アイム・ファイン・スポーツ(IFS)

■ スポーツ教育の見直しと、終活の研究
  ✾人はスポーツでできている。
  ✾人は元気に死ぬべきである。 

広告

※このエリアは、60日間投稿が無い場合に表示されます。記事を投稿すると、表示されなくなります。

✾ 第4講  アマチュアリズムの構図

2016年12月27日 10時57分52秒 | ピンピンコロリ

 

 

  第4講 『アマチュアリズムの構図』


 今日はアマチュアリズムについて考えてみようと思います。

 アマチュアリズムといっても、二つの柱があります。

 一つは、スポーツへの参加資格要件です。

 もう一つはスポーツ観の問題です。


 クーベルタンらの努力で、英国の貴族文化である「スポーツ」

を柱とする近代オリンピックが創始されましたが、「スポーツ」

の骨格を成していたのがアマチュアリズムです。

 『スポーツ』とは、貴族としての品格と覚悟を学ぶための文化で

あり、そうした貴族社会の健全な交流方法としても活用されたの

が「スポーツ」だったのです。


 すなわち、アマチュアリズムとは、騎士道精神としての強さ

と品格をもって運動競技を楽しむ文化だったと言えるでしょう。

 貴族の要件は、基本的には政治法律エリートとしての教育と

資産と経済力、そして軍事的鍛錬だったと言えるのではないで

しょうか。

 したがって、「スポーツ」の国際大会である近代オリンピックの

出場資格も、対価を得てスポーツに関わる職業人でないことが

参加条件でした。

 これをアマチュア規定と言います。





 このように、アマチュアリズムには、身分制差別観が根底にあ

るということが問題なのです。

 現代では人権尊重の観念として、不合理な差別を禁止すると

いうルールが共通の人権法として認められています。

 また、国際競技として拡大する時、対価を得ないでスポーツ

に集中できる人はごく少数に限られます。


 スポーツ教師であっても、スポーツ公務員であっても、アマ

チュアではありませんから参加できないとなれば、到底、オリ

ンピックは維持できません。

 そこで、アマチュア規定は撤回されています。

 スポーツにおける身分制の廃止だといえます。


 しかし、職業としてのスポーツは、勝敗によって序列がつけら

れ、その地位を安堵されるという勝利至上主義が共通のルー

ルのようになりました。

 結果、勝利至上主義という弊害が蔓延し、スポーツの品格が

失われる傾向が問題となっているのです。

 その象徴的な弊害がドーピング問題です。


 こうした状況が投げかけている問題提起は、アマチュアリズ

ムの原点に返るべきではないのかということです。

 もちろん、スポーツにおける身分制差別の復活ではありませ

ん。

 品格を持った運動競技文化としての精神です。


 品格とは、教養と騎士道精神をもった鍛錬された人格です。

 かといって、経済的自立・独立無くして品格を身に着けること

は困難です。

 そこが問題なのです。





 確かに、身分制がなくなったことは多くの人がスポーツに参加

する自由を得たのですから素晴らしい進歩です。

 しかし、身分制がなくなったことで、みなが野蛮で無教養な博打

打ちのような運動競技者に堕してしまうのでは、まさに堕落です。


 身分制廃止の意味は、生まれによらず、努力によって皆が高貴

な身分になれるということを意味しています。

 みなが大衆化するということであってはならないのです。


 アマチュアリズムの原点にかえれば、スポーツマンは競技が強

いと言うだけではだめなのであって、尊敬されるに値する経済的

に自立と教養そして、高度の競技力を身に着けることが求められ

ていると言えます。


 今の体育教育は、そのような内容にはなっていません。

 アスリート育成も、そのようになっていません。

 大いに反省されるべきことだと思います。


 アマチュアリズムの身分制は不合理な差別として廃止された

が、その基本精神にある高貴なる精神を失ってはならないの

です。


 フェアプレイの精神、スポーツマンシップという基本精神は、

高貴なる精神として理解する必要があります。

 そこに、教育責任があります。

 

IFS(I'm Faine Sport) 

J.D.SonoDa

 

 

 

 

 




ジャンル:
スポーツ
コメント   この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« ✾ 第3講  『スポーツの起... | トップ | ✾ 第5講  文武両道のスポ... »
最近の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。

あわせて読む

トラックバック

この記事のトラックバック  Ping-URL
ブログ作成者から承認されるまでトラックバックは反映されません。