アイム・ファイン・スポーツ(IFS)

■ スポーツ教育の見直しと、終活の研究
  ✾人はスポーツでできている。
  ✾人は元気に死ぬべきである。 

✾ 第13講  「近代スポーツ」とは、スポーツの大衆化と国際化である

2017年04月18日 18時27分10秒 | ピンピンコロリ



スポーツ学講義13

 『近代スポーツの特色~ 大衆化と国際化』

 

1. 近代スポーツは、クーベルタンの創始した近代オリンピックに

始まり、その発展普及と共に世界に広がった運動競技文化と考え

られます。

 そのモデルとして標準化されたのが教育的価値に優れた英国の

「スポーツ」でした。

 もちろん、他国にはそこに個性的な運動文化があり、人々に楽し

まれてきましたが、共通の舞台の主役となったのは「スポーツ」でし

た。

 

2. 英国のスポーツは、リーダーに相応しい教育としての成果を上

げていました。

 オリンピズムと言われる近代スポーツの精神は、騎士道精神(ノ

ブレス・オブリージュ)と言うべきものを原型としています。

 そこには二つの意味があります。

 一つは、参加資格において、財産と教養を兼ね備えた貴族である

こと、もう一つはフェアプレイの精神、即ち、礼儀正しく、正々堂々と

戦う騎士道精神です。

 

3. しかし、近代スポーツはクーベルタンのスポーツから始まっても、

もはや異質のものになりました。

 国際化した時点で、英国貴族型文化としてのスポーツは大衆化せ

ざるを得なくなったからです。

 すなわち、現代にいたるスポーツは、国際化、大衆化という形で発

展したと言えます。


4. さらに、スポーツを発展させたのは商業化の流れです。

 商業化とは、金もうけ主義という悪いイメージで語られることが多

いかもしれませんが、メディア化したということです。

 ロサンゼルスオリンピック以来、放送権の販売が大成功し、潤沢

な資金を得ることができました。

 メディア型商品となることで、見るスポーツとしてマーケットを拡大

し、産業としても発展することができたと言えます。


5. 確かに、スポーツが拡大発展し、さらに商業化(メディア化)した

ことでさらに産業として発展できた反面、ドーピング問題に象徴され

るように、勝利至上主義の弊害が深刻になっています。

 大衆化したことで、精神性のレベルが落ちたと言えます。

 だからと言って、産業としての発展を止めるべきだとは考えないで

しょう。

 どうしたら、精神性を上げ、文化としての美意識や教育性を高める

ことができるかということを考える必要があります。


6. 文化としての質を上げる方法は、教育しかありません。

 大衆化するとなぜ文化としての質が下がるかと言うと、大衆とは貧

しく、教育が行き届いていない人々に他なりません。

 大衆の精神的教育レベルを上げるほかないのです。

 しかし、日本では一般的に宗教教育が禁止されており、道徳教育

も根拠を失って形骸化しています。

 アジア諸国、南米、アフリカなどの旧植民地では食うこともままな

らない貧しさの中にあります。

 貧乏だから教育に力を入れようと言う日本の歴史は珍しいことで

した。

 経済が先か、教育が先かというと、教育が先なのです。


7. これからスポーツが存続し、文化としての高みを目指すため

には、スポーツのフェアネスないし高貴なる精神を回復することが

欠かせません。

 そのためには、精神教育が大切です。

 メディア型スポーツとしての発展を商業主義として悪く言っても仕

方ありません。

 儲かること自体は悪いことではありません。

 問題は、勝敗を越えたスポーツの魅力を理解することではないで

しょうか。

 そのために、メディアにも教育的役割があるでしょう。

 スポーツ文化を風俗化させるわけにはゆきませんから。

 

8. 最後に、スポーツ産業の発展のためには何が必要かという問

題があります。

 2020年に東京オリンピックを控え、大型投資の是非が問われて

いますが、スポーツ産業の発展は、避けては通れない責任と言うべ

きです。

 しかし、どうしたらよいのか、わからないでいるのが現状です。

 プロスポーツでも、欧米の十分の一以下の規模しかありません。

 最大の原因は、マーケットが小さいからです。

 日本だけでスポーツ産業を考えても、人口規模が十分の一程度

ですから、欧米並みの収益を上げることは無理でしょう。

 対策は、マーケットを十倍に拡大することです。

 すなわち、人口規模を10倍にすることです。

 方法は、アジアのスポーツマーケットを育て、拡大することです。

 もう一つは、アジアマーケットをネットワークするメディアを構築する

ことです。

 日本が主導して、アジアスポーツマーケットを構築することで、ス

ポーツ産業は大発展することができます。

 あとは、大衆化に対する教育を優先しながら、経済的発展をアジ

ア規模で強化することが大切です。

 

IFS(I'm Faine Sport) 

J.D.SonoDa


 

 

 

 

 

 

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