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海だけじゃない…中国軍、空も活発 日本の防空識別圏突破の常態化に懸念

2018年02月17日 00時00分03秒 | 政治・拡散記事・報道・海外

海だけじゃない…中国軍、空も活発 日本の防空識別圏突破の常態化に懸念

http://www.sankei.com/premium/news/180215/prm1802150007-n1.html

2018.2.15 01:00

潜水艦による尖閣諸島(沖縄県石垣市)周辺の接続水域侵入で中国海軍の動向に警戒が高まる一方、中国空軍の動きも活発化している。1月29日に中国軍の情報収集機が日本海に進出するなど、昨年11月以降、特異な飛行をして日本の防空識別圏に侵入する中国軍機が相次いでいる。専門家からは、日米両国が確保している制空権を突き崩そうとしているとの危惧の声も上がっている。

 防衛省統合幕僚監部は、昨年の第3四半期(10~12月)に中国軍機が沖縄本土と宮古島間の宮古海峡を通過するなどして防空識別圏に侵入した事例を23件と公表している。中国軍機による特異な飛行は前年の第3四半期より12件増加し、ほぼ倍増となった。23件は11月18日~12月20日の約1カ月間に集中していた。

 いずれも領空侵犯はなかったものの、12月18日には中国軍戦闘機が東シナ海から対馬海峡を通過し、初めて日本海を飛行した。1月29日には、情報収集機が再び日本海に進出し、航空自衛隊の戦闘機などが緊急発進(スクランブル)して対応した。

これらの中国軍機による活動は、昨年10月の中国共産党大会の閉幕以降、特に活発化しているといえる。中国の習近平国家主席(64)は党大会で、今世紀半ばごろまでに「世界一流の軍隊」を建設する長期目標を示しており、中国軍がこれに呼応しているとの見方もある。

 同年12月、中国空軍報道官は、前日に行った訓練について「『繞島(にょうとう)巡航』を実施した」と発言した。「繞島巡航」について「(台湾)島を回る飛行」と報じた現地メディアもあるが、実際は小笠原諸島やグアムなどを結ぶ「第2列島線」の突破に向けた訓練を本格化させたものとみられる。

 中国では、東シナ海や日本海から米軍を排除する「接近阻止・領域拒否」戦略を進めている。中国の太平洋進出には、台湾有事の際の米軍増援阻止の目的もありそうだ。

 日本周辺で中国軍が巡航ミサイルを搭載できる爆撃機を飛行させることについて、渡部悦和元陸将(62)は「中国軍は米軍より長距離作戦を可能にする戦力投射能力が劣る。これを克服するため、爆撃機を遠くに飛ばす訓練ではないか」と推測する。

ジャーナリストで、日本沖縄政策研究フォーラム理事長の仲村覚氏は「日本政府が中国軍の動きを合法として何もしなければ、中国軍機が日本列島を一周する訓練を行うことは間違いない」と警鐘を鳴らす。

 中国機による日本の防空識別圏侵入について、外務省の担当者は「国際法上直ちに問題になるものではなく、一つ一つに抗議はしていない」と説明する。しかし、仲村氏は「気づいたら中国が日本全土を爆撃できる態勢を整えていることになりかねない。そうならないために、政府は防空識別圏の侵入にも抗議すべきだ」と強調した。

 鳩山由紀夫元首相(71)は2月8日、米東部ニュージャージー州のプリンストン大で講演し、約2カ月前に行った習氏との会談で「中国は平和的な外交政策を行う。とくに周辺国とは仲良くする」と習氏が語ったことを明らかにした。しかし、中国軍が日本の空や海で繰り返している行動は、習氏が主張する「平和的な外交政策」という言葉からはかけ離れたものばかりだ。

核・ミサイル開発を続ける北朝鮮の脅威ばかりが注目されているが、日本の防空識別圏への侵入を繰り返す中国の脅威にも、政府は本腰を入れて注視すべきではないだろうか。 (政治部 今仲信博)

防空識別圏 領空侵犯に備えるため、各国・地域が領空の外側に設定した空域。戦闘機による緊急発進(スクランブル)をするかどうかの基準となる。それぞれ国内法で独自に定めているだけで国際法上の規定はなく、各国の管轄権が認められるわけではない。中国は2013年11月、朝鮮半島の南側から台湾の北側まで日本の南西諸島に沿うように防空識別圏を設定した。尖閣諸島付近を含み、既に設けられていた日本の防空識別圏と重なり合っている。


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