2017年5月24日、韓国・ソウル駅前の歩行者専用道路「ソウル路7017」オープンに合わせて展示され、「臭そう」などと波紋を呼んでいた大型モニュメント「シューズツリー」が、雨に打たれてさらなる論争を巻き起こしている。韓国・MBCが伝えた。
1億ウォン(約1000万円)の費用をかけ、捨てられた3万足の靴で造られた高さ17メートル・長さ100メートルの「シューズツリー」。展示前から「気持ち悪い」「これが芸術だ」など意見が割れていたが、23日の雨の影響を受け、市民からは臭いや汚染を懸念する声が上がっている。取材に答えた市民からは「汚れた靴のあの独特の悪臭がする」「雨で靴が腐ったらどうなるの?」などの声が聞かれた。
一方、同モニュメント制作に才能寄付(公共の利益のために自身の才能や知識を無料で提供すること)した環境美術家のファン・ジヘ氏は、「都心の中で失われた価値に対する回復であり、究極的には自然性に対する回復に狙いを定めている」と話している。
また、市民らの懸念を受けた市は、香りがする植物や脱臭剤のようなものを散布し対応しているという。市は今月28日までとしていた展示期間の延長も検討しているが、作品をめぐる波紋は簡単に収まりそうにない。
展示前から辛口コメントが多かった韓国のネットユーザーたち。今回も「情けない公務員のやつらめ。ごみの山に1億ウォンも使いやがって」「マジでこれはない。韓国にはまだまだ貧しい子どもたちやお年寄りがいるじゃないか。お金の使い道をしっかり考えて」と手厳しい。
「前代未聞の干からびたモニュメント」「美術というよりただの迷惑」「意図は良かったかもしれないけど、その靴をアフリカの子どもたちに寄付した方がよほど価値があったはず」といった声も。
さらに市の対応策について「消臭剤をまくって?正気なの?」「そんなことしたら、悪臭+脱臭剤で地獄だ」と異議を唱えるコメントや、「市長の家に捨ててきて!」「市がやったんだから、市長が何とかしてね」と朴元淳(パク・ウォンスン)市長の責任を問う声も上がった。(翻訳・編集/松村)
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