめたようです。

ようやくの春を楽しみましょう。




   
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おんがくのある風景

2017-03-21 | 連作

 「おんがくのある風景」 


    調律の音でわたしもろ過される

    まな板の弾むリズムで明ける朝

    いい音が鳴れば料理もできあがり

    聞き飽きた愚痴はBGMにする

    ♭でアンニュイな日もアクセント

    ちがう声寄りそいハモるうつくしさ

    向きあえば譜面もひともうちとける

    じっと聴くやがて浮きだす主旋律

    うつくしい音の余韻で終わる恋

    通奏の愛が低めに鳴りつづく




昨年の第25回鈴鹿市文芸賞の川柳部門に応募した作品です。

思いがけず、優秀賞をいただきました。

最優秀賞、奨励賞を受けられたのも「川柳すずか」のお仲間で、
それもうれしいことでした。

ただ、みんな県外在住で、あわや授賞式に川柳部門の者が不在!?
となりかねないところでした。

最優秀賞のりゑさんが出てくださり、よかったです。
式に華をそえてくださったことでしょう。




   
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川柳すずか 279号(29年3月号)掲載句

2017-03-13 | 川柳すずか

<すずか路>

 のぼるよりたいへんなのは下る坂
      
 角ひとつ曲がる世界を変えるため
      
 知恵の輪がひとつほどけてひらく道
      
 後始末きれいに閉じた父の店
      
 咲き残る花よおまえもさびしかろ


<すずか路 前号鑑賞> (278号から・岡本 恵)

 ありがたくもこわいこんなに効く薬


<課題句>

「連続」 (青砥 たかこ 選)

 連続で聴いて覚える好きな歌

 
「外す・外れる」 (共選)

 ネクタイを外してパパの顔になる (川喜多 正道 選)

 おねだりに外しちゃならぬタイミング (鈴木 裕子 選)


「自由吟」 (吉崎 柳歩 選)

 びくびくと春の使者待つ花粉症

 
<誌上互選> 「冷える・冷やす」

 喧嘩する相手もいない部屋の冷え (6点)

 空気冷えひび割れだした愛ひとつ (1点)


<ポストイン・各誌から>

 踊らなきゃ魔法が切れる時間まで (川柳たかね)





毎年この時期になると、そろそろかな~とそわそわしてきます。

ご近所の沈丁花が花を咲かせ、香りはじめました。
春だよと、その姿でよりも香りで知らせてくれるような、
奥ゆかしいこの花が好きです。

そのすぐお隣りには、大きなミモザの木。

蝋梅、菜の花、ミモザ…
これからはパンジーやチューリップも。

春の黄色は目にあざやかで、冬眠状態の気持ちをめざめさせ、
元気をくれるようです。

花屋さんも、色とりどりのお花が並びはじめますね。




   
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川柳信濃川新春誌上大会

2017-03-13 | 誌上大会

「あい」

  合鍵も時々さびを落とさねば 

   (相田 柳峰・願法 みつる・みよし すみこ 選)





   
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豊橋番傘 平成29年3月号・掲載句

2017-03-08 | 豊橋番傘

<近詠>

 売れそうにない犬だったうちの犬
    
 これもまたご縁わがやに来たこいぬ
    
 うちに来てしあわせかいと犬に聞く
    
 いてくれるだけで安らぐぬくい犬


<課題句>

「洗う」 (戸沢 ほたる 選)

 丸洗いしたい地球の放射能         


「予約」 (小田 善作 選)

 晴れやかな気持ちで予約席につく


「ぼんやり」 (水野 奈江子 選)

 おぼろげな記憶をたどる酔いのあと


<各・地・句・報>  森口 美羽 抄

 ひとことがあれば傾く恋なのに
 



   
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