【里山レポ】広島県・芸北高原で見つけた夏の渡り鳥「ブッポウソウ」
東南アジアから渡来したブッポウソウも繁殖を始めています。
ブッポウソウという鳥がいる!?
禅ライフ https://ameblo.jp/gen-maru/entry-11746957489.html
こんにちは!
今日はお彼岸の中日です(^O^)/
中日ドラゴンズの中日ではなく
お彼岸のど真ん中のナカビという意味での
チュウニチです
はい
失礼いたしました
みなさま
ご先祖さまを大切に
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というわけで今回のテーマは
ブッポウソウという鳥がいる
です
テレビのクイズ番組で知ったのですが
なんとこんな名前の鳥が存在するそうです
少なからず仏教をかじっている人ならば
この名前に喰いつかない人はいないはずです
名前がブッポウソウだなんて
なんともありがたそうな鳥なわけです
(ブッポウソウ wikipediaより抜粋)
しかもこの鳥の名前の由来が素敵です
なんと人の勘違いから
この名前がつけられたとのことでした
どうやら初めはブッポウソウと鳴くから
この鳥にその名前がついたそうですが
なんと実はこれはコノハズクという
別の鳥が鳴いていたものだったそうです
要するにブッポウソウは
ブッポウソウとは鳴かないのに
ブッポウソウと呼ばれているのであります
ブッポウソウ恐るべし
しかもなんとこのブッポウソウという鳥の真の鳴き声は
ゲッ、ゲッ、ゲッ
至って普通の鳴き声です
というかどちらかというと
地味であまり人が振り向いてくれなそうな鳴き声です
ゲッゲッゲッと鳴く鳥がブッポウソウ
なんともラッキーバードです
ちなみに実際にブッポウソウと鳴くコノハズクは
フクロウ科の鳥であるため
夜にブッポウソウと鳴くそうです
夜に鳴いていたために
今のブッポウソウが鳴いていたと勘違いされていたそうですが
実際にブッポウソウがこのように鳴かないので
その主がどの鳥なのかは長年謎とされていたそうです
そしてひょんなことからその主が
コノハズクという鳥だと発見され
ブッポウソウが実はブッポウソウと鳴く鳥ではないことが
判明したとのことでした
(コノハズク wikipediaより抜粋)
ブッポウソウと鳴くと思われて
名前までそのように付けられた鳥が
実はゲッ、ゲッとしか鳴かないといのが
とても可笑しく
またそんなところが仏教の教えらしくて
今回紹介させていただきました
ありがたいと思っていたものが
実は大したものではなく
大したものではないと思っていたものが
実は大切なものであるというのは
禅の問答にもよく登場する教えであります
それにしてもこのブッポウソウという鳥は
勘違いからありがたい名前をもっているわけですが
当の鳥本人は良い迷惑に思っているかもしれませんし
その気持ちを伺ってみたいものです
それにしてもここで注目すべきは
ブッポウソウと鳴く声によくぞ気付いた
というところにあるのではないでしょうか
もし異国の言葉の他宗教の地であったら
ブッポウソウがブッポウソウと鳴いていても
ブッポウソウとは聞きとってくれなかったかもしれません
これにはやはり日本に
ブッポウソウ=仏法僧の仏教の教えが
根付いていたからではないでしょうか
『仏法僧(ぶっぽうそう)』いう言葉を知らないところから
いきなりブッポウソウと鳴いた
と発見できるとは思えません
ちなみに仏法僧とは
仏は仏陀=悟った人
法はその教え
僧は僧侶ではなくその教団組織のことを指します
そしてこの三つをまとめて
三つの宝として三宝(さんぽう)
とも呼ばれています
人は何かと三つや四つのククリが好きですが
仏教にもこういったたくさんのククリがあり
この三宝は仏教の最も根本的なものとして大切にされています
あの聖徳太子の示した十七条憲法において
第二番目に書かれているのが
篤く三宝を敬え
というものであります
ちなみに第一番目は有名な
和をもって貴しとなす
でありますが
この一番目同様に日本において
聖徳太子の目指した教えが生きている証拠に
このブッポウソウの鳥の名前と由来から
確かめることができるように思います
ブッポウソウという鳥を
まだ実際に見たこともないのですが
ぜひとも一度お巡り合わせになりたいものです
そしてブッポウソウと鳴く声が聞こえたら
コノハズクに向かって思わず
合掌をせずにはいられないことでしょう
日本人の勘違いから生まれた
ブッポウソウとコノハズク
その二羽の鳥の不思議な関係とその由来に
日本の仏教の歴史を感じます
ブッポウソウもコノハズクも
心に安心をもたらしてくれる
とてもありがたい鳥なのかもしれません
良玄合掌
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