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正恩氏標的、トマホークなど約1700発!米空母2隻「開戦」態勢、在韓米国人避難が重大サイン 2017.05.22

2017年05月23日 00時00分00秒 | 政治・拡散記事・報道・海外

 

正恩氏標的、トマホークなど約1700発!米空母2隻「開戦」態勢、在韓米国人避難が重大サイン

2017.05.22http://www.zakzak.co.jp/society/foreign/news/20170522/frn1705221100002-n1.htm

2つの船影は総攻撃へのサインか-。朝鮮半島近海に原子力空母「カール・ビンソン」を展開している米軍が、原子力空母「ロナルド・レーガン」も派遣。2隻態勢が整えば、金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の拠点を含む北朝鮮国内の1200カ所が巡航ミサイル「トマホーク」など約1700発の攻撃対象となる。

 ロナルド・レーガンが横須賀基地を出港したのは、北朝鮮が弾道ミサイルを発射した2日後の16日。第5空母打撃群と合流し、近くカール・ビンソンを中心とする第1空母打撃群と任務を交代する予定とされるが、当面は朝鮮半島周辺海域で、2隻同時に演習を実施するとみられる。

 聯合ニュースは19日、来月初めに韓米両軍が、米原子力空母2隻と韓国海軍による合同訓練を行う方向で協議していると報じた。記事では、韓国政府消息筋が「先月(4月)末に整備を終えたロナルド・レーガンは、5月の1カ月間装備のテストを行った後で東海(日本海)に移動する」と説明したことを紹介した。

 「通常、米軍が開戦する場合、『空母2隻態勢』をとる」。4月時点でそう話していた軍事ジャーナリストの世良光弘氏は、次のように解説する。

 「ロナルド・レーガンが加わることで、米軍は艦からのトマホーク発射や、艦載機『FA18ホーネット』による精密誘導爆弾の投下など、1回目の攻撃だけで1700発程度の爆弾を使用できるようになる。すでに米軍は攻撃すべき北朝鮮国内の1200カ所もの拠点を特定している」 米軍は4月、地中海東部に展開する駆逐艦から59発のトマホークをシリアに向け発射し、アサド政権の空軍基地を攻撃した。ロナルド・レーガンとカール・ビンソンの合流は、その30倍近い規模の第1次攻撃が可能になったことを意味する。

 韓国メディアによると、在韓米軍は6月、韓国に滞在する米国人を海外に避難させる訓練を実施する。訓練は昨年も行われたが、米国がレッドラインに設定した「6回目の核実験」実施の緊張も高まっているため、今回はより実践的なものになるとみられている。

 世良氏は「北朝鮮の核をめぐる1994年の米朝枠組み合意の前に緊張が増した際には、実際に在韓米国人の避難が行われた。実際に米国人の避難が始まったならば開戦に向けた重大なサインとみるべきだろう」と指摘する。

 ジェームズ・マティス米国防長官は19日の記者会見で、北朝鮮への軍事力行使について「信じられないほどの規模の悲劇」をもたらすと述べ、外交手段による打開を求めていく考えを示した。だが、米国が軍事オプションを選択する可能性も決して否定はできない。

 ドナルド・トランプ米政権は一連の「ロシアゲート」疑惑に揺れている。このため、支持率を高める効果もある国外での軍事行動に対してハードルが下がっている事情もあるのだ。

 空母2隻態勢が整う中、朝鮮半島の緊張感はさらに高まった。


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