今日も今日とて我が道を行く。

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名は未だ無く

2006年05月28日 | おぼろげな現実
「おっ?」

友人の樹との帰宅途中、前々から探していた文庫本が書店の店頭に
ディスプレイされているのが目に入った。
はっきり言おう。表紙を見ただけで変人だと思われるような本だ。
「死霊秘法」「ESPの全て」「人を陥れる100の方法」「図解 関節技」「キナの旅」etc・・・・・
とまぁ主に怪しげな書物、又は『オタク』と後ろ指を指されるような本を
俺は好んで読んでいるわけだが・・・・
まさに後者に当てはまる本があった訳で
しかも3週間は探した代物な訳で
「ぁ~・・・・樹」
「んぁ?何?」
「いや、急用出来たから先帰ってくれねーか?」
俺は携帯のメールを見てるフリをして、それらしく理由をでっちあげた。
「お?彼女からの連絡か?・・・・って、それは無いか」
大口を開けて笑いやがった。
バレンタインの時には、登校時から下校時までチョコを受け取った結果、
累計100を超えたという、何とも妬ましい事件を起こすこの友人を
一発殴ろうかと思ったが、早く件の本を読みたかったため
その気持ちはぐっと心の闇に押し留めた。
「んじゃー、また明日な」
「ん。じゃな。」
俺は適当に別れの言葉をかわし、今まで歩いた道をUターンした。


「さて・・・確かさっきの本屋は2つ目だったよな」

くだらないことを確認しているように見えるが、なにしろこのあたりは本屋が乱立しており、建物自体の入れ替わりも激しい。ゆえに、一週間前に建った本屋が今日
潰れてる・・・なんてことは日常茶飯事だった。
・・・っと、こんなこと考えている暇は無かったな。
俺は件の本屋を目指し、足早に歩を進めた。











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……これは一体なんでしょうか?(聞くな